
月末の日曜日の夜,酷使しているMacBook Pro Retina 15-inch Late2013が突然フリーズ。めったにしない再起動をしたら(普段使わないときはスリープさせるだけ),起動しなくなってしまった。macOS復元から起動してディスクの修復を試みるが,起動時のエラー音すらない。お手上げだ。
よく見ると,バッテリーが異様に膨張してケースが膨らんでいる。確か2012年以前はバッテリー膨張が無償修理だったが,今は違うはず。トホホ。
平日は休めないが,ちょうど金曜日が謎の休日だったため,アップルストア銀座のGenius Barに持ち込んだ。

Genius Barが提案した解決策は,バッテリートップケースの交換で19,800円。キーボードのついたトップケースとバッテリーが一体化しているため,トップケース丸ごと交換となるらしい。
キーボードがヘタっていて,しかもUS配列キーボードなので気楽に修理できないし,それも一緒に直るなら安すぎるぐらいだ。もともと7万円ぐらいは覚悟していたし,10万円を軽く越えるようなら6月のWWDC2017で新しく発表されるであろう新型のMacBook Proに買い換えることも考えていたほどである。
さらに,このへんがGenius Barのいいところなのだが,ジーニアスがRetinaディスプレイの片隅にわずかなコーティング剥がれ(持ち主の私が気にしていなかったレベル)を発見し,既に発表されている無償修理・交換プログラムを適用してくれることになった。
過去には,iPodの不具合をGenius Barに見てもらいにいったら,ヘッドホンのケーブルが気にしないレベルでヨレヨレになっていることにジーニアスが気づき,その場でヘッドホンを交換してくれたこともある。
こういうサービスを経験してしまうと,Apple製品をまた使い続けたくなる(Appleにもいろいろ不満は多いけどね)。

というわけで,目に見えるところはほとんど交換となり,一週間後,どこから見ても新品のようになったMacBook Proとご対面。
実は修理中にSSDにも不具合が見つかり,SSDも新品と交換になっている。修理途中で電話が掛かってきて,SSD交換に約7万円かかるけど修理を進めていいかとの確認があり,1TBの内蔵SSDが7万円で済むならしかたがないとあきらめていたのだが,Genius Barの対応でSSD交換も無償ということになった。まるで狐につままれたような嬉しさ。
約2万円の出費で,ほぼ新品と言っていいMacBook Proが戻ってきた。


これが今回の修理確認表である。AppleCareには入っていない(iPhoneは入っているけど)。
Flash Storage 1TB ¥103,000 → ¥0
一律料金2修理 MBP15 ¥65,900 → ¥0
Top Case with Battery ¥19,800
Display Assembly ¥68,200 → ¥0
ハードウェア修理の技術費 ¥9,300 → ¥0
消費税 ¥1,584
合計 ¥21,384
全部丸ごと有償だったら20万円超え,たぶん新しく発表されるはずの新MacBook Proを買うことになってたと思う。ハードウェア修理の技術費がなぜ0円になるのかよくわからないが,安くなることに文句を言う人はいない。

新しくなって戻ってきたMacBook Proを背負い,足取りも軽く銀座の街へ。
SSDが新品になって中身もまっさらになってしまったが,Time Machineを使っているから帰宅したらCommandキー+「R」を押しながら復元システムを起動して,「Time Machineバックアップから復元」を選択するだけで,故障前の状態に戻る。楽ちんすぎる。これもMacを使い続ける理由だ。
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