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2016年5月19日

東武東上線中板橋駅付近の脱線事故

 東武東上線が脱線 一部で運転再開の見通し立たず(2016年5月18日 朝日新聞)

 18日午後0時16分ごろ、東京都板橋区の東武東上線の中板橋―大山駅間で、成増発池袋行き上り普通電車(10両編成)が脱線した。東武鉄道が詳しい原因を調べている。同社によると、乗客にけが人はいないという。

 電車は6両目の後方が右側に脱線し、急停車した。乗客は事故現場で線路に降ろしたという。この事故の影響で、同線は午後7時現在、池袋―上板橋駅間の上下線で運転を見合わせており、再開の見通しもたっていない。

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〔東武東上線普通池袋行き(2003年1月29日撮影)〕

 事故の映像を見ると,池袋行きの上り普通電車が中板橋駅のホームを出てすぐに渡る踏切の手前,駅の構内で急行線と緩行線が合流するポイントの前後で脱線したようである。踏切の手前であるから,道路上にある何らかの異物が原因になったものではなさそうだ。

 ポイントの異常か,台車の異常か,のり上がり脱線か,競合脱線か,詳しい調査結果が待たれる。

 踏切で立ち往生した自動車に衝突したり,崩落した土砂に突っ込んで脱線した事故ではない点,低速運転をしているときに発生している点,先頭車両ではなく中間車両が脱線している点で,2014年6月19日に小田急線相模大野駅構内で回送電車が脱線した事故と類似しているようにも見える。

 この相模大野駅構内での脱線事故は,しばらく原因が不明のままになっていて,のり上がり脱線の可能性が高いと言われていた(ぼんやりしていたので最終報告書は見ていない)。

 かつてのような明確な不具合による事故や,高速走行時の飛び上がり脱線事故は減っているはずだ。
 しかし,車体の大幅な軽量化や低剛性化,乗り心地改善のための台車の改良が進んだことによって,逆に原因が把握しにくいのり上がり脱線や競合脱線が増えていくのだとしたら,それはちょっと由々しい事態かもしれない

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〔東武東上線急行池袋行き(2003年1月29日撮影)〕

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