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2016年5月25日

Nikon D5 の DxOMark センサースコア公開

D5dxomark88

 ニコンの新たなフラッグシップカメラD5が3月26日に発売されてから2か月が経ち,DxOMarkのセンサースコアがなかなか公開されずにヤキモキする声もあがっていたが,本日データとレビュー記事がとうとう公開された。

 DxOMarkセンサースコアのOverall Scoreは88で,D4/D4sの89を下回る残念な結果となった。ランキングに掲載されているカメラ(スコアが100を越えていると言われるRED Epic DragonやPENTAX 645Zは掲載されていない)の中では,D3Xに次いで22位であり,D800EどころかD600やD750をも下回っている。

 この数値は,dpreviewのダイナミックレンジのテスト記事で報告された「D5の低感度のダイナミックレンジはニコンのフルサイズ機で最も狭い」という信じがたい内容とも整合する。
 常用感度ISO102400,増感でISO3280000相当という最も高感度での撮影が可能になったことがウリのD5だったが,意外な弱点が見えてきたようだ。もちろん,プロカメラマンが必要とするAF/AE追従での約12コマ/秒という高速連続撮影能力や,ボディの堅牢性や操作性について否定するものではない。

 私はずっと町並みの写真を撮り続けていて,空の雲は白とびせず,日陰は黒つぶれしないこと,つまりダイナミックレンジの広さを重要視している。DxOMarkのLandscape (Dynamic Range) の値がもっとも気になるポイントになるのだが,D5は12.3Evsという低い数値になってしまったことに衝撃を受けた。

 高感度に強いカメラだからといって,ダイナミックレンジが広いわけではないのだ。

 最高ISO感度409600という高感度性能をウリにして登場したSONYのα7Sを使っていて,ダイナミックレンジの狭さを痛切に感じることから,それに薄々と気づいた。高感度に強いとは思われていないD800EやK-5 IIsよりも,α7Sのほうが白とび・黒つぶれしやすいのである。

 私が現在,主に使用しているカメラは次の通りである。DxOMarkセンサースコアと一緒に列挙し,D5のセンサースコアを比較してみる。

・Nikon D800E : DxOMark 96, Portrait 25.6, Landscape 14.3, Sports 2979
・PENTAX K-5 IIs : DxOMark 82, Portrait 23.9, Landscape 14.1, Sports 1208
・SONY α7S : DxOMark 87, Portrait 23.9, Landscape 13.2, Sports 3702

→Nikon D5 : DxOMark 88, Portrait 25.1, Landscape 12.3, Sports 2434

 購入した順番に並べてみた。ちょうどこの順番がセンサーのダイナミックレンジの順番になっている。

 銀塩フィルム時代からニコンのカメラはF3HP,F5,D2X,D3,D800Eと購入してきた。ニコンのユーザーの中には奇数派と偶数派がいるという話がある。D2XとD800Eは偶数だが,私は奇数派であると自認している。最近は加齢や病気で体力が衰え,重たいD5を買うことはないだろうと思うが,ちょっと残念なセンサースコアだ。

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