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2016年5月12日

シグマ製レンズとK-1ボディの干渉問題

K1edit

 PENTAX K-1にシグマ製レンズを取り付けたときにK-1のボディにわずかな擦り傷が付くとの声が上がり,シグマから複数のレンズでカメラボディとレンズが干渉することが正式に確認されたことと,当該レンズをK-1では使用しないようにとの注意事項が発表された。

 シグマとしてはレンズ側部品の交換修理で対応する予定で,交換時期などは別途案内がある模様だ。

 ボディについてしまった擦り傷については,シグマが修理することはできない。もちろん,PENTAX(リコーイメージング)としてもどうしようもない。PENTAX純正レンズ以外の他社製レンズをつけても,正常に動作すること自体保証していないし,使用したことによる故障などのトラブルについてPENTAXが補償することはない。

 レンズメーカー製のレンズでは,このようなレンズとボディの干渉だけでなく,新しいカメラボディの発表があるたびにAFやAEが正常に動作しないなどの小さな不具合が発生してしまうことがよくある。実際,シグマレンズをK-1につけたときに,自動クロップの判断が正確に行われないというトラブルも発生している。このようなトラブルは,レンズとボディの間の情報のやり取りを電気信号だけで行い,しかもその情報について正式なライセンス契約を結んでいないシグマとキヤノンの組み合わせでは頻繁に発生している。

 正式な不具合だけでなく,たとえばレンズとボディとの間で正しい情報のやり取りが必要なレンズ補正機能などのように,正しく動作しているかどうかの確認が難しい機能も多い。レンズとボディをPENTAXフォーラムの窓口に持っていって,その場で点検してもらうにしても,見てもらえるのは純正レンズだけだ。

 ほら,あなたが使用しているレンズメーカー製のレンズ,歪曲収差補正は正常に動作していますか? 倍率色収差補正はどうですか? 回折補正は正しく動作していますか?……

 これこそが,私が『純正レンズしか使用しない』理由である。

 レンズメーカー製のレンズがいかに安くて高機能でも私は購入しないし,使用しないというのがポリシーだ。ポリシーを遵守するかどうかは私が決めることなので,MマウントのEPSON R-D1sなどにはコシナVoigtländerのレンズやCanonのLマウントレンズを付けることがあるし,PENTAXのカメラにRICOHのリケノンレンズを付けることもある(あれっ,この場合は純正レンズか?)。

 蛇足だが,ツイッターでこの問題について検索したときに,トラブルの原因が明らかにシグマのレンズ設計にあるにもかかわらず,責任がリコーイメージング側にあるかのようなツイートが多いことに大変驚いた。
 曰く,「K-1の設計ミスだろ(→PENTAXの設計は無関係)」「マウント周辺のレンズ外形を規定していないのか?(→規定があったとしても社外秘になってるはずだから,シグマが知るよしもない)」「ペンタとシグマが協調して設計しろ(→はあ? ライバル会社ですよ)」「この傷,ペンタはどうするんだろ(→他社製レンズを付けたことによる故障は補償しません)」……

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カメラ」カテゴリの記事

コメント

 本トラブルについては,シグマがレンズマウント部の無償部品交換で対応し,カメラ本体に傷をつけてしまった場合は,シグマのカスタマーサポート経由でリコーイメージングにボディの修理を依頼することになったようだ(無償と思われるが,厳密には無償という記述は見られない)。

投稿: 三日画師 | 2016年5月30日 01時17分

こんな情報も
シグマレンズとニコンD500との組み合わせで、露出アンダーになる現象
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1014077.html

投稿: | 2016年8月 7日 01時06分

 サードパーティー製のレンズは,どうしてもこういう不具合が起こりますね。

投稿: 三日画師 | 2016年8月 7日 16時08分

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