着地しかけて再び浮き上がるスキージャンプ
アルペンスキーの滑降とノルディックスキーのジャンプが好きだ。特にスキーフライングが大好きだ。ジャンプの後半で,着地面と平行にぐんぐん距離を伸ばす瞬間にエクスタシーを感じる。
スキージャンプは空中を飛んでいるわけでなく,高いところから落ちているだけだ,という言い方をすることがある。たしかに,どれほど距離を伸ばすジャンプでも低い位置から高く舞い上がるわけではない。
しかし,助走路で得た100km/hという速度から重力によって加速し,着地時には150km/h近くまで高速化することによってジャンパーは大きな浮力を得ることができるため,ジャンプ後半はまさに“空中を飛ぶ”状態となる。
次のYouTube動画は,一度スキーの後端が着地面に接触しかけてから再び浮き上がるのをとらえた映像である。
これは,2015年2月15日,ノルウェーのVikersundにある世界最大のジャンプ台ヴィケルスンジャンプ競技場で行われたフライングワールドカップにおける,ノルウェーのAndreas STJERNEN選手の1回目,230.5mの大ジャンプだ。
Andreas STJERNEN選手は2回目に160mと失敗して10位,2回目に245m飛んだSeverin FREUND選手が優勝している。同大会で2位となったAnders FANNEMEL選手は,1回目に251.5mという世界最長記録を更新。スキーフライング好きには忘れられない大会だった。
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