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2015年11月の5件の記事

2015年11月27日

ニコンの削除ボタン2度押しが便利すぎる

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〔Nikon D3の削除ボタン〕

 本ブログではPENTAXのカメラをほめちぎることが多いので,三日画師はNikonが嫌いなのかと言われたことがあるが,そんなことはない。初めて買ったデジタル一眼レフはFマウントのFUJIFILM FinePix S2 Proだったし(もちろんレンズは銀塩フィルムの頃から使っていたものがそのまま使えた),その後はD2X・D3・D800Eとニコンのカメラを使い続けている。ニコンの一眼レフに魅力を感じていなかったら,こんなに使い続けたりしない。

 特に,削除ボタンを続けて2度押すと画像を削除できる機能は最高にクールでイケてる。

 ニコン以外のデジカメでは,削除ボタンを押したあとで,[削除|取り消し]から削除を選び,OKボタンを押す必要があるなど,面倒くさくてしかたがない。

 削除ボタンの2度押しによる画像削除機能は,うっかり削除を防止しつつ,すばやく画像削除できる方法を提供している。ニコンばんざい!

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2015年11月26日

PENTAXのハイパー操作系がとうとう完成へ

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 PENTAXが来春発売するフルフレーム一眼レフは,どうやら3ダイヤルになるようだ。

 今までに発売したK-3 IIまでのデジタル一眼レフカメラは,銀塩フィルム時代の流れをくむ2ダイヤルだったため,PENTAX独自ハイパープログラム(HyPプログラム),ハイパーマニュアル(HyMマニュアル)の操作体系で使用すると,デジタルカメラならではのISO感度や露出補正を行うためには,ISO感度ボタンや露出補正ボタンを押しながらのダイヤル操作が必要となってしまうのだった。もともとハイパー操作体系は,シャッターダイヤル・絞りダイヤルの他に,第3のダイヤルを必要としていた操作体系なのである。

 もちろん,ハイパー操作体系をあきらめて,後ダイヤルでプログラムシフト,前ダイヤルで露出補正というように振り分けることは可能である。こういう設定をすれば,他社の多くのデジタル一眼レフと同様のプログラムAE制御となる。他社カメラとの操作体系の統一という面ではメリットだが,PENTAX独自の便利なハイパープログラムを使えないのはもったいない。

 新しいフルフレーム一眼レフの3ダイヤルによって,今まで課題として残っていたシャッターダイヤル,絞りダイヤルからの,ISOダイヤル or 露出補正ダイヤルの完全独立宣言がなされるのである。バンザイ!

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 PENTAXが1991年に「即応の思想」という新たなコンセプトで発表した銀塩フィルム一眼レフカメラ『Z-1』そしてその改良型の『Z-1P』には,ハイパープログラム(HyP)露出と,ハイパーマニュアル(HyM)露出という新たな発想の露出制御機能が搭載されていた。

 ハイパープログラムモードは,一見すると通常のプログラムAEモードと同じであるが,シャッターダイヤルを動かせばシャッター速度優先AEモードへ,絞りダイヤルを動かせば絞り優先AEモードへ,モードダイヤルの切替なしでシームレスに露出モードを切り替えることができる。他社カメラの一般的なプログラムシフトとは大きく異なっている。

 ハイパープログラムモードで絞りダイヤルを回し,絞り優先AEモードで撮影しているときにシャッターダイヤルを回せば,すぐにシャッター優先AEモードに切り替わるため,カメラにプログラムモード(Pモード),シャッター速度優先モード(Sモード),絞り優先AEモード(Aモード)の切り替えダイヤルがなくても,モード間の移行が可能だ。さらに,どの状態でも,グリーンボタンを押せば,プログラムオートのプログラムライン上に露出が戻るので便利である。

 ゆっくり絞り優先AEモードで町並みを撮っているときに,近くの線路を列車が高速で走ってきたので,列車の被写体ぶれを小さくして撮りたいので,さっとシャッター速度優先に切り替えたい……というような場合でも,特にモードダイヤルを回す必要もなく,ファインダーを覗いたままシャッターダイヤルを動かせばシャッター速度優先AEモードになるのである。

 以上が,ハイパープログラムモードの大きな特徴だ。

 ハイパープログラムモードを便利に使うためには,シャッターダイヤルと絞りダイヤルの2つのダイヤルが必要になるため,露出補正やISO感度変更のためには,露出補正ボタンあるいはISO感度ボタンを押しながらダイヤルを回す必要が出てくる。
 もともとハイパープログラムモードは,3ダイヤルを必要としていた操作体系だったのである。

 つぎにハイパーマニュアル(HyMモード)である。

 ヘッドライトが点いた車や列車を正面がちに撮影する場合,事前に露出を完璧に合わせていても,いざ車や列車が走ってくると,そのヘッドライトの明るさに露出が引っ張られてしまい,写真全体が暗めになることがある。そのため,露出はオートではなくマニュアル露出(ISO固定)にすることが多い。

 普通のカメラのマニュアル露出だと,二つのダイヤルを使ってシャッター速度と絞り値を決めることになる。露出を一度決めたあとで,シャッター速度を少し変える場合は,それに合わせて絞り値もダイヤルを使って変える必要がある。さあ撮るぞと思った瞬間に,空の雲が少し動いて太陽を隠した場合には,露出はオートじゃないから,あわててシャッター速度なり絞り値なりをいじる必要がある。

 PENTAXのハイパーマニュアル露出では,一度シャッター速度と絞り値を決めたら,そこで露出をロックすれば,シャッターダイヤルを変えればそれに合わせて絞り値が(シャッター速度優先オートのように)自動的に変化してくれる。絞りダイヤルを回せば,(絞り優先オートのように)シャッター速度が自動的にそれに追随する。露出調整をやり直したければ,グリーンボタンをぽんと押すだけでプログラムライン上,あるいは絞り値・シャッター速度に応じた露出に戻ることができる。

 ハイパーマニュアルでも露出補正機能が効くので,たとえば露出補正を+0.6EVに設定したまま露出を決定すれば,露出をロックしてシャッターダイヤルや絞りダイヤルを好きなように回しても,適正露出は保たれたままとなる。

 これが他社のマニュアル露出では,カメラ内蔵露出計の値に対して+0.6EVになるようにシャッターダイヤルと絞りダイヤルを設定したあとで,シャッター速度を動かすとそれに合わせて+0.6EVを保つように絞りダイヤルを回さなければならないし,ダイヤルを回している間は適正露出からは外れた状態となる。小さな雲が太陽の前を次々に横切るような状況だと,面倒くさくて露出オート+(ヘッドライトを想定した)露出補正で済ませたくなってしまうのだ。

 というわけで,3ダイヤルを装備してハイパー操作系が完成形となる,来春のPENTAXのフルフレーム一眼レフの出来映えに期待したい。

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2015年11月25日

岡電の岡山駅前広場乗り入れは平面案で

 路面電車の岡山駅乗り入れ、市が「平面案」提示(2015/11/25 日本経済新聞)

 有識者による調査検討会で議論している岡山市の路面電車のJR岡山駅前広場乗り入れ計画について、大森雅夫市長は24日、軌道を広場まで延長する「平面乗り入れ案」を提示した。幹線道路をまたいで駅の東側にある現在の発着点から道路を横切って駅近くに直結する。観光客らの回遊性向上を目的に同案で調整する。

 乗り入れ案については当初、高架乗り入れ、地下乗り入れなど複数の案があり、直近では平面案と、道路をまたぐデッキ案(複数)に絞って検討していた。大森市長は「(平面乗り入れは)利用者の利便性が高まり事業費も9億9000万円程度で費用対効果もいい」と同案に絞った理由を述べた。

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 岡電(岡山電軌軌道)のJR岡山駅前広場乗り入れ延伸計画が一歩進んだ。あまり便利になるとは思えなかったデッキ案ではなく,最も利便性が高いと思われる平面乗り入れ案を採用することになった。

 現在の岡山駅前電停とJR岡山駅の間には駅前広場と市役所筋・桃太郎大通りの駅前交差点があり,約180mの距離がある。降車用ホームはさらに遠くて約200mになる。岡電が駅前広場まで乗り入れ,しかも同一平面で乗り換え可能な平面乗り入れ案により,利用者の利便性が飛躍的にアップしそうだ。

 残念なことに,岡山駅前商店街が「駅から商店街への動線が遮断され,賑わいが失われる」として,市に対して駅前広場への乗り入れをしないように要望書を提出したという。

 なんという時代錯誤だろう,と思った。

 路面電車が便利になって,利用客が増加したほうが,商店街にとってメリットが大きいとは考えないのだろうか。岡山駅を利用する客がマイカーに流れれば,彼らの買い物先は便利な駐車場のあるイオンモール岡山やジョイフルタウン岡山に流れる。路面電車(や路線バス)の利用客増加の実現こそが,駅前の商店街が生き残る道すじなのに……

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2015年11月17日

杭打ちデータ改竄の先にある問題の本質

 杭打ち 業界全体調査へ データ改ざんで国交省が方針(2015/11/17 日経新聞)

 杭(くい)打ちデータの改ざんが相次いで発覚したことを受け、国土交通省は16日、杭打ち業界全体の実態を調査する方針を固めた。旭化成建材(東京・千代田)とジャパンパイル(東京・中央)でデータ流用が見つかり、2社以外にもないか調べる必要があると判断した。調査方法などは今後詰める。

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 杭打ちデータ改竄問題が変な方向に行っているような気がする。

 横浜市都筑区の分譲マンション「パークシティLaLa横浜」に傾きが生じたことから,杭の長さ不足(強固な地盤まで達していないこと)が判明,杭打ちデータの改竄が問題となった。

 一部の杭の長さ不足がマンションの傾きの原因なのか,それとも当該マンションにおける杭打ち工法の(設計段階での)選択が間違いだったのか,施行に不具合があったのか,問題を切り分けて検証しなければならないはずだ。

 それなのに,データ改竄の有無の調査にばかり追求の矛先が向かっており,違和感を感じる。

 なぜ杭打ちデータの改竄が必要だったのだろうか。データの記録忘れ,記録用紙の紛失……等々,その可能性はあるだろう。しかし,一般的に行われている杭打ち工法そのものに問題はないのだろうか?

 土木建築に素人の私が知る範囲で,杭打ち工法は大きく2種類に分類される。

 ひとつは,場所打ち杭といって,掘削した穴の中に鉄筋を組み,そこにコンクリートを流し込む工法だ。この場合,強固な地盤までの深さが想定と違っていても,その分だけ深く掘削して施工現場で鉄筋を長めに組むだけで済む。

 もうひとつは,建築現場とは異なる杭工場で作った杭を施工現場に運び込み,ボーリングした穴に圧入したり叩き込んだりする既製杭工法である。横浜市都筑区のマンションはこちらの工法だった。

 この工法では,あらかじめ設計者が地質調査の結果などから既製杭の長さを決定することになる。強固な地盤までの深さは,杭打ちの本数全数分ボーリングして調査すれば明確になるだろうが,そんなに手間を掛けることはできない。地盤が平坦で均一であれば問題は少ないが,傾いていたり,部分的に深くなっているところには対処しにくい。
 ともあれ,杭工場では数週間かけて設計通りの長さに杭を作り上げる。

 さて,施工現場に設計通りに作られた既製杭が運び込まれ,杭打ち工事が始まる。まずは杭打ち用の穴の掘削が行われる。既製杭工法では掘削力の変化で地盤に達したかどうかのデータ記録が必要だ。地盤の深さが想定通りならば,データの記録忘れがなければ問題ない。

 ところが,あれっ? 想定の深さを過ぎても地盤に達しないぞ……という事態が起こりうる。上に書いた場所打ち杭ならば問題ないが,既製杭の場合は困ったことになる。既に杭が所定の長さで出来上がっているからだ(戸建て住宅用の鋼管杭などではジョイントで継ぎ足せる杭もあるようだ)。

 コンプライアンスが徹底していれば,すぐに修正版の既製杭が発注され,同時に工期の調整も行われるだろう。しかし,施工業者が元請け/下請け/孫請け構造になっているから複雑だ。杭打ち施工業者の作業員が「杭の長さが不足している」という声を上げたとしても,それをかき消す力が働かないとも限らない。

 コンクリートは圧縮に強く引張に弱いという特徴がある。そのため,圧縮には弱いが引張に強い鉄筋と組み合わせて鉄筋コンクリートとして使用される。既製杭のように専用工場で鉄筋コンクリートを作る際には,あらかじめ鉄筋を引っ張った状態でコンクリートと固めることによって,コンクリートに圧縮応力がかかったままの状態にすることができる。これをプレストレスト・コンクリートといい,鉄筋を組んだあとでコンクリートを流し込むだけの鉄筋コンクリートよりも高強度になる。

 単純に強度を比較すれば,場所打ち杭より既製杭のほうが杭自体は高強度だろう。杭打ち工事の前,あるいは平行して杭を製造できることから,長さ不足等の問題が生じなければ工期の短縮効果も期待できる。

 しかし,横浜市都筑区の現場のような地盤に傾斜がある場所で,既製杭を採用したことに問題はなかったのかどうか,(設計ミスにより)既製杭の長さが足りなかったときのリカバリー方法は確立しているのかどうか,記録データ改竄の先にある問題の本質にも目を向けてほしい。

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2015年11月12日

近鉄が汎用特急車のカラーリングを変更

 近鉄特急のイメージが大きく変わります!(平成27年11月12日 近鉄秘書広報部)

 現在、社内の「次世代特急プロジェクトチーム」で特急サービスのあり方を全面的に見直しており、 「名阪特急」を中心に今後の特急施策についてさまざまな検討を重ねています。さらに次のステップ では、「伊勢特急」のさらなる充実についても検討を予定しています。
 一方、「汎用特急」においては、サービス向上のため、このたび主力特急である「22000 系 ACE」 全 86 両を全面的にリニューアルするとともに、外観カラーリングを変更し、大幅にイメージアップ を図ります。現在 1 編成目のリニューアル工事を実施しており、本年 12 月13日(予定)より営業 運転を開始します。昭和 33年に製造した世界初の 2 階建て高速電車 10000 系初代ビスタカー以 来、長年に亘って汎用特急で使用してきたオレンジと紺のツートンカラーを、クリスタルホワイトを ベースにブライトイエローとゴールドを加えたフレッシュなカラーリングに変更し、近鉄特急の新た なイメージを創出します。なお、22000 系以外の汎用特急車についても、順次同様のカラーリング に変更します。

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 近鉄汎用特急(「しまかぜ」「アーバンライナー」「伊勢志摩ライナー」以外の特急)のカラーリングが変更になるようだ。まずは22000系ACEの1編成が12月13日から新カラーリングで営業運転を開始し,その他の車両も順次新しいカラーリングに変更されるという。

 「しまかぜ」「アーバンライナー」「伊勢志摩ライナー」は,既に“オレンジ色と紺色”ではなくなっているので,近鉄伝統の特急車カラーリングがなくなり,イメージが一新することになる。

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