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2015年10月19日

リニア名古屋駅が年度内にも着工

 リニア名古屋駅、年度内にも着工…開削工法採用(2015年10月17日 読売新聞)

 JR東海が2027年に東京(品川)―名古屋間で開業を目指すリニア中央新幹線の名古屋市ターミナル駅の本体工事が、年度内にも始まる見通しとなった。
(中略)
 名古屋市駅では、資材置き場設置など工事に向けた準備がおおむね整った。同駅はJR名古屋駅に交差するような形で、最大幅約60メートル、長さ1キロに及ぶ。地下空間が巨大なため、掘削機で地中を掘り進める「シールド工法」では地表部分が崩落する恐れがあり、地上から露天掘りのように掘り進める「開削工法」を採用。真上にある東海道新幹線や在来線の営業運転は止めず、ホームや線路を下から支えながら、地下約30メートルまで掘削する。

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〔工事中のJRゲートタワーとJPタワー名古屋(2015年5月撮影)〕

 リニア中央新幹線の名古屋駅の工事が年度内にも始まるという。開業は2027年とだいぶ先になるが,大規模な工事になるため,できるところからどんどん進めていくことになるのだろう。

 名古屋駅の地下には名鉄・近鉄の地下駅があり,それよりも深いところを地下鉄東山線が通っている。必然的に,リニア中央新幹線は,さらにその下を通ることになる。大深度地下になるので,シールド工法で工事を行うのかと思っていたが,地下空間が巨大になるため開削工法にするようだ。

 JR東海が発表しているリニア中央新幹線のルートは,現在の名古屋駅の中心よりもわずかに北側を通っている。超高層ビルを建築中のJPタワー名古屋(旧名古屋中央郵便局),JRゲートタワー(松坂屋名古屋駅店の旧名古屋ターミナルビル・バスターミナル),そして大名古屋ビルヂングに重なるので,開削工法は無理だと思っていた。

 しかし,地図をよく見ると,重なっているのはJR東海のJRゲートタワーだけのようだ。とすると,既に完了している基礎部分の工事は,リニア中央新幹線の名古屋駅を考慮したものになっている可能性が高い。地下鉄東山線よりもさらに深いところを走っている地下鉄桜通線を避けるために,ルートを名古屋駅の少し北にずらしたのかと思ったが,なるほど,建築中も含めて既存の超高層ビルを避け,自社のJRゲートタワーの真下を選定していたのか,と合点がいく。

 名古屋駅は,JR在来線・新幹線,あおなみ線,近鉄,名鉄,地下鉄東山線の駅がほぼ並行に並んでいて,乗り換えがしやすいかと思いきや,駅が存在する名駅(めいえき)一丁目をもじって「迷駅(めいえき)」と呼ばれることもあるほど,乗り換えが面倒な構造になっている。

 名鉄名古屋駅・近鉄名古屋駅や名鉄バスセンターがある名鉄のビル群を高層ビルに建て替え,同時に乗り換えやすい駅構造にする計画もあると聞く。リニア中央新幹線の名古屋駅が開業する際には,鉄道会社同士や名古屋市が協力して,もっと便利な駅になってほしい。リニアから名鉄に乗り換えるのに,大深度地下から一旦地上に上がって,また地下に降りる……というのは勘弁してほしいなと思う。

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〔名古屋駅前のシンボル(新)大名古屋ビルヂングも完成間近(2015年5月撮影)〕

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