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2015年9月13日

鬼怒川の堤防決壊 常総市で大規模浸水

 鬼怒川決壊、12人不明か 浸水地域に6500棟(2015.9.11 産経ニュース)

 台風18号の影響で関東や東北で記録的な豪雨が降り続いた10日午後、茨城県常総市三坂町の鬼怒川の堤防が決壊し、大規模な水害に見舞われた。常総市は「12人が行方不明になっている」と明らかにした。ほかにも、人が流されたとの情報が複数あり、安否の確認を進めている。県によると浸水地域は約32平方キロで、約6500棟の住宅があり、一部は流失した。警察、消防、自衛隊、海上保安庁は同日夜までに、取り残された周辺の住民ら約200人をヘリコプターなどで救助した。警察庁によると午後11時現在、約690人が救助を待っている。

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〔常総市三坂町の堤防決壊地点(Googleマップ)〕

 温帯低気圧に変わった元台風18号と太平洋上の台風17号の影響で関東地方や東北地方では記録的な豪雨となり,茨城県常総市三坂町地区では鬼怒川の堤防が決壊,さらにその上流の常総市若宮戸地区では自然堤防を越水し(太陽光発電業者がソーラーパネル設置のために自然堤防を幅約150m,高さ約2mにわたって掘削したという話がある),大規模な浸水被害が生じた。
 関東地方で国の直轄河川の堤防が決壊するのは,1986年の小貝川以来29年ぶりになる。

 専門家の話によれば,記録的な豪雨となった原因は,関東地方に発生した「線状降水帯」と呼ばれる雨雲の帯だという。

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 ちょうど茨城県から栃木県の上空に「線状降水帯」が発生し,長時間にわたって同じ地域に雨雲が次々と発達することになってしまったようだ。

 今回は「線状降水帯」がたまたま鬼怒川流域に留まったことにより,鬼怒川で堤防が決壊することになったが,ほんの少し東にずれればまた小貝川だった可能性もあるし,少し西にずれれば利根川で被害が生じた可能性もある。

 たとえば,同じ雨雲が私が住んでいる横浜市港南区の上空に留まったとすれば,やはり何らかの被害が生じただろう。


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〔2015年9月6日に届いた横浜市の防災メール〕

 私は横浜市の防災メールに登録しているのだが,自宅からそれほど離れていない平戸永谷川は典型的な都市河川で,少し強い雨が降っただけでも「横浜市河川水位情報」で避難判断水位を越えたという防災メールが届く。私の自宅は「下永谷3号橋」よりも少し上流側の上永谷にあるので(しかも川から離れ,地盤のしっかりしたところを選んで住んでいる),直接影響を受けるわけではないが,やはり水位情報はとても気になる。


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〔2015年9月6日の下永谷3号橋(平戸永谷川)水位の変化〕


 平戸永谷川の流域はコンクリートとアスファルトに覆われた,典型的な都市河川であるため,わずか30分程度強い雨が降っただけで一気に水位が上がり,はん濫注意水位どころか避難判断水位を軽く超えていることがわかる。その上の溢水水位というのは河川の両岸の天端を意味する。

 このような水位の変化は,強い雨が降るたびに生じる。運良く30分程度で雨が小降りになったため水位の上昇はおさまったが,ここに栃木県上空に留まった線状降水帯のような雨が降り続いたら,どのような被害が生じるのか不安になる。被害がなかったのは“たまたま”だから……

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コメント

横浜も川が小規模な割には、意外と起伏がある地形が多いですから、このような降雨があった場合、どこがどうなるのか解らない怖さはありますね。

投稿: ねこあたま | 2015年9月14日 07時32分

 横浜は,起伏があって,急傾斜地に住宅が建っているところが多いんですよね。

投稿: 三日画師 | 2015年9月15日 00時01分

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