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2015年8月 2日

スター・ウォーズねぶた展示のみの判断を支持する

 ねぶた:「スター・ウォーズ」地元反対、運行できず 青森(2015年08月01日 毎日新聞)

 東北の夏を彩る青森ねぶた祭が2日、青森市で開幕する。今年は映画「スター・ウォーズ」を題材にしたねぶたの初登場に注目が集まるが、祭り本番では運行されず、展示のみ。「伝統に合わない」と地元が難色を示したためで、市民から「青森をPRするいいチャンスになったのに」と残念がる声も出ている。

 市関係者によると、昨年秋ごろ、映画の関係者が市に打診、夜間の練り歩きへの参加を希望した。しかし祭りの実行委員会で、国の重要無形民俗文化財としての伝統や、ファンの殺到に伴う安全確保との兼ね合いから反対意見が相次いだ。関係者によると、代替案として最終日の日中の運行を提示したが折り合わず、1日の前夜祭でのお披露目と、祭り期間中の展示で決着したという。

Photo
〔「青森ねぶた祭」前夜祭セレモニーでお披露目されたスター・ウォーズねぶた (C)ORICON NewS inc.〕

 スター・ウォーズねぶたの運行をせず,展示のみとした関係者の判断を断固として支持する。

 明らかに今年2015年12月に公開予定の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(原題 Star Wars: The Force Awakens)』の宣伝である。国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統の青森ねぶた祭において,潤沢な予算を使って新しい映画をPRしようとするなんて,映画会社・配給会社・大手広告代理店が入り込んでいるのだと思われるが,厚顔無恥としか思えない。

 今までのねぶたも,ほとんどは大企業や学校法人,官公庁がスポンサーになって運行している。それでも,ねぶたの題材であからさまなPRを行うことはなかった。スポンサー名も台車の部分に目立たないように表記している。スター・ウォーズをPRしたいなら,そのやり方に則ってやればよかったのだ。大型ねぶたではなく,その前後を運行する子供ねぶたをスター・ウォーズねぶたにすることもできたはず。

 人も社会も常に変わり続けている。ねぶたまつりも変化している。伝統とはいえ,徐々に変化していくものだ。しかし,伝統を守るという意識がなくなったら,古くから続いてきた文化や風習を守ることはできない。

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