SONYがα7R IIを国内正式発表
ソニー「α7R II」国内正式発表 ファーストインプレッション(2015/6/26 デジカメWatch)
すでに海外で発表になっているソニー「α7R II」(ILCE-7RM2)が6月26日、日本でも正式発表された。呼び方は「アルファ セブン アール マークツー」だ。α7 IIに続き、α7シリーズの高解像力モデルである“R”も2世代目に突入した。
海外では6月10日に既に正式発表されていたα7R II (ILCE-7RM2) が,国内でもやっと正式発表された。
4,240万画素の裏面照射型CMOSセンサーとボディ内5軸手ぶれ補正を搭載している。ボディの形状はα7 IIを踏襲している。高速なAFのための像面位相差AF素子はセンサーサイズの45%をカバーしている。
α7Rで最も残念だったシャッターユニットが新規設計のものになり,シャッター音は静かになっているらしい。しかも,電子先幕シャッターはもちろんのこと,サイレント撮影機能(無音シャッター)まで搭載している。α7Rの問題をほぼ解決しているようだ。
私はサイレント撮影機能(無音シャッター)に圧倒的な魅力を感じてα7Sを使用している。
α7Sには現時点では一番使用頻度の高いカメラになっているが,不満がないわけではない。昨年7月5日の『無音シャッターの SONY α7S を購入!』で書いたα7Sの残念な点は次の通りである。
残念ながらこれらは解決していない。
さらに,良かった点として挙げた中で,「・高感度と広いダイナミックレンジ(ダイナミックレンジは?かも)」の「?」部分であるダイナミックレンジは,やはりあまり広くなく,現在では少し不満に思っている。
のような写真で暗部を持ち上げると,意外にざらざらになりやすいのだ。そもそも,DレンジオプティマイザーDROを5(強)に設定して撮影していて,さらに持ち上げようというのだから無茶なのではあるが。
α7Sの意外なほどのダイナミックレンジの狭さは,同時に使用している(高感度に弱いはずの)Nikon D800EやPENTAX K-5 IIsと比べても見劣りしていると感じる。いろいろググってみたが,α7Sのダイナミックレンジが狭いと文句を言っているページは少ない。でも,実際に使ってみると狭く感じるのは明かだ。
DxOMark Sensor ScoresのLandscape (Dynamic Range)のスコアを比べてみると,
Nikon D800E:14.3 Evs
PENTAX K-5 IIs:14.1 Evs
SONY α7S:13.2 Evs
(SONY α7R:14.1 Evs)
となっていて,やっぱりα7Sのダイナミックレンジは少し低い数値になっていて,これは使っていての実感と一致する。
新しいα7R IIがどのような数値をたたき出すのかは不明だが,SONY α7Rのあらゆる点を改良しているとすれば,かなり魅力的な機種だと言える。
ネックとなるのは,約44万円と言われる店頭予想価格だ。世間からは〈独身貴族〉と呼ばれる高貴な身分の私ではあるが,ホイホイと買える金額ではない。年末もしくは来年早々には,念願のPENTAXフルフレーム一眼レフも発売されるはず。
α7R IIのダイナミックレンジがどうなるのか,とても楽しみだ……
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