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2015年2月12日

島原鉄道南島原駅の木造駅舎が解体へ

 島原鉄道南島原駅の木造駅舎が解体へ - 最後の駅舎一般公開を2/13から実施(2015/02/09 マイナビ)

 長崎県の島原鉄道は16日から始まる南島原駅舎の解体工事に先立ち、13〜15日に駅舎一般公開を実施する。

 同社によれば、長崎県が整備する臨港道路が南島原駅構内を通ることとなり、鉄道施設のうち乗務区事務所、排水処理施設、揚水施設の移転が必要となったが、乗務区事務所については代替用地が確保できず、やむをえず南島原駅舎内への移転を決めたという。

 駅舎については、大正時代の建築で木造駅舎としての歴史的価値もあることから、事務所移転への対応として当初は改修を検討。その後、「老朽化とシロアリ被害が激しく、建て替えるよりも費用がかかり、しかも安全性に対しても不安が残る」との専門家の意見を受けて建替えを決めた。

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 島原鉄道の島原鉄道線が1913年(大正2年)に諫早〜島原湊まで全線開業したときの終着駅,島原湊駅が現在の南島原駅である。車両基地があり,留置線も多い。木造の駅舎は,終着駅にふさわしい立派な作りだ。

 長崎県が整備する臨港道路が南島原駅構内を通ることとなり,乗務区事務所については代替用地が確保できず,やむをえず南島原駅舎内への移転を決めたということからすると,臨港道路というのは南島原駅構内の南部にある湊新地町から駅構内東端を通って霊南二丁目方向に抜ける道路になることが推測される。島原鉄道で大きな影響を受けるのは島原鉄道運転区の建物になる。
 湊新地町には魚市場や漁協があり,たった一ヶ所の橋で街とつながる構造になっているため,防災上の問題が大きかったのだろう。

 穿った見方をすれば,県との調整で「道路建設によって島原鉄道運転区を強制移転と老朽化した駅舎の建て替えを同時に行えば,解体費用も含めて道路事業の費用でなんとかなる」というような話があった可能性もある。

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 歴史的な価値のある木造建築が「シロアリ被害が激しく」というのは,ちょっと恥ずかしい話ではある。10年近く前に撮影した写真を見る限りでは,木造駅舎自体はかなり綺麗な状態に見える。

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 個人的なことで言えば,南島原駅南側の湊新地町はぜひとも一度歩いてみたかったところだ。一体は島原大変のときにできた島と海が入り組んだところで,魚市場があって,漁協があって,食堂があって,実に興味深い地区だからである。
 前回の訪問時には,駅の北側の有馬船津町の入り江と浜の川湧水あたりを散策できたが,列車の時刻の都合もあって,湊新地町は見ることができなかった。
 可能であれば,立派な道路ができて,家並みが変わってしまう前に南島原駅周辺を再訪したい。

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 南島原駅構内の南側。

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 南島原駅のホーム。右奥の洗車機のさらに右側が道路になるのだと思われる。

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 少し気になるのは,南島原駅の北側の踏切と小さな鉄橋のところ。南島原駅のある津町から霊南二丁目に渡る橋が鉄橋の隣にある。
 臨港道路がどのあたりを通るのかは不明だが,ひょっとしたら入り江(船だまり)の横を走る島原鉄道の雰囲気が変わることも考えられる。

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 島原鉄道島原線の右側が霊南二丁目である。

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コメント

昔、原城を見るついでに行ったことがあります。
実は島原鉄道で行ったのではなくレンタカーで
行ったのですが、その業者が指定してきた駅が
南島原でした。
路線も短縮されて面白くなくなりましたが、
なかなか面白いところでした。

投稿: ねこあたま | 2015年2月18日 21時39分

お泊まりは市内の岩永という小汚い旅館ですが、
昔ながらの旅館で死ぬほどの料理が出て、
良いです。

投稿: ねこあたま | 2015年2月18日 21時45分

 原城に行かれたのですね。

 私も加津佐まで島原鉄道に乗ったときに,余裕があれば,口之津か原城駅の南島原市南有馬町の町並みを歩いてみたいと思ったのですが,列車時間が合わずにあきらめました。
 その後は島原から南の島原鉄道が廃止になったため,残念ながら行くのはハードルが高くなってしまいました。

 駅前旅館とか商人向け旅館は,たまに食事がすごいことがありますね。
 私も旅をするときに以前はよく利用してました。土日はビジネスのお客さんが少ないので,余裕で宿泊できましたから。でも,最近は休日は営業しなかったり,食事は用意できないというところも多くなって,なんだかせっかく宿の方が休みたいのを無理して泊めてもらっている雰囲気を感じることが多くなったので,利用することがなくなり,普通に素泊まりのビジネスホテルを利用することが多くなりました。

投稿: 三日画師 | 2015年2月20日 12時48分

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