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2014年7月 5日

無音シャッターの SONY α7S を購入!

とうとうα7Sを買った

 また新しいデジカメを買ってしまった。ISO409600が話題のSONY α7S (ILCE-7S)。今まで購入したNikon D3とD800Eに続いて,3台目の135フィルムフルサイズデジタルカメラだ。

 いまどき1200万画素のカメラを買うなんて,なんという酔狂なことを……と思われるかもしれない。

 たしかに,カメラが生成する画像ファイルの記録画素数に関していえば,私が2002年に初めて買ったデジタル一眼レフカメラのFUJIFILM FinePix S2Proは4256×2848ピクセル(1212万画素),2008年初頭に気合いを入れて買った初めてのフルサイズデジタル一眼レフNikon D3は4256×2832ピクセル(1210万画素),そして今回のα7Sは4240×2832ピクセル(1200万画素)と,世の中のデジカメがどんどん高解像度側に進化していることに対して完全に逆行してしまっている[D3の次に7360×4912ピクセル(3615万画素)のD800Eを買っているので,多少詭弁っぽいが]。

 α7S (ILCE-7S) の何がそんなに魅力的かと言えば,「無音シャッター(サイレント撮影モード)」と「超高感度」に尽きる。

 α7とα7Rが出たときにも大きな魅力を感じたが,店頭で実際に操作してみると機械式シャッターの音が大きくて一気に醒めてしまい,FUJIFILMのX-T1に心がなびいたこともあった。

 そんなときに「無音シャッター」が可能なα7Sが登場。一気に心を撃ち抜かれてしまった。

とうとうα7Sを買った

 既発売のズームレンズには魅力を感じなかったので,とりあえず汎用性の高い35mm単焦点レンズSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAを買った。

 レンズは買わずに,マウントアダプターだけを買って手持ちのレンズを使うことを考えていたところ,ちょうどヨドバシカメラの店頭では「α7・α7RとSONY純正レンズを同時に買うと1万円キャッシュバックセール」ってのをやっていた。恐る恐るα7Sでも1万円キャッシュバックしてもらえるかを尋ねたらOKとのことで,35mmレンズ購入に至った。

 35mmレンズが,松:F2,竹:F2.8,梅:F3.5というふうに複数ラインナップされていた昔のイメージからすると,F2.8の単焦点レンズはいわば「竹」クラスだ。どうせ私は絞り開放でボケを楽しむような撮り方はしないので,このSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAのサイズと軽さはなかなか良いと思った。

とうとうα7Sを買った

 ライカMマウントアダプターは,宮本製作所のRAYQUAL LM-SαEを購入。たとえばVoigtländer COLOR SKOPAR 21mm F4は,EPSON R-D1s用の広角レンズとして使っていたものだが,α7Sでは本来の21mmという超広角レンズとして使えることになる。

とうとうα7Sを買った

 梱包を開けたら,バッテリーが2つも入っていてびっくり。消費電力が大きいため,最初からバッテリーが2つ付属しているシグマのFoveon機のことを思いだし,ちょっと悪い予感が……
 でも,付属していないと思っていた充電器も付いていて,ちょっと安心。

 というわけで,いつものように上大岡の街で試し撮り。

とうとうα7Sを買った
[無音シャッター(=電子シャッター)・シャッター速度優先:1/640sec・ISOオート:ISO6400]

 上大岡中央商店街「パサージュ上大岡」を撮影。歩行者が被写体ぶれしないように,シャッター速度を1/640secに設定。α7Sを買った理由のひとつ「超高感度」は,私の場合は高速シャッターで被写体ぶれを防ぐためのもの。

 あれれ……?

とうとうα7Sを買った
[無音シャッター・シャッター速度優先:1/640sec・ISOオート:ISO4000]

 あれっ,やっぱり横縞が出る。

 高速シャッターで被写体ぶれを防ごうとすると,アーケード商店街のような人工光源ではフリッカーが横縞になって写ってしまうのだ。α7Sの特長である無音シャッターを使っているのも,フリッカーが目立つ原因かもしれない。

とうとうα7Sを買った
[無音シャッター・シャッター速度優先:1/60sec・ISOオート:ISO400]

 シャッター速度を落として1/60secにすると,当然のことながら人工光源のフリッカーが目立たなくなるが,今度は被写体ぶれが目立ってくる。

 うむむ,この程度のISO値で撮るなら,D800EやPENTAX K5 IIsを使うのとあまり変わらないかも。

 とはいえ,人工光源でなければ,ISO6400が余裕で使えるのはすばらしい。以前にブログで書いた「カメラの手ぶれ補正機能が不要な時代がやってくる」が現実的になってきたことが嬉しい。デジタルカメラがどんどん高感度に強くなることによって,手ぶれ補正機能では防げない「被写体ぶれ」を抑えることができるようになる。

とうとうα7Sを買った

 最後に,とりあえず少し使ってみての印象……
(私はJPEG撮りなので,付属のRAW現像ソフトやら何やらは一切使っていない)

■ 良かった点:
・無音シャッター(サイレント撮影モード)はやっぱり最高
・小型軽量
・超高感度
・マウントアダプターにより既存のレンズが本来の画角で使える
・Eye-Fiカード類を使わなくても,iPhoneに画像転送できる

■ 残念な点(今後対策が見つかるかも):
・シャッターボタン周辺に少しガタがあり,レリーズ時の感触が安っぽい
・ファインダー部のアイセンサーが赤外線を検知してEVFと液晶モニターを切り替えてくれるのだが,残念ながら腹部の赤外線にも敏感に反応するため,可動式液晶モニターを起こしてウエストレベルで撮影しようとすると,勝手にEVFに切り替わってしまい,腹からカメラを少し離さないと撮影できない
・吊り環の位置がシャッターボタンを押す人差し指に干渉する
・レンズラインナップが貧弱(好みのレンズが少ない)
・手や指にフィットしないグリップ
・カスタムボタン2を「モニターミュート」に設定して,ファインダーを覗いているとき以外の電力消費を抑えようと思うのだが,「モニターミュート」しても液晶ディスプレイのバックライトが点いたまま(シャッター速度などが表示されている)なので,あまり省エネに寄与しない
・せっかくISOオートでISO409600まで設定できるのに,シャッター速度低限値が設定できない
・〔追記〕ダイナミックレンジは期待していたほど広くない
     併用しているPENTAX K-5 IIsやNikon D800Eより狭いようだ

【過去の記事】
2014年5月14日:親指AFできず「FUJIFILM X-T1欲しい熱」が少し冷める
2014年4月18日:SONY α7Sの高感度ISO409600が面白い
2013年10月21日:ソニーのα7・α7Rが面白い
2013年3月25日:カメラの手ぶれ補正機能が不要な時代がやってくる

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