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2014年7月22日

ソニーα7Sの縦位置グリップ「VG-C1EM」

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〔D800E用の縦位置グリップMB-D12〕

 現在私が使用しているレンズ交換式のデジタルカメラには,すべて縦位置グリップが付いている。カメラを右手でグリップするときに,小指まで使ってしっかり握りたいので,銀塩フィルム一眼レフの時代からずっと縦位置グリップ(あるいはモードラ・ワインダー)を使ってきた。

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〔Nikon F3HP+モードラ〕

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〔K-7の縦位置グリップをK-5 IIsでも流用〕

 さて,本題に入る。

 α7Sを買ってから,α7S用の縦位置グリップVG-C1EMをどうしようかと考えている。

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α7シリーズ用縦位置グリップVG-C1EM

 ヨドバシカメラでの価格は25,000円ぐらい(ポイント10%だと22,500円ぐらい)で,それほど高いわけではない。むしろ,いままで他社の縦位置グリップは3〜4万円ぐらいだったので,意外に安い印象だ。

 だが,カメラ本体のバッテリーを外して,縦位置グリップの電気接点部分をカメラ本体のバッテリー部分に差し込む構造になっているのが気に入らない。カメラ本体底面に別途専用の電気接点を設ける必要がなく,安上がりな構造であり,EOS Kissなどの廉価版カメラ用に多いタイプだ。

 縦位置グリップを取り外すと,カメラ本体にはバッテリーがなくなってしまうため,縦位置グリップの中に入っているバッテリーをひとつ取り出して,カメラ本体に入れ換えなければカメラは使えない。これは面倒臭い。
 取り外した縦位置グリップの電気接点はむき出しになるし,L字型なのでバッグの中にあると邪魔くさいことになる。

 などと書いてはみたが,基本的には縦位置グリップは付けっぱなしにするつもりなので,それは大きな問題ではない。個人的に気になっているのは,その形状である。私はミーハーなので,カッコ悪いカメラは持ち歩きたくないのだ。

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 α7シリーズは小さなカメラなので,縦位置グリップが多少大きくても,D800E+縦位置グリップやK-5 IIs+縦位置グリップのように大きくなることはないはずだ。
 だが,ソニーα7Sの縦位置グリップVG-C1EMは,レンズ下部(ボディ下部)からグリップまでが異様に間延びしていて,その見た目があまりにも残念な感じだ。10mmぐらいの幅で無駄なスペースが生じている。

 また,本体ボディ側のグリップ形状と,縦位置グリップのグリップ形状が違いすぎる。また,縦位置グリップのシャッターボタンの位置が,実に凡庸な底部に近い角の部分(写真左端)になっている。

 ミノルタのときからの伝統で,ソニーのレンズ交換式カメラの縦位置グリップのシャッターボタンは,カメラを縦にしてもレンズとシャッターボタンの位置が大きく変わらない場所に付けられていたのではなかったのか。それが他社の縦位置グリップよりも優れたポイントではなかったのか。ソニーさん,ご乱心ですか?

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ソニーα99の縦位置グリップ(デジカメWatch)

 同じソニーのα99の縦位置グリップは,ミノルタ時代からの伝統を守り,カメラを縦位置に構えても,レンズとシャッターボタンの位置が変わらない位置に縦位置グリップのシャッターボタンが配置されている。これは他社に見習ってほしいポイントだ。

 それでは,なぜα7用の縦位置グリップは異様に間延びした形状になり,シャッターボタンの位置がボディ側面側になってしまったのだろうか。

 私の勝手な推測では,縦位置グリップの間延びした形状は,ソニー社内での実に涙ぐましい,壮絶なスペースの取り合いの結果生まれたものだと思われる。

 縦位置グリップ形状&シャッターボタンと壮絶なスペースの取り合いをしたのは,マウントアダプターLA-EA4そしてLA-EA3である。いずれも,α7やNEX等のEマウントカメラ(FEマウント含む)に,ミノルタから引き継いだAマウントレンズを装着するためのマウントアダプターだ。

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α7にLA-EA4を介してDT 18-200mm F3.5-6.3を装着(デジカメWatch)

 デジカメWatchに,α7にLA-EA4を装着した絵が掲載されている。LA-EA4にはトランスルーセントミラーが組み込まれ,位相差高速AF,すべてのAマウントレンズでAEが可能となる(LA-EA3はミラー無しなので,フォーカスはMFとなる)。
 今のところα7のFEマウントのレンズラインナップは非常に貧弱だが,ミノルタ時代からのレンズ資産を所有するユーザーには大変ありがたい製品だと思われる。

 上に掲載したデジカメWatchの写真を見ればわかるように,このLA-EA4やLA-EA3がレンズの下側に張り出しているため,なにも考えずに縦位置グリップを設計すると干渉してしまうことになる。

 ソニーの社内では,LA-EA4のAFセンサー位置・三脚穴の位置,縦位置グリップとの干渉について,相当な議論が行われたものと推測する。三脚穴を省く,あるいは三脚座を外付けにするとか,AFセンサーを上部に付けて,マウントアダプターの出っ張りをカメラのペンタ部の前(カメラのおでこの部分)に持っていって,縦位置グリップとの干渉を避ける案も出たんじゃないだろうか。

 まぁ,ソニーの社内のことを想像してみてもあまり意味はないが,そんなこんなで縦位置グリップは,非常に間延びした残念な見た目になってしまった。

 さて,α7Sの縦位置グリップVG-C1EMをあきらめるか。それともいずれ買ってしまうのか。今のところは買わないつもりだが,いつ気分が変わるかはわからない。

【参考】
2012年12月29日:我慢できずに買ってしまったD800Eの縦位置グリップ
2009年6月29日:待ちに待った PENTAX K-7 が間違いなくやってきた
2007年11月7日:K10DのバッテリーグリップD-BG2
2005年5月31日:ニコンD2Xを衝動買いする阿呆

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