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2013年11月 2日

異邦人

 きょう,Cyber-shot DSC-HX5Vが死んだ。もしかすると,昨日かも知れないが,私にはわからない。ヨドバシから電報を貰った。「デジカメノシヲイタム,マイソウアス。」これでは何も分からない。恐らく昨日だったのだろう……

SONY Cyber-shot DSC-HX5V について愚痴りたい

 というわけで,三年半前に購入したデジカメが死んだ。エラーが出て起動しなくなった。あれこれ不満があって「SONY Cyber-shot DSC-HX5V について愚痴りたい」というエントリーのようにだいぶ愚痴を書きまくったし,三年半も前のデジカメなので,いまさらソニータイマーがどうのこうのとは書かないが,故障というかたちでデジカメを使わなくなるのは,個人的には(たぶん)初めてのことなので,少々驚いた。

 Cyber-shot DSC-HX5VはGPS機能をOFFにして(さすがに自宅の位置は晒したくない),三日画師のかすかだりに掲載する小物撮影用として細々と使い続けてきた。コンパクトデジカメは被写界深度が深く,接写が得意な機種が多いのだ。

 接写モードというと,絞りをあけて被写界深度を浅くしてボケを大きくするんじゃないの……という人も多いようだが,その逆の需要もある。たとえば,実体顕微鏡で写真を撮るときには,できるだけ絞りを絞って被写界深度を深くして(その分,強い光を当てて)撮影するのは常識だ。

 デジタル一眼レフのエントリー機の実情はよくわからないが,フィルム一眼レフカメラ時代の後期には,各社ともエントリー機にはオートピクチャーモード(これはPENTAXの呼称で,他社は別の呼び方だった)が付いていて,AFピント位置までの距離などから,人物モード・風景モード・動体モード・接写モードをカメラが自動的に判断してシャッター速度と絞り値を設定してくれるのが売りになっていた。
 その中の接写モードの時のプログラムオートAEのプログラム線図が,メーカーによって大きく異なっているのを興味深く思った記憶が残っている。うろ覚えだが,ミノルタは接写モードのときに,その他のモードよりも絞りを大きく開けてボカす傾向があり,PENTAXは逆に絞って被写界深度を大きく取る傾向があった。
 絞る/あける,どちらが正解というわけではないのである。

 とにかく,ガジェット類を適当にそれらしく撮影するのに,被写界深度の深いコンパクトデジカメは便利だ。Cyber-shot DSC-HX5Vの替わりになるデジカメをどうしようかと考えたときに,真っ先に思いつくのは日頃ポケットに入れて持ち歩いているCanon PowerShot S100だが,重宝しているGPS機能をいちいちOFFにするとか,アップロードする際にEXIFの位置情報を消したりするのは面倒すぎる。RICOH GRはワーキングディスタンスが稼げないので,シーリングライトに頼った手抜きの照明じゃまともに撮れない。

 机の中やら押し入れの中から,それ以前に使っていたデジカメを引っぱり出してみた。出てきたのは,NikonのCOOLPIX 5700,RICOHのCaplio GX,CanonのPowerShot G7(2006年10月発売の1040万画素)。

050416-173417
 Nikon COOLPIX 5700(E5700,2002年6月発売・524万画素)

050416-173515
 RICOH Caplio GX(2004年5月発売・513万画素)

131102-225311
 Canon PowerShot G7(2006年10月発売・1040万画素)
 RICOH GRと揃いの赤リング……

131102-230904
 RICOH GR(2013年5月発売・1690万画素)

 驚いたのは,Caplio GXとPowerShot G7。5年ぐらいバッテリーのない状態で放置していたにもかかわらず,充電したバッテリーを入れたら,内蔵時計に10分程度の誤差はあったものの,現在の日時の設定で起動した。バッテリー無しで,どこに何をどうやって保存していて,それを今の日時に復元したのだろう。2000年頃までのデジカメは,充電のためにバッテリーを抜いただけでも,日時の設定どころか,フラッシュOFFの設定まで忘れてしまって,いちいち再設定が必要な機種も多かったぐらいなので,技術が大きく進歩していることを実感した。異邦人にでもなった気分だ。

 COOLPIX 5700は,恐らくバッテリーが死んでしまっているようで,電源スイッチを入れても,ウンともスンとも言わない。バッテリーを充電しようとしても,すぐに満充電状態になってしまい,実際にはまったく充電されていない感じだ。
 この純正バッテリーEN-EL1は,まだカメラを使っていたころから品薄で,入手が困難だったから,現在では互換バッテリーの入手ができるかどうかというところだろうか。COOLPIX 5700は,6Vリチウム一次電池2CR5も使えるので,閑なときにでも試してみたい。

 結局のところ,手ぶれ補正機能が付いているPowerShot G7を小物撮影用に使おうと思っているのだが,残念な点がひとつ。
 最後のRICOH GRの写真の左端の部分に,それが写っている。縦に一本だけ撮像素子欠損の筋があるのだ。PowerShot G7の撮像素子はCMOSセンサーではなくCCDセンサーなので,垂直転送レジスタか転送ゲートに欠損があり,不良画素ではなくライン欠陥になっているようだ。

 PowerShot G7で撮った過去の写真を調べてみたら,最後に使ったのは2009年1月の佐賀県唐津だった。それから4年半,カメラを放置しているうちにCCDセンサーが劣化したのだろうか。電圧は掛かっていなかったので,エレクトロマイグレーションが発生するとは考えにくい。コンタミによるイオンマイグレーションだろうか……

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