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2013年7月19日

神戸電鉄粟生線はこのまま縮小均衡を目指すのか

 12年度の乗客大幅減 赤字は10億円切る 神鉄粟生線(2013年7月6日 神戸新聞)

 深刻な赤字が続く神戸電鉄粟生(あお)線で、2012年度の輸送人員が667万人となり、11年度より15万人も減ったことが5日、分かった。12年度の赤字額は9億7600万円で、兵庫県と沿線3市による支援や経費削減の効果で12年ぶりに10億円を切った。

三木上の丸〜三木
〔三木駅〜三木上の丸駅間で美嚢川を渡る神戸電鉄粟生線の電車(2011年5月4日)〕

 深刻な赤字に苦しむ神戸電鉄粟生線。輸送人員が15万人も減ったとはいえ,年間667万人もあり,輸送密度は約9600人/日kmと,廃止が取り沙汰される路線とは思えないほど多くの利用客数のある路線なので,以前からずっと気になっていた。

 2012年度の輸送人員の減少は,志染〜粟生駅間の運転本数を大幅に減らし,日中の列車は1時間に1本にしたことの影響が大きいと思う。志染〜粟生間の列車の本数を確保するために,車両を切り離して短編成にするとか短編成の列車を折り返し運転するなどの施策は,やはりコストがかかるので,一気にばっさりと1時間1本に削減……。

 縮小均衡の道が,悪循環の最悪のスパイラルになってしまう可能性もある。路線の存続に向けて,必死の施策が行われているように思う。

【参考】
2011年2月18日:神戸電鉄粟生線存廃問題 支援渋る自治体
2011年7月 3日:神戸電鉄が粟生線の上下分離方式を提案
2012年2月22日:とりあえず神鉄粟生線、存続へ
2011年5月 4日 (水曜日):新開地〜三木上の丸:神戸電鉄粟生線
2011年5月 4日 (水曜日):三木市ナメラ商店街《三木上の丸〜三木》
2011年5月 4日 (水曜日):粟生〜北条鉄道で加西市北条町へ
2004年5月 2日 (日曜日):神戸電鉄の急勾配は登山電車並だった

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コメント

もう、三木駅以西は部分廃止も止むを得ない状況に
近づきつつあるのかもしれませんね…。

投稿: BOY | 2013年8月11日 10時42分

まずは、親会社の阪急阪神HDが、この問題に対して、どういう方策をもっているかがまったく見えてこない。
まず、グループ全体で内部補填を行わせることを仕向けなけばならず、
手始めに、神姫バスを神戸電鉄を合併させることをすべきだと思う。
これは兵庫県が三井住友銀行あたりに手をまわさせて、
補助金を出す手前上、グループ同士でも協力すべきだ。という知事の力を使う必要がある。
知事の力というと、以前、三井不動産が千葉県とで、オリエンタルランドに支援する件で、事業を撤退するようなことをしたため、当時の千葉県知事を怒らせて、三井不動産の新規事業を知事権限でとめてしまったことがある。

投稿: ラン | 2013年9月 9日 23時20分

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