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2013年7月 9日

またJR北海道の特急が出火トラブル

 JR北海道・特急火災、エンジン上部に穴 4月と同型、再発防げず(2013年7月7日 北海道新聞)

 6日に火災を起こしたJR北海道の特急北斗14号は、車両の心臓部分であるディーゼルエンジンに穴が開いていた。4月にも同型エンジンに穴が開き、特急北斗が出火トラブルを起こした。JRは、関連部品を交換し重点的な点検も行ったが、再発を防ぐことはできなかった。

 JRによると、事故車両のディーゼルエンジンは鋳鉄製で高さ1メートル、縦2メートル、横2・2メートルの箱形。ピストン付近のエンジン外壁に直径約5センチの穴が開き、エンジン全体に潤滑油が付着していた。

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〔苫小牧駅に停車する特急「北斗」(2004年8月)〕

 4月に函館本線八雲駅で発生した特急「北斗」の出火トラブルと,似たようなトラブルがまた発生した。「北斗14号」が出火トラブルを起こしたのは,函館本線の山崎~鷲ノ巣とのことで,八雲駅とはほぼ隣り合わせの区間である。しかも,いずれもキハ183系気動車の大きなエンジントラブル。

 経営が苦しいJR北海道としては,推測ではあるが,少しでも各種機器や交換パーツの交換時期を遅らせて,長い期間使い続けられるような施策をとっていると思われる(もちろんそれはJR北海道が判然と判断した基準内での話だろうけど)。

 石勝線のひどい事故があり,抜本的対策がなされたはずのJR北海道では,今年に入って4月の函館本線八雲駅,5月にはキハ183系気動車ではなく,電車特急「スーパーカムイ」でベアリングの潤滑油が抜けて火災を起こしており,明らかにキハ183系気動車だけの問題ではないし,エンジンの問題でもない。効果的な対策が取られていないことは明らかだ。

 北海道内で頻繁に発生している貨物列車の脱線事故も,やはりJR北海道の軌道整備状況が気になる。

 北海道新聞の4月の記事を見ると,JR北海道における同社責による運休や30分以上の遅延トラブルは,2012年度は2月末までに165件と,これは過去10年で最高の件数になっているそうだ。
 また,国土交通省鉄道局の2011年度の在来線100万km走行あたりの輸送障害が発生する件数は,JR東海・九州が1.02件,JR東日本が1.69件だったのに対して,JR北海道は3.54件と群を抜いて多いという。

 日本国内を見渡すと,同じキハ183系気動車が,JR九州の観光列車に使われているが,今のところJR九州まで影響を及ぼしていることはなさそうだ。そういう判断をしたということは,やはり車両やエンジンの構造的な問題ではなく,整備状況などのJR北海道の体勢が問題視され,詳細な調査が行われることになるのだろう。

 今年の夏は,青森の弘南鉄道大鰐線や北海道の江差線などに乗って旅をするのも面白そうだと考え始めていたところだっただけに,少し考え方を変える必要が出てきたかもしれない(あくまで個人的な旅の話)。

〔7月11日追記〕
 JR九州のキハ183系1000番台「ゆふDX」は,転用にあたって機関・変速機の取り替えが実施されているらしい。
http://railf.jp/car/jr/kyushu/dc-183-1000yufudx.html

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