« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »

2013年7月の18件の記事

2013年7月31日

灯台下暗しで予備バッテリーを確保

 今年の夏は東北地方を旅するぞ……と思い立ち,メインのカメラはD800Eに十数年前に買った24-85mmの安ズーム1本だけ,予備のカメラとしてPowerShot S100をポケットに突っ込む。

 あまり電池の持ちが良くないPowerShot S100のバッテリーがひとつだけでは不安なので,近くのヨドバシカメラで予備バッテリーNB-5Lを買っておこうとしたら,なんと以前からずっと欠品なのだとか。
 あれあれ,後継機のS110でも同じ型式のバッテリーを使っていて,明らかに現行品のバッテリーなのに欠品を続けているとは困ったもんだ。キヤノンの担当者出てこーい……と文句をひとつふたつ言いたいところだが,時間が無いので,しかたなく〝互換バッテリー〟とやらで我慢するか……。と思ったら,純正品の品切れが続いているためか,互換バッテリーも売り切れ状態。
 本当に困ってしまった。予備の予備機としてiPhone 5のカメラで我慢するか……とまで考えた。

 で,そのiPhoneでNB-5Lについて検索したところ,対応機種がずいぶん古い。昔から使われていた型式のバッテリーらしい。その古い機種の中に,見覚えのある「IXY 800IS」の文字があるではないか。

131218165622

 さっそく自宅に戻ってIXY 800ISを探す。普段から部屋中をグシャグシャに整理整頓しているので手間は掛かったが,やっと見つけ出したIXY 800ISのバッテリーは,紛れもなくNB-5Lだった。

 これで安心して下手な鉄砲を撃ちながら旅ができる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月30日

ここ数日の豪雨で下北沢北口駅前食品市場の屋根落ちる

 下北沢北口駅前食品市場の屋根一部落ちる-老朽化が原因か(2013年07月29日 下北沢経済新聞)

 下北沢北口駅前食品市場の屋根が、ここ数日の豪雨により一部倒壊した。

 下北沢北口駅前食品市場は戦後の闇市の名残といわれており、立ち飲み形式の居酒屋や青果店、乾物店など数十の個人店舗が軒を連ねている。下北沢駅地下化に伴う再開発により、一部店舗はすでに取り壊しが始まっていた。倒壊したのは、市場の中央にあたる屋根。けが人はいない模様。

(リンク切れ)

(リンク切れ)
〔下北沢北口駅前食品市場(いずれも2004年2月撮影)〕

 倒壊したのは市場の中央にあたる屋根ということで,上の2枚の写真のどちらかだと思われる。少し古い写真なので,様子はずいぶん変わっているはず。

 ずいぶん前に,再開発により下北沢駅前食品市場の取り壊しが始まったという話は聞いていたので,ひょっとしたらもう既に更地になってしまったのかと思っていた。一部店舗は残っていて,通路が使われていたらしい。残っていることがわかっていれば,もう一度見てみたい。が,食品市場内の全店は営業を一時中止し,再開のめどは不明らしい。

 戦後の闇市の名残は都内でも珍しくなっている。多くの人にとって,そういう場所は消し去りたい記憶の一部なのだということもわかる。飛鳥・奈良・平安の寺院建築物は意外にたくさん残っているが,当時の庶民が利用していた建物は現存しない(と思う)。建築史的な価値がないとされている近現代(戦後も含めて)の一般的な建物には保存する価値がないのかどうか,もう一度考え直してもいいんじゃないかという気がする。

【下北沢の写真】
2004年2月7日 (土曜日):下北沢の商店街を歩く
2009年5月16日 (土曜日):下北沢駅前食品市場と鈴なり横丁

| | コメント (0) | トラックバック (0)

安全管理の徹底で高速ツアーバスの撤退が相次ぐ

 高速バス 撤退続々 来月から新制度 安全管理厳しく(2013年7月29日 読売新聞)

 群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客45人が死傷したバス事故を受け、国土交通省は高速ツアーバスを今月で廃止し、8月から基準の厳しい「乗り合いバス」に営業形態を一本化する。同省のまとめでは、新制度移行に伴い高速ツアーバス事業者のうち半数が負担増などを理由に撤退方針で、同省中部運輸局管内でも20事業者から半減する。値上げの動きもあり、利用客の利便性にも影響が出そうだ。
(中略)
 ツアーバスは2000年の規制緩和で新規参入が進み、低料金を売りに急拡大した。しかし、関越道事故で安全管理の不備が表面化。新制度はツアーバスの運行をバス会社に任せていた旅行会社にも自社のバスで運行させて責任を明確化させるのが狙いで、停留所と乗車時の受け付け担当要員の確保や車両6台以上の自社保有、運行計画の事前届け出などが義務づけられる。

051203151931
〔新宿西口の道路上で乗り降りする高速ツアーバス(2005年12月)〕

071123162046
〔左折車線を占有して停車する高速ツアーバス(2007年11月・新宿)〕

 長距離の夜行高速ツアーバスが全国を走っている。びっくりするような安い料金だ(ツアーバスだけでなく路線バスも安い)。だが,関越自動車道のバス事故を受けて,8月から運行基準が厳しくなるのに合わせて,ツアーバスからの撤退が相次いでいるという。
 どうやって低料金を実現していたのか,非常に興味あるところだが,新宿周辺の路上でツアーバスに乗り降りしている様子を見ると,なんとなくそのからくりが見えてくる。

 私は夜行高速バス(高速ツアーバスではない路線バス)を利用したことが,今まで3回ほどある。新宿〜京都三条,新宿〜高松,松山〜新宿だったと記憶している。これらのバスはツアーバスではないため,バスターミナルから発着していた。

 しかしながら,高速ツアーバスは,停留所やバスターミナル設置の義務がないことから,コストダウンのために駐停車禁止になっていない路上や,駐車場のようなところを使うことが多い。実際には,交差点や横断歩道の近くなど,路上駐停車禁止のところに停めているのを見ることも少なくない。もともと,こんなことを規制緩和して認めていた法律は何だったのだろうと思う。

050827172403
〔新宿駅西口の前の1車線をふさぐバス(2005年8月)〕

 8月からは安全管理のために,停留所の確保,乗車時の受付担当要因の確保,車両6台以上の自動車保有,運行計画の事前届け出などが義務付けられることになるわけだが,たかだかこれぐらいのことで,「当直の運行管理者を置かなければならず,対応が困難」「人員確保が難しい」「ハードルが高すぎる」とは,なんという甘い管理体制で今まで運行していたのだろう,という感想しか浮かばない。

 無理矢理,鉄道の話に戻してみる。長距離の高速ツアーバスの運賃の安さに負けて,夜行寝台列車・夜行列車の廃止が進んだとはいえないとは思っている。寝台列車はバスに比べると圧倒的に料金が高かった。設備も古くさい感じだった。夜行列車のシートは,確実に高速バスより劣っていた。道路の整備・保守が税金を使って行われることと,鉄道各社が線路の整備・保守を行うことのコスト差は,限りなく大きい。

030101221155
〔高速バスにはかなわなかった寝台急行「銀河」(2003年1月)〕

 しかし,ATSをはじめとする多くの安全システムに守られた安全性の高さ,列車の安全運行に係わるたくさんの鉄道マン(もちろんこれらはコストアップにつながる),走行中もブラブラと車内を歩き回れる自由度……等々,単にノスタルジーとは言えないメリットも鉄道にはあったと考える。

 新しい法律の施行によりツアーバスが激減しても,夜行高速バス(路線バス)の料金が急に高くなることはないだろう。もちろん,急に夜行列車が再登場することもない。しかし,いつの日か振り返ってみたときに,鉄道のエネルギー消費量・環境負荷の小ささに思い至ることがくるんじゃないかと思ってみたりしながら,夏休み中の旅はどこへ行こうか考える夜なのであった。

090720191147
〔新宿駅西口ヨドバシカメラ前の高速バスのりば(2009年7月)〕

051002164520
〔新宿西口ヨドバシカメラ前を頻繁に発車する高速バスは,西新宿の風景に溶け込んでいた(2005年10月)〕

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月29日

向ヶ丘遊園モノレールの記憶

 来春閉館することになった大阪の交通科学博物館へ行ったときの写真を探して,HDD内を彷徨っていたら,懐かしい向ヶ丘遊園モノレールの写真が出てきた。台車に亀裂が見つかったということで2000年に突然運休し,そのまま動くことなく2001年2月に廃止になったモノレールだ。

 当時は近くに住んでいたのに,まさか突然なくなってしまうとは思わなかったので,ちゃんと撮影していなかったことが悔やまれる。

980410-165532
〔ダイエー向ヶ丘店の前(1998年4月)〕

980410-165545
〔向ヶ丘遊園駅に向かって走り去る(1998年4月)〕

980410-165601

980410-161007
〔府中街道の稲生橋交差点をカーブする(1998年4月)〕

980410-160958
〔府中街道に沿って走る(1998年4月)〕

980410-171322
〔運転席。向ヶ丘遊園駅を出てすぐ(1998年4月)〕

980410-171657
〔廃止となったモノレールを追うように翌年閉園した向ヶ丘遊園(1998年4月)〕

980410-171713

980410-171907
〔向ヶ丘遊園前駅に停車するモノレール(1998年4月)〕

980607-124451
〔稲生橋交差点をカーブするモノレール。デジカメが変わって画質が少し良い(1998年6月)〕

980607-124737
〔向ヶ丘遊園駅前の駐輪場の上を走る(1998年6月)〕

【参考】
複々線化前の小田急線向ヶ丘遊園〜新宿(1997年5月)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大阪の交通科学博物館が来春閉館へ

 大阪の交通科学博物館、来春閉館(2013年7月26日 鉄道コム)

 JR西日本と交通文化振興財団は24日、JR弁天町駅に隣接する交通科学博物館の営業を終了すると発表した。営業終了日は、2014年4月6日(日)。

 同館は1962年、大阪環状線全通記念事業の一環として開館。当時の名称は「交通科学館」で、1990年に「交通科学博物館」に変更した。展示車両は、7100形蒸気機関車「義経号」、80系電車クハ86形、特急形気動車キハ81形、新幹線0系、ML-500形リニアモーターカーなどで、HOゲージの大型ジオラマ、Gゲージの運転体験コーナー、駅弁掛紙や新幹線記念品などの資料、新橋駅や500系新幹線の模型などの展示もある。同館の2012年度の入場者は約28万人だった。

991211171754
〔交通科学博物館・昭和初期の駅を再現したコーナー。ホームには1800形蒸気機関車が停まっている(1999年12月)〕

 日時は覚えていないが,JR弁天町駅に隣接する交通科学博物館には一度だけ行ったことがある。秋葉原にあった交通博物館よりも,ゆったりした展示だったのが記憶に残っている。

 そのときの写真があるはずと思い,ハードディスクの中を探し回ったら,一枚だけ写真が見つかった。出かけたのは1999年の12月。当時はフィルムカメラがメインだったので,デジカメで撮ったのはたった一枚だけ……

 デジカメで撮った写真は,ファイル名が「撮影年月日-時分秒」になるように設定している。現在は,旅して歩いた場所はブログに記しているので,ブログ内をGoogle検索することで,撮影年月日から当時の写真にたどり着くことができるが,ブログを書き始めた2003年より前の記録は,検索しようがない。

 デジカメを使い始めた1995年頃は,バッテリー容量や記憶容量の制限が大きく,撮影枚数も少なかったので,旅した場所や撮影したものをメタデータとしてテキストファイルに書き込み,写真と同じフォルダに入れて,検索ツールやgrepコマンドでキーワード検索するなんてことをやっていたこともあるが,次第に撮影枚数が増えてくると,それも面倒になってしまった。

 そのうちパソコンの検索機能もどんどん進化して,デジタル一眼レフを普通に使うような時代になれば,言葉で画像検索ができるようになったりするだろうと思っていたが,想像していたような検索機能の進化はなかった。いや,むしろ退化しているんじゃないだろうかと思うこともある。
 1995年頃もオイラはMacを使っていたのだったが,愛用していた検索ソフト(「検索君」とかいう名前で,犬がトレードマークだった。似たような名称のソフトがたくさんあるけど)では,「○○というワードの前の近くに△△というワードがある」「□□というワードの後ろ何文字目内に○○というワードがある」というような検索まですることができたが,現在のWindowsやMacに付属する検索機能では,そんなことができない。

 まあ,検索機能はどうでもいい。秋葉原の交通博物館は,鉄道以外にも飛行機や船や自動車の展示もあって面白かったのだが,埼玉の鉄道博物館に鉄道関係の展示が移ってしまってからは興味が薄れてしまった。オイラの興味は,汽車や電車(つまり車両)ではなくて交通(鉄道を含む)にある。秋葉原の交通博物館にあった鉄道以外の展示品・収蔵品の一部は大阪の交通科学博物館(や千葉県の航空科学博物館)に移設されているらしいので,閉館する前に機会があれば見に行ってみたいものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月27日

スペイン国鉄Renfeの〝Alvia〟がカーブを曲がれず大事故

 スペイン鉄道事故、原因は速度超過か―死者は80人に(2013年7月26日 THE WALL STREET JOURNAL.)

 スペイン北西部ガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステーラで24日起きた鉄道脱線事故で、事故調査団は急カーブでスピードを出し過ぎていたのが原因との見方を強めている。政府当局者が25日明らかにした。この事故で少なくとも80人が死亡、140人が負傷し、スペインでは1940年代以降で最悪の列車事故となった。

 列車は218人の乗客を乗せ、サンティアゴ・デ・コンポステーラ駅まで3、4キロの地点で脱線し大破した。一部の車両は転覆し、盛り土の上に放り出され、少なくともエンジン一基が火災を起こした。現場に設置された監視ビデオカメラでは、列車はカーブを曲がるところで脱線し、線路脇の壁に衝突し、煙と塵に包まれた。

 スペイン国鉄Renfeの高速列車〝Alvia〟で大事故が発生してしまった。カーブに設置されていた監視カメラの映像が脱線転覆の瞬間をとらえ,それが公開されたため,世にも恐ろしい映像を見た人も多いことと思う。私は全身に鳥肌が立ち,異様な寒気を感じた。そういう映像だった。速度制限のあるカーブに超過スピードで突っ込んで,曲がりきれずに列車が脱線した様子は,福知山線の尼崎での事故も速度は異なるが,同じようなイメージの脱線転覆したのだろうと想像され,心が痛む。
 なぜあの場所に列車を写す固定カメラが設置されていたのかは気になるが,その話はとりあえず置いておく。

 事故を起こしたのは,非電化区間でも走行できるように,先頭の機関車と客車の間に電源車を繋いだタイプのハイブリッド車両730系(S730)である。繰り返し脱線転覆する映像を見ると,列車の2両目,つまりこの電源車が最初にカーブを曲がりきれずに外側に倒れたように見える。

 工学院大学の曽根教授は,〝Alvia〟を非電化区間でも走行できるように追加した重心の高い電源車及び台車の構造的問題が事故発生のカギではないかと説明している。

talgo230
〔http://img69.imageshack.us/img69/5735/talgo230.jpg〕

 事故原因として「速度超過」の次に指摘されているのが,2両目の電源車の構造だ。その構造がわかる写真をネットで見つけたのでリンクしてみた。

 客車はスペインお得意の一軸台車連接型客車「タルゴ」である。日本を走っているような普通の列車は,1車両に2つのボギー台車が付いていて,1車両あたり(片側が)4つの車輪で車体を支えることになる。しかし,タルゴは車両と車両の間に台車がある連接台車を採用している。

 連接台車は小田急線のロマンスカー等にも使われている。車両と車両の間に台車を配置するため,トータルでは台車の数を減らすことができ,車体の揺れも少なく,カーブの速度向上が可能になり,乗り心地が良いというメリットがある。しかし,車体と車体の連結を切り離すと,台車がどちらか一方にしか無くなってしまうので,列車を増結したり短くしたりするのが非常に不便になる。

 タルゴが変わっているのは,その連接台車が一軸台車であることだ。小田急のロマンスカーは連接台車にはボギー台車を使っている。タルゴは車体の長さを極端に短くするとともに,1軸台車を使うことで編成を大幅に軽量化しているように見える。

 このタルゴは古くからのスペインの技術の蓄積があるので,今回の事故とは無関係だと思われる。さらに言えば,タルゴのもうひとつの特徴である軌間可変機構も,古くから使いこなされた技術なので,今回の事故とは無関係だろう。日本では新幹線と在来線を直通走行することを目的として,軌間可変機構を持ったフリーゲージ・トレインの開発を進めているが,残念ながら実用性能においてはヨーロッパの鉄道の域にまでは達していない模様だ。

 さて,写真に写っている2両目の電源車の構造を見てみる。この写真は,非電化区間を走行しているところなので,2両目の電源車が電力を作り出し,先頭の車両のモーターを駆動しているところの写真だ。電源車の台車は,先頭側は機関車と同じボギー台車となっている。しかしながら,客車側の台車は,客車に使用されているものと同様の一軸の連接型台車になっているように見える。
 電源車は非常に重い車両だと思われるが,その重量のかなりの部分を先頭側のボギー台車だけで受け止めるというアンバランスな構造になっている。さらには,電源車と客車の両方を支える一軸の連接型台車は,前後の車両からの荷重受けているのだが,前の電源車からは強い力を受け,客車からは弱い力しか受けない。これもアンバランスだ。

 せめて,ここの連接台車にだけはボギー台車を使うというような設計にはできなかったのだろうか。その場合,客車の前部の旅客スペースが減少する。安全より利益をとったのかもしれない……

 事故を起こした運転士が,Facebookに「200km/hを出した」とかのスピード自慢を綴っていたという話も聞こえてくる。
 事故報告書が出るまでは半年から1年ぐらいはかかるだろう。こういう事故はなぜか類似の事故が続いてしまうことが多い。日本の新幹線も,この事故を他山の石として,安全性向上の努力を続けてもらいたい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2013年7月23日

弘南鉄道社長が大鰐線廃止方針を撤回

 弘南鉄道社長、大鰐線存続の意向(2013年7月22日 東奥日報)

 利用者減少を受け、2017年3月末での廃止方針を示されていた弘南鉄道大鰐線(中央弘前―大鰐間13.9キロ)について、同社(本社・平川市)の船越弘造社長が22日午前、弘前市役所と大鰐町役場を訪れ、葛西憲之市長と山田年伸町長に廃止方針の撤回を伝えたことが、両首長への取材で明らかになった。同社は同日午後、記者会見を開き存続の意向を表明する予定。

060813144832
〔土砂降りの弘南鉄道弘前中央駅(2006年8月)〕

 株主総会で大鰐線の廃止方針に言及した船越社長だったが,ここに来て事態は急展開,弘前市役所と大鰐町役場を訪問して,廃止方針の撤回を伝えたもよう。
 土砂降り状態だった大鰐線の電車に,うっすらと陽が差し込んできた感じだ。

060813-134653a
〔弘南鉄道大鰐線(2006年8月)〕

060813151527
〔各種の特徴ある車両を抱える弘南鉄道(2006年8月)〕

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年7月19日

神戸電鉄粟生線はこのまま縮小均衡を目指すのか

 12年度の乗客大幅減 赤字は10億円切る 神鉄粟生線(2013年7月6日 神戸新聞)

 深刻な赤字が続く神戸電鉄粟生(あお)線で、2012年度の輸送人員が667万人となり、11年度より15万人も減ったことが5日、分かった。12年度の赤字額は9億7600万円で、兵庫県と沿線3市による支援や経費削減の効果で12年ぶりに10億円を切った。

三木上の丸〜三木
〔三木駅〜三木上の丸駅間で美嚢川を渡る神戸電鉄粟生線の電車(2011年5月4日)〕

 深刻な赤字に苦しむ神戸電鉄粟生線。輸送人員が15万人も減ったとはいえ,年間667万人もあり,輸送密度は約9600人/日kmと,廃止が取り沙汰される路線とは思えないほど多くの利用客数のある路線なので,以前からずっと気になっていた。

 2012年度の輸送人員の減少は,志染〜粟生駅間の運転本数を大幅に減らし,日中の列車は1時間に1本にしたことの影響が大きいと思う。志染〜粟生間の列車の本数を確保するために,車両を切り離して短編成にするとか短編成の列車を折り返し運転するなどの施策は,やはりコストがかかるので,一気にばっさりと1時間1本に削減……。

 縮小均衡の道が,悪循環の最悪のスパイラルになってしまう可能性もある。路線の存続に向けて,必死の施策が行われているように思う。

【参考】
2011年2月18日:神戸電鉄粟生線存廃問題 支援渋る自治体
2011年7月 3日:神戸電鉄が粟生線の上下分離方式を提案
2012年2月22日:とりあえず神鉄粟生線、存続へ
2011年5月 4日 (水曜日):新開地〜三木上の丸:神戸電鉄粟生線
2011年5月 4日 (水曜日):三木市ナメラ商店街《三木上の丸〜三木》
2011年5月 4日 (水曜日):粟生〜北条鉄道で加西市北条町へ
2004年5月 2日 (日曜日):神戸電鉄の急勾配は登山電車並だった

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年7月18日

大糸線の護岸壁崩れによる運休が長期化

050430172935compressor
〔大糸線平岩〜小滝間(2005年4月)〕

 6月に発生した大糸線平岩〜小滝間での姫川の護岸壁崩れだが,どうやら復旧工事が進まず,ずるずると運休が続いているようだ。

 護岸壁崩れ運休・大糸線 21日も全列車運休(2013年6月20日 新潟日報モア)

 20日午前9時半前、糸魚川市のJR大糸線平岩―小滝間で、線路から20メートルほど離れた姫川の護岸壁が幅約15メートル、高さ約5メートルにわたって崩れたため、列車の運転を見合わせた。

 JR西日本金沢支社によると、崩落は大雨が原因。線路の安全を確認するため、普通列車14本が運休し、約150人に影響した。21日も安全確認のため、大糸線の全列車が運休する。

 この記事を読んだ時点では,数日で復旧するだろうと思っていたが,護岸壁が崩れてから約一ヶ月経った現在も大糸線の非電化区間では列車の運休が続いている。

JR西日本 列車運行情報のページ
【大糸線】 運転取り止め
大糸線では平岩駅~小滝駅間において姫川の護岸が一部崩れているのを確認したため当分の間、全ての列車の運転を見合わせます。

※糸魚川駅~南小谷駅間では代行輸送を実施しています。
なお、代行輸送は概ね列車の運転時刻で行っていますが道路状況等により列車の運転時刻によれない場合もあります。

 今年の夏休みはどこへ行こうか考えながら,JR北海道は特急列車の出火事故が相次いだこともあって,列車が混乱してそうだからパスして,東北かゴールデンウィークと同じ北陸かな……などと考えながらJR西日本のサイトを見ていて大糸線の運休が続いていることに気付いた。

 1995年の姫川の大規模な水害では,復旧工事中に大規模な土石流が発生し,たくさんの作業員が死亡するという惨禍があった。姫川はフォッサマグナ西端の糸魚川-静岡構造線に沿って流れており,日本有数の暴れ川だ。梅雨末期〜台風シーズンを避けて復旧工事が行われることになるのかもしれない。大糸線の運転見合わせは,まだしばらく続いてしまうことになりそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月12日

昨年9月事故の「スライジングブロック」所在不明 JR北海道

 <JR北海道>連接棒脱落…特急出火、過去2件と原因同じか(2013年7月10日 毎日新聞)

 北海道八雲町のJR函館線で特急から出火した事故で、車輪の回転軸とピストンをつなぐエンジンの「連接棒」12本のうち2本が脱落していたことが10日、運輸安全委員会の現地調査で分かった。昨年9月と今年4月の同型車両の事故では連接棒が破損してエンジンに穴が開いていたことが判明。JR北海道は部品の金属疲労が原因とみていたが、今回の事故は部品交換後に起きていた。運輸安全委は3件が金属疲労以外の同じ原因で起きた可能性があるとみて調べている。

 運輸安全委によると、連接棒はピストンにつながるピンが割れて、潤滑油の受け皿に落ちていた。エンジン内では燃料供給量を調節する金属部品「スライジングブロック」が壊れており、過去2件の事故と同様に、部品の破損でエンジンに燃料が供給されすぎて回転数が異常に上がり、連接棒が脱落した可能性があるとみられる。運輸安全委の現地調査は10日で終了した。

 キハ183系の過去の2件の事故と同じ,「スライジングブロック」の破損が原因でエンジン破壊に至った可能性が出てきたようだ。4月に新品に部品交換したばかりで破損が起きたことで,金属疲労以外に何らかの原因があったと考えるのが妥当だろう。設計ミス,製造不良,組立不良……。とにかく,JR北海道が事故の原因を金属疲労と判断し,全車両の部品交換だけで運転を再開したのは間違いだったことになる。

 記事の最後の方に,とても気になることが書かれている。

 昨年9月の特急事故で破損したエンジンの金属部品「スライジングブロック」が所在不明になっていることが10日、JR北海道への取材で分かった。

 JR北海道によると、破損の原因は製品不良の可能性が高いとして、昨年10月、製造元の独ボッシュ社に調査を依頼。代理店を通じて破損した部品を送った。しかし、JRが10日に確認したところ、「届いていない」と回答があったという。

 JRは発送後、部品の到着を確認せず、原因についても問い合わせていなかった。同社広報部は「(ボッシュ社は)いろいろ調査しているので、(時間がかかっても)不審に思わなかった」と説明している。

 昨年9月の事故で破損した「スライジングブロック」を,調査のため製造元の独ボッシュ社に送ったが,先日7月10日に問い合わせて,初めて行方不明になっていることがわかっただなんて,常識的にありえない話だ。その間,調査の進捗等を一度も問い合わせていなかったことになる。JR北海道は,本気で原因を究明しようなどとは考えていなかったのだろう。ボッシュ社に送ったという話すら信憑性を欠く。これはひどい。

 どうでもいい話だけど,「スライジングブロック」という言葉も気になる。スライジングブロック=Sliding Block(スライディングブロック)なんだろうけど,これは業界の専門用語なのだろうか。私はメカ屋の端くれだけど,今まで聞いたことがない。これを発表したのはJR北海道だろうか。そのままの用語を報道するほうもするほうだけど(「滑り子」とか言い換えればいいのに),やけに古くさい言葉に感じる。いまだにビルヂングとか,普通に使ってそうな印象だ。
 まぁ,滑り子ってのも古そうな感じだけど。

980830-141546
〔ロケット号のシリンダー部分。内燃機関のディーゼルエンジンではなく外燃機関の蒸気機関だけど(1998年8月)〕

 わかりやすい蒸気機関の例だと,滑り棒のようなガイドに沿って動くのがスライディング・ブロック(滑り子)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月11日

Photomatix Proを買ってみた

 朝から体調悪くて,また会社を休んでしまった。外はむちゃくちゃ暑くて,医者に薬をもらいに行くだけで調子が悪化しそうなので,一日横になっていた。

 横になっているだけでは芸がないので,以前から気になっていたHDR画像作成ソフト「Photomatix Pro」をダウンロードサイトから買ってみた。

 普段から町並みの写真を撮っている私は,使用しているカメラのほとんどで,ダイナミックレンジ拡張機能を目一杯強めに設定して撮影している。ほとんどの場合は,コントラストの低い眠い写真になるが,町並みの記録写真としてはそれが好みだった。建物の軒下が陰で暗く落ちてしまっては,そこに写っているものの記録が欠落してしまうからだ。

 写真表現的には,高コントラストでくっきりと主題を捉えた写真,逆光でシルエットが浮き上がった写真が,魅力的な写真だとは思うが,町並みの記録写真としては適当ではないと考えている。

 そんなわけで,白とびや黒つぶれ抑えて,現実の風景が持つ広いダイナミックレンジを記録できるHDR画像作成ソフトは気になる存在だった。

 ただ,HDR画像作成ソフトで仕上げられた写真が,あまりに超現実的な「絵」のようなものになっていることが多かったり,あらかじめ露出ブラケットで露出の異なる複数の写真を撮っておく必要があり(基本的には三脚使用),それが面倒くさくて二の足を踏んでいた。

 Photomatix Proのサイトで評価版のソフトをダウンロードして,先日撮影した写真を数枚(もちろん露出ブラケット撮影などしていない,単一の写真)をPhotomatix Proで処理をしてみたら,意外にも露出ブラケット撮影無しでも,そこそこ面白いHDR画像ができるようなので,正式ユーザーとなった。

 先日,神奈川県の大和市を撮り歩いたときの写真の中から数枚を,Photomatix Proの詳細設定をいじらないプリセットで処理した写真を並べてみる。
 撮影に使用したカメラはNikon D800E,レンズはAF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(一世代前の大口径標準ズーム)である。

130623-143543
〔D800Eオリジナル写真〕

130623-143543_01
〔Photomatix Pro 細部強調トーンマップ(スムーズ)〕

130623-143543_02
〔Photomatix Pro 細部強調トーンマップ(モノクロ)〕

130623-143543Enhancer
〔Photomatix Pro 細部強調トーンマップ(絵画的)〕

130623-142815
〔D800Sオリジナル写真〕

130623-142815_01
〔Photomatix Pro 細部強調トーンマップ(スムーズ)〕

130623-142815_02
〔Photomatix Pro 細部強調トーンマップ(モノクロ)〕

130623-142815Enhancer
〔Photomatix Pro 細部強調トーンマップ(絵画的)〕

130623-161544
〔D800Eオリジナル写真〕

130623-161544_01
〔Photomatix Pro 細部強調トーンマップ(スムーズ)〕

130623-161544_02
〔Photomatix Pro 細部強調トーンマップ(モノクロ)〕

130623-161544Enhancer
〔Photomatix Pro 細部強調トーンマップ(絵画的)〕

Photomatix_pro

 Photomatix Proのソフト内では,このように細かな調整ができ,好みのHDR画像を出力することが可能になっている。とりあえずは細かな調整はまったくせず,最初に用意されているプリセットのみで処理したので,まぁ,好みの画像になっているとは言い難い。
 しかしながら,たとえば細部強調トーンマップ(モノクロ)などは,なかなか面白いと感じた。普段は色情報が欠落するから好みじゃなかったモノクロ写真も,これなら一度撮ってみてもいいかなという気になった。HDR処理をすることで非現実的な色合いになるよりも,その色情報が消えるので,妙な違和感が消えるのかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月10日

常磐線の485系を淘汰したE653系が羽越線「いなほ」に

 E653系、今秋から特急「いなほ」で運転(2013年6月27日 鉄道コム)

 JR東日本新潟支社は26日、新潟~秋田間を結ぶ特急「いなほ」を、E653系のリニューアル車両に置き換えると発表した。8編成56両を今秋から順次投入する。

 E653系は、今年3月まで常磐線の特急「フレッシュひたち」で運用していた車両。今回の「いなほ」の転属に伴い、E653系1000番台とし、外観はクリーム色とオレンジを基調に、「夕日・稲穂・海」をイメージしたデザインに一新する。

040319-164431r
〔常磐線の日立駅に到着したE653系「フレッシュひたち」(2004年3月)〕

 常磐線を走っていた国鉄時代の485系「ひたち」を完全に置き換えるために導入されたE653系電車。まだしばらくは常磐線を走り続けるのかと思ったら,あっという間に羽越線に移ってしまうことになった。最近は旅に出る機会も少なくなり,過去の写真から推測してみると,たった一度しかE653系には乗っていないようだ。

 新潟〜秋田の羽越本線は,常磐線のように電車も多くなく(架線の下をディーゼルカーが走っていたりする),どちらかというと海沿いを通る割には海が見えなかった常磐線と違って海がよく見える。スマートな感じのE653系は日本海沿いの風景に映えるかもしれない。

050805-153723
〔間島駅付近を走る485系「いなほ」(2005年8月)〕

060811-123049
〔秋田駅で男鹿線のキハ40の陰に隠れる485系「いなほ」(2006年8月)〕

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2013年7月 9日

東北新幹線ダイヤ改正&奥羽本線青森~新青森間在来線増発

 JR東日本、青森~新青森間の在来線列車を増発…9月28日ダイヤ改正(2013年7月6日 レスポンス)

 JR東日本盛岡支社は7月5日、9月28日に実施する東北新幹線のダイヤ改正に合わせ、「はやぶさ」乗り継ぎに対応した在来線列車を奥羽本線青森~新青森間で増発すると発表した。
(中略)
 青森7時15分発~新青森7時21分着の増発列車を設定し、新青森駅での乗り換え時間を現在と同じ21分に収める。「はやて24号」が最高速度300km/hの「はやぶさ8号」に変わることから、増発列車~「はやぶさ8号」の乗り継ぎによる青森~東京間の所要時間は、現在より6分短い3時間53分となる。
(中略)
 新青森駅での乗り換え時間は現在より18分短い11分。「はやて26号」から「はやぶさ10号」への変更による所要時間の短縮も含めると、青森~東京間の所要時間は26分短縮されて3時間46分となる。

121231115604enhancer

 2013年秋のダイヤ改正で,最高速度が275km/hの「はやて」の一部が「はやぶさ」に変更となる。また,盛岡まで「はやぶさ」と連結する「スーパーこまち」のスピードアップにともない,新青森〜東京間の所要時間が6〜8分短縮。それに合わせて,在来線奥羽本線のダイヤ改正(増発列車が設定)が行われ,青森〜東京間の所要時間もかなり短縮することになる。

 奥羽本線の増発列車は,JR北海道の789系6両編成(2・3号車のみが利用可能)・JR東日本の485系で運転されることから,新青森〜函館間を結ぶ特急「スーパー白鳥」「白鳥」等の間合い運用だと思われる。

 こういう地道な所要時間の短縮は重要だし,喜ばしいニュースだと思う。

060814114253
〔JR北海道の789系電車〕

060814110900
〔JR東日本の485系電車〕

 東京〜青森駅間の所要時間が細かく書かれている記事は珍しい。2013年3月のダイヤ改正で,東北新幹線の最高速度が320km/h(宇都宮〜盛岡間)にアップし,東京〜新青森間の所要時間が2時間59分と,3時間を切ったことが大々的に報じられた。しかしながら実際は,東京〜新青森間を新幹線が高速で走っても,新青森から青森までは在来線に乗り換える必要があるので,東京〜青森間の所要時間は3時間を切ったりしない。

2010年12月4日:さて,本当の東北新幹線の所要時間を調べてみた

 JR東日本による青森までの所要時間短縮は喜ばしいが,第三セクターの青い森鉄道となった浅虫温泉,野辺地までの所要時間短縮も期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

KマウントのボディとFマウントの広角ズームを更新

 梅雨明けしていきなり真夏の暑さとなった7月7日七夕の日曜日……

 京急線南太田駅のドンドン商店街などを撮影していた。しかし,強い日差しが照りつけるアスファルトの表面温度はドンドン上昇し,暑くてたまらない。関東内陸部だけでなく,東京都心でも気温が35℃を越える酷暑日になったようだ。

 早めに街の撮影をやめて,冷房の効いた上大岡のヨドバシカメラでカメラを見て回ることにした(既に購入する気満々)。

130708-003254

 まず,第一には購入してからちょうど4年が経過したPENTAX K-7の後継機を見る。というか,心の中では既にPENTAX K-5 IIs 購入を決めている。見て回る必要もない,と思ったら,そもそもヨドバシカメラ上大岡店には,K-5 II の展示がなかった(……トホホ)。PENTAXのコーナーは,新しく発表されたばかりの,ボディ20色とグリップ6色の組み合わせによる117種類から好きな色のカメラを選べるK-50の色見本モックアップが大量に並んでいた。

130708-003033
 ボディサイズからデザインまで,K-7とまったく変わりがないK-5 IIs。二つ並べても,ロゴ意外では区別が付かない。
 外観だけでなく,ファインダースクリーンやアイピース,バッテリー,縦位置(バッテリー)グリップ,……等はまったく同じ。カメラ内の各種設定画面もほぼ同じで,これは本当にありがたい。

130708-003159
 K-7で使っていた縦位置グリップ(バッテリーグリップ)を付ければ,まったく違和感なく使える。

 同じかたちの製品を何世代も継続することは,他社製品ではほとんどありえないこと(唯一Apple社のiPhoneぐらいか)だが,PENTAXはときどきこういうことがあり,個人的にはフィルム一眼レフカメラのMZ-5からMZ-3への切り替えでも経験済みだ。

 そして,ヨドバシカメラ内でとても気になったのが……

130708-003437

 これ。不思議なかたちの,よくできた緩衝材で包まれているのが……

130708-003719

 ニコンの新しいFマウント広角ズームレンズ,AF-S Nikkor 18-35mm F3.5-4.5G EDである。

 実はFマウントの広角ズームレンズは,古いAF Nikkor 20-35mm F2.8Dという大口径タイプ(重量640g or 585g)を愛用している。
 AF-S化して広角側が広くなったAF-S Nikkor 17-35mm F2.8Gは,大きさが二回りぐらい大きく,重量が745(or 730)gもあって,乗り換えるつもりにならなかったのだった。写りのほうも,正確な数値的比較をしたわけではないが,高価な研削非球面レンズが使われているという脳みそへの刷り込みもあって,古いAF Nikkor 20-35mm F2.8Dの方がよく写るような気がしていたことも確かだ。

 ちまたでは,性能の高い新しいレンズを使わなければ使っても意味がないというような言われっぷりをされることもあるD800Eを使っていても,レンズが壊れるまではAF Nikkor 20-35mm F2.8Dのままで十分かと思っていた。

130708-004241

 だが,ニコンの新しい廉価版広角ズームAF-S Nikkor 18-35mm F3.5-4.5G EDを店頭でいじったら,ちょっと考えが変わった。
 上の写真にあるように,大きさはAF Nikkor 20-35mm F2.8Dとほぼ同じである。F2.8通しの大口径タイプと同じサイズの廉価版レンズだから,たとえ広角側が18mmと広くなっているとはいえ,最初は「買い換えるまでもないな」という印象だった。

 その印象が変わったのは,その重量がモックアップかと思うほど軽かったからだ。640g程度のAF Nikkor 20-35mm F2.8Dに対して,半分近い385gしかないのだ。これにはびっくり。重量だけなら,AF-Sレンズ化される前の,AF Nikkor 18-35mm F3.5-4.5Dが370gと軽かったが,さすがに今の時代に10年以上も前のボディ駆動Fマウントレンズを買うつもりにはならない。

 それと,このAF-S Nikkor 18-35mm F3.5-4.5G EDのレンズフードにも惚れてしまった。レンズをズーミングしても,フード先端までの長さが変化しないタイプなのだ。このタイプのフードは,最近どんどんと採用が減っていて,風前の灯火のような状態だ。かつては,望遠側にズームすると,にょきっとレンズが伸びるのは廉価版のレンズだけで,各社の看板となる大口径標準ズームは当然のように,フード先端までの長さがズーミングやピント操作で変化しなかった。

130708-005013

 手元にあった広角ズームレンズを並べてみた。左側だけはニコンの廉価版標準ズームのAF-S Nikkor 24-85mm F3.5-4.5G ED(VR無しの古いタイプ)で,望遠側にしてレンズの鏡胴がにょきにょきと伸びている状態を示している。

 その右側が今回購入したAF-S Nikkor 18-35mm F3.5-4.5G ED,その右隣がAF Nikkor 20-35mm F2.8D,右端はPENTAXのFA20-35mm F4 AL。いずれも35mmフィルムサイズ用(いわゆるフルサイズ用)のレンズである。

 左端のレンズ以外は,ズーム操作やピント操作でフード先端までの全長が変わらないタイプのレンズだ。やっぱりレンズはこうでなくっちゃ。望遠側で全長がにょきにょきっと伸びるレンズは,たぶん光学設計がやりやすいのだとは思うが,どうも見た目が安っぽくて仕方がない。

 最近ではCanonが,大口径標準ズームで全長が変わらないタイプから,望遠でにょきにょき伸びるタイプのレンズに設計変更するなど,看板レンズでも望遠側で伸びるタイプが増えている。とても残念な傾向だと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

またJR北海道の特急が出火トラブル

 JR北海道・特急火災、エンジン上部に穴 4月と同型、再発防げず(2013年7月7日 北海道新聞)

 6日に火災を起こしたJR北海道の特急北斗14号は、車両の心臓部分であるディーゼルエンジンに穴が開いていた。4月にも同型エンジンに穴が開き、特急北斗が出火トラブルを起こした。JRは、関連部品を交換し重点的な点検も行ったが、再発を防ぐことはできなかった。

 JRによると、事故車両のディーゼルエンジンは鋳鉄製で高さ1メートル、縦2メートル、横2・2メートルの箱形。ピストン付近のエンジン外壁に直径約5センチの穴が開き、エンジン全体に潤滑油が付着していた。

040802181733
〔苫小牧駅に停車する特急「北斗」(2004年8月)〕

 4月に函館本線八雲駅で発生した特急「北斗」の出火トラブルと,似たようなトラブルがまた発生した。「北斗14号」が出火トラブルを起こしたのは,函館本線の山崎~鷲ノ巣とのことで,八雲駅とはほぼ隣り合わせの区間である。しかも,いずれもキハ183系気動車の大きなエンジントラブル。

 経営が苦しいJR北海道としては,推測ではあるが,少しでも各種機器や交換パーツの交換時期を遅らせて,長い期間使い続けられるような施策をとっていると思われる(もちろんそれはJR北海道が判然と判断した基準内での話だろうけど)。

 石勝線のひどい事故があり,抜本的対策がなされたはずのJR北海道では,今年に入って4月の函館本線八雲駅,5月にはキハ183系気動車ではなく,電車特急「スーパーカムイ」でベアリングの潤滑油が抜けて火災を起こしており,明らかにキハ183系気動車だけの問題ではないし,エンジンの問題でもない。効果的な対策が取られていないことは明らかだ。

 北海道内で頻繁に発生している貨物列車の脱線事故も,やはりJR北海道の軌道整備状況が気になる。

 北海道新聞の4月の記事を見ると,JR北海道における同社責による運休や30分以上の遅延トラブルは,2012年度は2月末までに165件と,これは過去10年で最高の件数になっているそうだ。
 また,国土交通省鉄道局の2011年度の在来線100万km走行あたりの輸送障害が発生する件数は,JR東海・九州が1.02件,JR東日本が1.69件だったのに対して,JR北海道は3.54件と群を抜いて多いという。

 日本国内を見渡すと,同じキハ183系気動車が,JR九州の観光列車に使われているが,今のところJR九州まで影響を及ぼしていることはなさそうだ。そういう判断をしたということは,やはり車両やエンジンの構造的な問題ではなく,整備状況などのJR北海道の体勢が問題視され,詳細な調査が行われることになるのだろう。

 今年の夏は,青森の弘南鉄道大鰐線や北海道の江差線などに乗って旅をするのも面白そうだと考え始めていたところだっただけに,少し考え方を変える必要が出てきたかもしれない(あくまで個人的な旅の話)。

〔7月11日追記〕
 JR九州のキハ183系1000番台「ゆふDX」は,転用にあたって機関・変速機の取り替えが実施されているらしい。
http://railf.jp/car/jr/kyushu/dc-183-1000yufudx.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 3日

Googleリーダーが7月1日に終了し,読者にメッセージ「私のことは嫌いになっても……」

 2013年7月1日,とうとうGoogleリーダーのサービスが終了してしまった。
 既にGoogleリーダーからFeedlyとiPhoneアプリのBylineに移行を済ませているので,特に問題は生じなかったが,終了後にどうなっているのかを確認するためにアクセスしてみた。

404error_2

 というエラーは軽くパスして, http://www.google.com/reader/ にアクセスしてみる。

Googleリーダー終了

 Googleリーダーのページに,Googleからのメッセージが表示された。

“立ち寄ってくれてありがとう。Googleリーダーはサービスを卒業します。Googleのことは嫌いでも,代替サービスのことは嫌いにならないでくださいっ!”

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 2日

横浜新都市交通が横浜シーサイドラインに社名変更

130414-154514
〔野島公園駅を発車し金沢八景駅に向かうシーサイドライン(2013年4月)〕

 横浜新都市交通(株)のプレスリリース「10月1日から社名(商号)を変更いたします。 」(リンク先はPDFファイル)によると,2013年10月1日付けで,会社名を(株)横浜シーサイドラインに変更するとのこと。

 営業路線の正式名称は「金沢シーサイドライン」で,会社名は「横浜シーサイドライン」になるとまぎらわしいする気もするが,「金沢シーサイドライン」という正式名称はほとんど使われておらず,単に「シーサイドライン」と呼ばれているので混乱はなさそう。

060422144845
〔琵琶島神社から金沢八景駅のシーサイドラインを見る(2006年4月)〕

060422152755
〔平潟湾を行くシーサイドライン(2006年4月)〕

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 1日

そしてiPhoneアプリのBylineがFeedlyに対応

 とうとう2013年7月1日を迎えた。GoogleリーダーのRSSフィードサービスが終了する日である。

 既にFeedlyへの移行を済ませているので,特に慌てることはなかった。MacやPCでFeedlyを使うこともできるし,FeedlyのiOSアプリもある。
 ただ,このFeedlyのiPhoneアプリ版は,多くの記事をキャッシュすることがないため,地下鉄の中ではうまく記事が読めないという問題は残っていた。

 私は,Googleリーダーに対応したBylineというiPhoneアプリを愛用していた。このByline,記事のほとんどをキャッシュとして取り込むことができるため,電波の届かない地下鉄の車内などで非常に重宝するRSSリーダーだった。BylineがFeedlyに対応しようとしているという話を聞いて,Googleリーダーの代替サービスをFeedlyにしたこともあり,Bylineのその後がどうなるかが気になっていた。

Byline_itunes

 iTunes Storeを見ると,Bylineの最新版4.2が出ていたのでアップデートしたところ,対応フィードにFeedlyが追加されていた。これでMacやPCではFeedly,iPhoneでは以前から使っていたBylineでFeedlyの続きを読むことができる。
 まだFeedlyに対応したばかりなので,しばらくは多少のトラブルはあるかもしれないが,それも徐々に解決してゆくことだろう。

Byline_

 ぱらぱらとBylineでFeedlyのRSSフィードを読んでみる。以前GoogleリーダーのRSSを読んでいたときと,まったく同じ感覚でRSSフィードを読むことができる。こりゃすばらしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »