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2012年4月29日

北陸新幹線〜在来線直通はフリーゲージトレインか

 北陸新幹線、在来線と直通に 「フリーゲージ」導入へ(2012年4月28日 朝日新聞)

 2025年度末に敦賀(福井県)まで通じる予定の北陸新幹線で、国土交通省は線路の幅が違う在来線と行き来できる新型列車「フリーゲージトレイン」(FGT)をとり入れる方針を固めた。FGTなら敦賀―大阪の在来線区間も走れるため、富山―大阪間を乗り換えなしの直通運転でつなぐことができる。

 FGTが走っても、敦賀―大阪間にかかる時間は今の特急と変わらない。乗り換えの手間が省けるだけだが、国交省は「心理的な不便さが消える」と説明している。列車を運行するJR西日本も前向きだ。

 敦賀〜京都(大阪)に普通の新幹線が走らなくなる(敦賀以南の新幹線の実現が遠のく)計画であるから,おらが町にも新幹線という花がほしい,おらが町の新幹線が東京や大阪に繋がってほしいと思う方々は,花がなくなってガッカリしているかもしれない。

 それにしても,フリーゲージトレインの開発さえうまく行けば(これが心配の種だが),逆にこの線路状況はフリーゲージトレインを走らせるメリットの大きな地域だと思う。

 長距離の鉄道移動では,国交省の説明の通り,やはり乗り換え回数が無くなることのメリットは大きい。敦賀〜米原経由で現在の特急「しらさぎ」のように東海道本線を使って名古屋まで直通することも可能になる。

 JR西日本が前向きだというのにはびっくりだ。九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)のフリーゲージトレインの山陽新幹線への乗り入れは,新幹線の線路が傷むからという理由で断ったはずのJR西日本が,北陸新幹線への乗り入れは拒まず,前向きだというのが面白い。

 さて,長崎新幹線では時速130km(設計速度150km/h)で振り子式機構を備えた在来線の「白いカモメ」がフリーゲージトレインの強敵すぎて,長崎新幹線の存在意義を問われるような状態になっている。
 北陸新幹線〜在来線を走るフリーゲージトレインのライバル在来線特急「しらさぎ」も,また強敵である。最高時速は130kmで,曲線通過本則+25km/h(設計速度160km/h)の走行能力を有している。

 後はフリーゲージトレインの開発が順調に進むことを祈るのみである。

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コメント

しらさぎ使用車683系列の曲線通過本則+25km/hは、振り子機能ではなくて低重心構造によるものだったかと

投稿: | 2012年4月29日 03時45分

……ですね。修正しておきます。

投稿: 三日画師 | 2012年4月29日 03時50分

>九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)のフリーゲージトレインの山陽新幹線への乗り入れは,新幹線の線路が傷むからという理由で断ったはずのJR西日本が,北陸新幹線への乗り入れは拒まず,前向きだというのが面白い。

その理由は、山陽区間は300キロ運転を行うので、270キロしか出せないGCTは邪魔になるからです。

北陸など整備新幹線では、最高速度260キロなので、GCTを走らせても支障はありません。

投稿: かにうさぎ | 2012年4月29日 18時19分

それはあるかもしれませんね。
ただ、東北新幹線の盛岡以北や九州新幹線が、今後もずっと最高速度260km/hのままだとは思えないのと同じ理由で、北陸新幹線も最高260km/hという整備新幹線ルールのままだとは思えないんです。

投稿: 三日画師 | 2012年4月29日 22時40分

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