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2012年1月10日

山手線 品川−田町間に新駅計画

 山手線に新駅計画 品川―田町間、20年ごろ完成予定(2012年1月4日 朝日新聞)

 JR東日本が、山手線の品川―田町間に新駅の建設を検討していることが4日、分かった。今後、東京都や地元の港区などと協議をする。新駅は早くて2020年ごろオープンの見込み。山手線の新駅は1971年に開業した西日暮里(荒川区)以来で、30番目の駅となる。

 JR東の幹部らが明らかにした。品川―田町間は2.2キロと山手線で最も長く、10年ほど前から社内で新駅の検討を進めてきた。

 新駅をつくるのは品川から北へ約1キロの港区高輪付近で、現在の「品川車両基地」(約20ヘクタール)内。2013年度末には宇都宮、高崎、常磐の3路線と東海道線を直通でつなぐ「東北縦貫線」の開通に伴い、このうち10~15ヘクタールが不要になるという。

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 山手線の新駅予定地(朝日新聞)

 新年早々,わくわくするニュースが入ってきた。品川車両基地の跡地がどのようになるのかは注目の的だったが,そこに山手線・京浜東北線の新駅ができるというのはサプライズだ(と思う)。

 気になるのは,線路を約200メートルほど東に動かして,現在東海道線の下り線や東海道新幹線が走っている側に移設しようとしていることだ。なぜそのような移設が必要になるのだろうか?

 邪推してみた。
 ひとつは,羽田空港アクセスに関して,品川駅でのJR線と京浜急行線との乗り換えが,浜松町駅での東京モノレールの乗り換えに比べて便利なままという状況に風穴を明けたい……かもしれないということ。品川駅の山手線・京浜東北線のホームが構内の東側に大きく移動すれば,新幹線への乗り換えが近くなるだけでなく,京浜急行との乗り換えが遠くなることによって,浜松町駅での東京モノレールへの乗り換えが相対的に便利に感じるようになると考えたかもしれない(あくまで邪推)。

 もうひとつは,都営地下鉄浅草線・京浜急行の泉岳寺駅との関係である。
 現状の山手線・京浜東北線の当該位置に駅を新設すれば,既存の泉岳寺駅という駅名は無視できなくなる。いや,普通に考えれば,隣同士の位置関係になるので「泉岳寺」駅以外の駅名は考えられない。
 ところが,東京都と(宗教法人の)泉岳寺は,10年ぐらい前まで「泉岳寺」という駅名の使用に関して裁判沙汰になっていたという経緯がある。最高裁まで争って,最終的に「泉岳寺」という駅名を使用しても問題ないということで決着したが,それはあくまで都営地下鉄浅草線の泉岳寺駅に関してであり,山手線に泉岳寺駅を設けた場合は新たな争いになる可能性もある。それを避けるために駅同士を離して,乗り換えを考慮しないまったく別の駅名……たとえば「芝浦駅」とすることを考えたのではないだろうか(あくまで邪推)。

 そして,これが一番まっとうな考え方だが,品川車両基地の跡地につくる新たな街と,既存の高輪の街の間の鉄道をなくして,一体化した街を作るためである(やっぱりこれがまともだな)。

山手線 品川−田町間に新駅計画
 JR品川駅から北側の品川車両基地方向を見る(2010年7月)

山手線 品川−田町間に新駅計画
 電車の車内から見た品川車両基地(2011年4月)

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