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2011年12月 3日

京王井の頭線から3000系電車が引退

 京王電鉄:3000系車両引退 あすから記念乗車券発売(2011年12月2日 毎日新聞)

 京王電鉄は、井の頭線の「3000系」車両が12月に引退することから、「ありがとう3000系記念乗車券」を3日から全駅などで発売する。渋谷、下北沢、明大前、吉祥寺など7駅からの120~190円の硬券(硬い紙製)乗車券7枚のセットで1200円。券や台紙には3000系の雄姿がある。

京王井の頭線3000系
[高井戸駅付近を走る3000系電車(2004年2月)]

 とうとう京王井の頭線3000系電車が引退する。ステンレス製の車体に,FRP(繊維強化プラスチック)の前面運転台部分を組み合わせた「ステンプラカー」で,長らく京王井の頭線の象徴のような車両だった。2004年頃はまだまだたくさん走っていたが,その後は急速に新しい1000系車両に置き換えられていったようだ。

京王井の頭線3000系
[永福町駅(2004年2月)]

京王井の頭線3000系
[永福町駅(2004年2月)]

 ステンレスはさびにくいのと同時に塗装が乗りにくいという特徴があるため,一般的にはステンレス素地のまま使われることが多い。もちろん,塗装工程や塗料のコストが削減できるというメリットも大きい。しかし,FRPは塗装無しでも着色できるため,3000系はパステル調の色分けがなされていて,とても印象的だった。

京王井の頭線3000系
 右側がリニューアルされたタイプの3000系。前面部分がFRP(繊維にガラスを使ったGFRPかな)から鋼板に変更になり,強度の問題が無くなったからだろうか,前面窓が大きいパノラミック・ウィンドウになっている。
 先頭車両をよく見ると「3778」という車体番号が読み取れる。最後まで残った1編成がこの編成らしい。今回販売される「ありがとう3000系記念乗車券」は,この「3778」に合わせて3778セットだという。

 3000系は車体長が約18mと短いため,大型車両が走れない地方私鉄で人気だ。井の頭線からは12月で引退するが,譲渡された地方私鉄ではまだまだ主力車両として現役である。

地方鉄道に譲渡された3000系
[岳南鉄道(2002年8月)]

地方鉄道に譲渡された3000系
[岳南鉄道(2002年8月)]

地方鉄道に譲渡された3000系
[北陸鉄道浅野川線(2004年4月)]

地方鉄道に譲渡された3000系
[上毛電鉄(2010年5月)]

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