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2011年11月 8日

これを機に由紀さおりの歌謡曲路線とアルバムの復活を!

 「夜明けのスキャット」の由紀さおりアルバム
 米、カナダで次々1位と世界的ヒットの快挙(2011/11/ 7 J-CASTニュース)

 歌手の由紀さおりさん(62)がアメリカの人気ジャズ・オーケストラ「ピンク・マルティーニ」と組んだアルバムが、世界22か国で順次売り出され、人気を集めている。デビュー当時の日本の歌謡曲を日本語で歌っているのに、アメリカやカナダのチャートでも1位になったのだ。
「ルルルルル~ラララララ~」
オリコン年間ヒット・チャートで1位に輝いた「夜明けのスキャット」で由紀さおりさんがデビューしたのが1969年。今回出したアルバム「1969」は、この曲のほか、当時の日本や世界でヒットしたポップスをカバーしてある。

 数日前から由紀さおり & ピンク・マルティーニのアルバム『1969』が Twitter で話題になっていて,最初は何が起こっているのかわからなかった。

 アメリカやカナダのヒットチャート1位だけじゃなく,

 由紀さおり&ピンク・マルティーニ、ロンドン「ロイヤル・アルバート・ホール」コンサートで7,000人熱狂(2011年10月21日 MUSICMAN-NET)

2011年10月17日、ロンドン「ロイヤル・アルバート・ホール」で、アメリカ・オレゴン州のジャズ・オーケストラ「ピンク・マルティーニ」のコンサートが開催され、7000席がソールドアウトとなった。この公演にヴォーカリストとして参加したのが、由紀さおり。

2組は、由紀が「夜明けのスキャット」でデビューした1969年の世界のヒット曲を集めたコラボレーションアルバム『1969』(日本発売:2011年10月12日)を完成させたばかり。このアルバムは現在世界20カ国以上でCD発売、配信が始まってる。今回は、BBCコンサート・オーケストラも迎えての大舞台。由紀は、第一部「夜明けのスキャット」、「ブルー・ライト・ヨコハマ」、第二部「さらば夏の日」、「夕月」、アンコールでは「マシュケナダ」という『1969』で共演した5曲を披露した。

と,こういう情報まで次から次へ入ってくる。

 
 1969 / 由紀さおり & ピンク・マルティーニ [amazon]

 これは素晴らしい。「由紀さおりの歌謡曲」の魅力が認められるのはとてもうれしい。海外から……というのは,ちょっとシャクではあるが,日本の音楽産業界隈に眼力がないのは今に始まったことではないからしかたがない。由紀さおりに,童謡ではなく歌謡曲を歌ってほしいと思っていた人は国内にも多かったはずだ。

 今回の世界的ヒットの背景には,そういう人たちの願いの力があったのかもしれない。
 由紀さおりの歌謡曲は,CDベスト盤かアナログレコードでしか聴くことができない時代が長く続いていた。一昨年の2009年に,やっと『由紀さおり Complete Single Box』(ベスト盤とは重複するけど私は即買)が出て,日の目を見た曲も多い。

 癖のようなものがほとんど見当たらない歌声。不思議なもので,余分なものをそぎ落としてそぎ落として生まれてくるピュアな歌声は,余人によるモノマネを許さない際立った個性を持つ(この点で山口百恵と通底する)。特徴がないからつまらないということにはならないのだ。

Photo
 由紀さおり Complete Single Box[iTunesへのリンク

 魅力的な曲がずらりと並ぶ。私が一番好きなのは「好きよ」。
 この「好きよ」は,大半がスキャットで歌われることで有名(スキャットじゃないところの歌詞はかなりエロい)な「夜明けのスキャット」の流れもあって,“好きよ”を大胆に連呼する歌詞になっている。数えてみると,合計26回もの“好きよ”がくり返される。
 だが,凄いのは,それぞれの「好きよ」が「すきよ」から「ス・キ・ヨ」,「〜(ハァ)好きよ」「好きよぉ」まで微妙にニュアンスというか色合いが変えられているのだ。これは実際に聴いてもらわないとわからない。

 Miles Davisが最もレコーディングに苦労したのは,Gil Evansとのアルバム『ポーギー&ベス (Porgy and Bess)』で,『“Bess, You Is My Woman Now”というセリフを8回も意味を変えて吹き分けなければならなかったから』だという。印象的で有名な言葉だが,なんだかその言葉を思い出させるような由紀さおりの凄さなのである。

 この由紀さおりブームを機に,国内でも少しは盛り上がって,埋もれてしまっているアルバムが復刻してくれたら嬉しい。


[YouTubeのshuchan328さんの動画:「昭和の隠れた名曲 ひとり言 由紀さおり」]

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