« 神戸電鉄が粟生線の上下分離方式を提案 | トップページ | 集団行動と引率者の能力 »

2011年7月 3日

小田急多摩線唐木田〜相模原〜上溝延伸計画

 町田市内に1新駅 小田急多摩線、延伸計画(2011年06月28日 朝日新聞)

 新百合ケ丘(川崎市麻生区)―唐木田(多摩市)間を結ぶ小田急多摩線の延伸を希望している町田市と相模原市は、実現に向けた検討結果をまとめた。現在の終点駅・唐木田からJR上溝駅(相模原市)まで線路を約8.8キロにわたって敷設するという考えのもと、町田市内に新駅を一つ設けるとしている。

i
 小田急多摩線黒川駅西側のトンネル[2003年9月]

小田急5000形引退
 小田急多摩線現はるひ野駅付近[2000年8月]

 以前は相模原市が検討した延伸計画はあったが,今回のような町田市も検討に加わった延伸計画の提案は重要だと思う。

 開業予定は2020年。これは中央リニア新幹線の橋本駅(相模原駅)の開業時期も一致するので,当然のことながら両者の連携も考慮した計画になるだろう。

 小田急多摩線の起点である新百合ヶ丘には,横浜市営地下鉄ブルーラインあざみ野〜新百合ヶ丘延伸計画もあり,10年後には注目を集める場所になるかもしれない。

 また,多摩線の延伸計画の終点にあるJR相模線上溝駅は,最も大きく変化する地域になるだろう。上溝といえば,現在の相模原市域で最も早くから農産物の集散地として賑わい,相模原町(市制施行前)の中心市街地だったところである。
 その後の相模原の発展から取り残されることになってしまった上溝の人たちにとっても,念願の鉄道延伸と言えるだろう。

|

« 神戸電鉄が粟生線の上下分離方式を提案 | トップページ | 集団行動と引率者の能力 »

鉄道」カテゴリの記事

コメント

ちょっと「?」という計画で、驚いています。

唐木田駅から、JR相模原駅までの延伸ルートを素直に考えると、通称「尾根幹」と呼ばれる多摩ニュータウン南縁の道路伝いに進んでいくルートになります。

このルートですと、沿線は文字通り多摩丘陵の尾根筋に当たり、住宅開発には不向き。京王相模原線の多摩境駅にも程近く、駅勢も被ってしまいそうです。

なにより、このルートの相模原駅寄りには、米軍相模補給廠の広大な敷地が広がっています。ここの返還と再開発の目処が立たない限り、たとえ延伸が実現したとしても、唐木田周辺から相模原駅周辺に出かける人の利便性が上がる程度の効果しか期待できない気がします。

リニア駅を相模原駅に!という運動の為のアドバルーンでしょうか?

投稿: もりあき | 2011年7月10日 09時57分

 ずっとネックになり続けていた在日米軍相模補給廠の敷地が,引用元の朝日新聞の記事にもあるように「在日米軍再編計画で、JR相模原駅(相模原市)に面した相模総合補給廠(しょう)の一部について、鉄道・道路用地としての返還に合意。今回、その返還予定地を経由する路線を想定した」ということで,利用できそうな雰囲気が出てきたことで,この延伸計画にも現実味がでてきたのではないかと思います。

 沿線に広がる町田市小山田地区の谷戸・緑地が宅地開発に向かないのは,おっしゃる通りだと思います。ただ,あの一帯を市街化調整区域に指定し,宅地開発を抑制していた町田市の意向の影響も大きいのではないかと思っています。

 JRと小田急の駅に挟まれた街の中心部にモノレールの駅用地も考慮して道路拡幅を行った町田市としては,多摩都市モノレールの町田延伸の可能性が少なくなった今,将来の小山田地区の交通機関をどうするか考えたときに,(直接町田駅とは繋がらないとしても)小田急の相模原延伸に魅力を感じる状況になり,相模原市とともに検討に加わることになったのではないでしょうか。

 あまり魅力的なルートでないことは確かですね。

投稿: 三日画師 | 2011年7月10日 18時33分

相模原市民から見ると、小田急多摩線の延伸は是非実現させて頂きたい計画です。
何故なら、小田急多摩線には起点側の新百合ヶ丘より川崎縦貫鉄道との相互乗り入れ計画があるからです。
川崎縦貫鉄道とは、川崎市が新百合ヶ丘から、田園都市線:宮前平>東横線・目黒線・横須賀線・南武線:武蔵小杉>東海道線・京浜東北線・南武線・京急本線:川崎駅(ここから京急大師線に直通運転予定)というルートで計画されている路線です。
つまり、新宿⇔相模原市を結ぶ路線が1本追加されるというよりかは、横浜線のバイパス路線の意味合いが非常に強くなる可能性のある路線という事です。

ただご存知の通り、小田急と京急では軌間が違います。そこで川崎縦貫鉄道は車両にはフリーゲージトレインを使用するつもりのようです。

そうなると車両基地は川崎縦貫鉄道専用の設備を揃えた広大な土地でないといけません。
そこで上溝駅から更に西に行った田名地区の土地を川崎市に誘致・提供し、そこまでの敷線工事費用及び設備維持費を川崎市にも負担して貰えば相模原市にもかなりのメリットが見込まれます。

投稿: KAZOO | 2011年8月23日 21時25分

 コメントありがとうございます。相模原の方からの視点は貴重です。
 ただ,相模原市民の方が,川崎縦貫鉄道を経由して京急大師線に乗車する機会がどれだけあるのだろうか,と疑問を感じます。大師線を羽田空港まで延長するとなれば,また話は変わってくると思いますが。

 小田急多摩線沿線の川崎市民が,JR川崎駅近くの市役所や関係機関に行きたいという需要(あまり大きい需要だとは思えませんが)があるのは理解できます。

 川崎縦貫鉄道については,既存の貨物線を旅客化するという安価な案からどんどん乖離していて,実現しても新百合ヶ丘〜武蔵小杉までなのではないかと思います。武蔵小杉〜川崎は完全に南武線と重複してしまいますから,実現が難しそうです。
 そうなると,小田急多摩線沿線の方にしてみれば,川崎縦貫鉄道に乗り入れるよりは,小田急の新宿方面への直通運転が多くなることのほうが嬉しいのではないかいう気がします。

投稿: 三日画師 | 2011年8月27日 10時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小田急多摩線唐木田〜相模原〜上溝延伸計画:

« 神戸電鉄が粟生線の上下分離方式を提案 | トップページ | 集団行動と引率者の能力 »