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2011年7月 3日

神戸電鉄が粟生線の上下分離方式を提案

 粟生線購入を沿線3市に要請へ 神戸電鉄(2011/06/24 神戸新聞)

 乗客の減少が続く神戸電鉄の粟生線について、同社の原田兼治社長が、小野市に対し、沿線3市に計68億円で押部谷駅(神戸市西区)‐粟生駅(小野市)区間の18キロの土地と鉄道施設を買い取ってもらい、上下分離方式にする案を示したことが分かった。神鉄側は近く、神戸市、三木市にも要請する。

 神鉄が小野市に提出した資料では、同区間の土地約13億円、鉄道施設約55億円で、市別では三木市40億円、小野市26億円、神戸市2億円という。3市には神鉄への無償貸与を求め、施設修繕などの負担も求めるという。

 一方、神鉄案通りに上下分離方式をとっても、2012年度は約7億5千万円の赤字で、21年度には9億3千万円の赤字になるという厳しい試算も提示した。

三木上の丸〜三木
 三木駅〜三木上の丸駅間で美嚢川を渡る神戸電鉄粟生線の電車[2011年5月4日]

 巨額の赤字が続き,路線廃止の話まで出ている神戸電鉄粟生線。神戸電鉄が示した存続案は,予想通りという感じの上下分離案。とはいえ,上下分離が実現しても,10億円近い赤字になるという(どういう試算なのか不明だが,赤字の原因が鉄道そのものにないことを示唆している気がする)お先真っ暗な展開である。

 今年のゴールデンウィークを利用して,神戸電鉄の新開地〜三木上の丸・三木〜粟生の電車に乗ってみた。詳細は別ブログ『写真撮っけど,さすけねがい?』の「新開地〜三木上の丸:神戸電鉄粟生線」「三木市ナメラ商店街《三木上の丸〜三木》」に書いたが,正直なところ,簡単に思いつく赤字削減の手立て(電車はワンマン運転,駅はほとんどが無人駅。利用客の少ない志染駅〜粟生駅を,電車を切り離して2両編成にすると,作業員や構内運転士の分の人件費が増えると推測される)は既に講じられていて,にっちもさっちも行かないという印象だった。

 運転本数も利用客も少ない路線なら廃止・バス転換で済みそうなところだが,利用客数はそこまでは減少していないので,問題はややこしい。沿線自治体に危機感が感じられず(あくまで個人的な印象),いまだに神戸電鉄に解決案の検討を丸投げしっぱなしという雰囲気なのが最大の問題だったりして……。

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» 神戸電鉄、地元自治体に上下分離を提示 [たべちゃんの旅行記「旅のメモ」]
 それなりに乗客がいるはずなのに、苦境に追い込まれている神戸電鉄粟生線。今年中に [続きを読む]

受信: 2011年7月 5日 05時53分

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