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2011年4月 5日

被災した三陸鉄道が国に復旧支援要請

 三陸鉄道「自力復旧できず」=国に支援要請-岩手県(時事ドットコム)

 東日本大震災で津波を受け、3分の2の区間で運休が続く三陸鉄道(本社岩手県宮古市)は4日、「復旧は国などの支援がないとできない。全面復旧には莫大(ばくだい)な経費と長い時間が必要」とする見解をホームページ(HP)で公表した。


 三陸鉄道は3月29日までに、北リアス線(全長71キロ)の久慈-陸中野田、小本-宮古の計36.2キロで運転を再開。しかし、同線の陸中野田-小本と、南リアス線全線(釜石-盛、全長36.6キロ)の計約72キロは線路や駅の流失、橋の倒壊が多く、運転を見合わせている。

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 [三陸鉄道久慈駅に停車するディーゼルカー 2009年5月2日]

 先日のJR東日本の津波被害状況の発表で,三陸沿岸を走る各線の被害が予想以上に大きいことが明らかになかったが,同様に三陸沿岸を走る第三セクター鉄道の三陸鉄道北リアス線・南リアス線の被害も大きいことがわかった。

 全面復旧に莫大な経費が必要になることから,再三セクターはの出資者である県は,復旧工事費の4分の1までと規定されている国庫補助率の見直しなどを国に求める方針とのこと。

 現在三陸鉄道は,運転が可能となった北リアス線の一部区間で復興支援列車を運転している。
 運賃は無料で,安全運行のために速度を落としての運転だ。

 北リアス線は,国鉄時代に列車の高速運転を考慮したトンネルの多い路線になっているので,幸いなことに運転できる区間が多いのだろう。三陸鉄道の「少しでも役に立ちたい」という言葉通り,病院に行くというお年寄りや,車を流されてしまったという若者が復興支援列車を利用している映像がTVのニュースにも流れていた。

 南リアル線は,海沿いを走る区間が多かったため,全線で運行を見合わせている状態だ。

 沿線の街づくりは,官邸に設置された有識者や被災地関係者による復興構想会議において,たとえば過去の街に隣接した高台に住宅地を作り,そこから漁港まで通うというようなものも含めて,検討が進められていくことになる。
 当然のことながら,JR東日本と三陸鉄道の鉄道路線も,既存の駅と路線を復活するのではなく,新しい街づくりの中で交通機関の位置づけとともに検討されることになろう。

 ひょっとしたら,鉄道の復興はあきらめ,道路を整備してバスなどで代替することになるかもしれない。

 新しい街づくりが遅れてしまうと,どんどん港に近い便利なところからバラックが建つようにして,なし崩しに(災害に弱い)街が形成していってしまいかねない。ここは政治力の見せどころである。

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