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2011年4月10日

三陸鉄道北リアス線も被害甚大

 三陸鉄道「国の支援なければ、もはや何も…」(2011年4月5日 読売)

 線路はつり橋のように垂れ下がり、駅舎が跡形もなく流された。

 東日本大震災の大津波は、鉄道網をズタズタに寸断した。なかでも、過疎化などで利用者減に苦しんできた自治体出資の第3セクター鉄道は、経営の厳しさに拍車がかかる。地元では「地域の足をなくさないで」「国のさらなる支援を」と悲痛な声が上がっている。

 がれきの中から高さ約10メートルの橋脚が突き出ている。上に載っていた線路もホームも津波に流され、今はない。岩手県田野畑村の三陸鉄道北リアス線・島越駅の無残な姿だ。

(読売新聞の記事)
三陸鉄道北リアス線の島越駅。コンクリート橋の上にあったホームや線路は橋ごと流された=山田正敏撮影

 4月5日付の記事「被災した三陸鉄道が国に復旧支援要請」で,三陸鉄道の被害状況がひどく,特に海岸に近いところを通っていた南リアス線は厳しいという予想を書いたのだが,この読売新聞の記事を見て,北リアス線の被害も甚大なものであることがわかった。

 三陸鉄道北リアス線は,宮古寄りの旧国鉄宮古線と,久慈寄りの久慈線と,その間を結んだ路線である。
 国鉄末期に計画されていた路線なので,海岸線をクネクネと曲がりながら走るような経路を取らず,線形の良い長いトンネルと高架線で海岸近くを通り抜ける区間が多いことと,既に一部区間で運賃無料の復興支援列車を運転を開始しているため,津波の被害は意外に少ないのではないかと思い込んでいたが,そうそう甘くはなかったようだ。

 読売新聞の記事に掲載された写真を見て驚いた。
 コンクリートの高架線の上に設置されていた島越駅が,橋桁ごと流されてしまっている。
 2009年の5月に三陸鉄道北リアス線に乗ったときの写真の中から,島越駅の写真を探してみた。

北リアス線島越駅
 [島越駅に停車中の列車から島越駅前〜三陸の海を見たところ(2009年5月2日)]

 こののどかな風景は,津波によって一瞬で流されてしまったようだ。うーむ,これは厳しい……。

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