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2011年2月 2日

本巣市で樽見鉄道の存続について話し合い

 樽見鉄道、存続して 市民集会に沿線住民220人 本巣(2011年1月23日 朝日新聞)

 樽見鉄道の存続について話し合う市民集会が22日夜、本巣市上保の糸貫ぬくもりの里で開かれた。沿線の住民約220人が参加し、存続を求める声が相次いだ。本巣市の市民団体が主催した。
(中略)
 経常赤字の続く樽見鉄道をめぐっては、本巣市など沿線の5市町で作る協議会が2003年度から財政支援を実施。05年度からは年約1億円の支援を3年ごとに見直してきた。本巣市の09年度の負担は6800万円。来年度以降の支援に結論を出す協議会が20日に開かれる予定だったが、直前に延期になった。

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 大垣駅のホームに停車する樽見鉄道のディーゼルカー[2003年12月]

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 大垣駅を発車してゆく樽見鉄道のディーゼルカー[2003年12月]

 岐阜県北部にある第三セクター鉄道,樽見鉄道・長良川鉄道(越美南線)・明知鉄道は,第三セクター転換時よりも大幅に利用客が減少しており,どこも将来が心配な状況だ。

 週刊東洋経済2010年7月臨時増刊「鉄道完全解明(ここまできたニッポンの鉄道)」が独自に算出(現在,路線別の収支は公表されていないため)した収支実態を見ると,5年10年後が恐ろしくなるような数値が並んでいる。

・樽見鉄道 :07年 平均通過数量(人/日キロ)623,三セク化時からの増減率 -34.5%
       営業係数(円)168.8
・明知鉄道 :07年 平均通過数量(人/日キロ)574,三セク化時からの増減率 -64.6%
       営業係数(円)160.1
・長良川鉄道:07年 平均通過数量(人/日キロ)511,三セク化時からの増減率 -63.3%
       営業係数(円)162.6

 全国にはさらに情勢が厳しい鉄道も多く,これらの数値がすぐに存続ができなくなる事態を示しているわけではない。
 しかし,第三セクター鉄道転換時に国から交付された転換交付金(取り崩してしまっているところも多い)や,沿線自治体の赤字額補填だけでは,どうしても継続的な鉄道運行は難しい状況になっている。

 思い起こせば,ここ数年で廃線となった第三セクター鉄道は,北海道ちほく高原鉄道(池北線),神岡鉄道(神岡線),三木鉄道(三木線),高千穂鉄道(高千穂線)……と多い。
 ローカル鉄道の存廃に関しては,地元住民のかたの「乗って残そう○○線」運動だけでは,どうしようもないところまで来てしまっているように思う。

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コメント

税金頼みの存続は大変でしょうね。
代替バスでの運行も検討すべきときが来ているのではないでしょうか。

投稿: Eisenbahn | 2011年2月 3日 01時13分

 代替バスで上手く運行できるなら,それもアリだとは思います。

 ただ,往々にして,代替バスに利用客が移行せず(運賃の問題や定時性の問題でしょうね),結局代替バスも本数が極端に少なくなってしまったりしているところが多いと聞きます。

 交通弱者の方々が,外に出る機会を減らすような施策は避けてもらいたいものです。

投稿: 三日画師 | 2011年2月 3日 01時51分

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