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2011年2月18日

養老鉄道沿線7市町が13年度まで支援延長を決定

 養老鉄道支援、沿線7市町が延長決定 13年度まで(2011年2月15日 朝日新聞)

 赤字経営が続く養老鉄道について、沿線7市町でつくる養老鉄道活性化協議会は14日、海津市で会合を開き、上限3億円の支援を2013年度まで延長することを決めた。各市町の負担割合を見直し、人口割を廃止した。

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 美濃松山駅で対向列車と列車交換[2010年1月]

 行政刷新会議の事業仕分けで,赤字ローカル線やローカルバス路線への補助金をカットした影響もあって,全国の各地で同様の問題が生じている。たぶんこれからもどんどん全国的な問題になってくるんじゃないだろうか。

 幸いなことに,養老鉄道の支援に関しては,赤字額の2分の1を7市町(大垣市・海津市・桑名市・養老町・神戸町・揖斐川町・池田町)が負担することを近鉄との協定書(今回期限切れ)があり,負担割合を見直して,利用者の実態を考慮し,人口割合の配分を廃止,均等割に上乗せすることで,支援の延長が決まったようだ。

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コメント

地方鉄道の将来がお先真っ暗な昨今です。養老鉄道はまだ幸運?と言えるのかどうか…

デフレ経済状況の長期化で、個人レベルの所得は下がる一方ですが、自家用車の購入・維持にかかる費用は、バブル経済の時代とそう変わるところがありません。

地方の失業者や非正規労働者、年金生活者、学生といった人々は、車を購入するどころか、維持するのも困難になってきている、と、私の故郷(群馬)辺りでも耳にします。職を得て働いている人の中にも、10年、20年落ちの軽自動車を日々、片道20㌔を越える通勤に酷使している、というケースも珍しくなくなりました。

公共交通機関の廃止は、自家用車移動への依存を助長します。免許の無い中高生などの学生や病院に通う患者、運転の出来なくなった高齢者などを乗せた移動も増えます。通勤以外に、こうした交通弱者の為に裂かれる運転時間も増大します。

個々の車の整備が、あくまで所有者の自助努力に求められている現状のままでは、いずれ整備不良の車が相対的に増えていくのは自明。経済的困窮から、無保険や免許の更新をしない、というドライバーも増える可能性が有ります。

沿線自治体などの機関は、沿線住民の所得動向や、家計負担に占める車関係支出の割合とその動向、生活時間に占める運転時間の割合、などを、きちんと把握しようとしているのでしょうか?非常に疑問が残ります。今は良くても、数年後、数十年後、地域住民がこうした表立たない「負担」に耐えていけるのか?も勘案していかなければ、将来的に鉄道を廃止したところで、後年の「限界集落化」は避けられないでしょう。

投稿: もりあき | 2011年2月18日 10時09分

高コストな大手私鉄の経営から分離し再スタートしてから年月も浅いにかかわらずもう経営に陰りが見え初めているのでしょうかね。
やはり公的支援ありきの存続(再出発)には無理がある地域だったのかな。
特に大垣市はこの路線の他、樽見鉄道という不採算路線を抱えていますからね。

昔、まだ近鉄による経営時代に養老線を利用したことがありましたが、全区間を通して二両編成の電車に乗客は十数人程度、これではとても経営が成り立たないと記憶していました。

再来年度末までには存廃の結論を出すということなのでしょうか。

投稿: Eisenbahn | 2011年2月19日 00時41分

 もりあきさん,こんばんは。
 ほんとに地方鉄道の将来は真っ暗な時代になりました。
 養老鉄道が幸運というのは,単に「現時点でもめることがなかった」程度の意味です。

 地球の温暖化予想がどの程度正確なのかは置いといて,京都議定書の2012年の温暖化ガス−6%削減目標や,その後の低炭素社会実現のためにも,さらなるマイカー依存の社会はあり得ないですし,高齢化社会が進むことによる限界集落の増加も大問題です。

 個人的には,限界集落は半強制的に都市(公共交通を確保したロードサイドのショッピングモールを中心にした一郭も含む)に集約,公共施設も都市中央部に集約する,超コンパクトシティ化しか思いつきません。都市の中心部の移動手段は公共交通(と徒歩,自転車)オンリー……。

 今年は大雪で道路の除雪費用がかさんで問題になっていますが,都市が郊外にまで広がってしまったことも,その原因のひとつだと思っています。都市の住宅地が際限なく広がり,除雪しなければならない道路も大幅に増えています。
 自治体が除雪できる範囲を限定し,その範囲への移住をすすめ,それ以外は公共サービス外とするぐらいにするような方向もあり得ると考えます。郊外まで電気・ガス・宅配便などのサービスが広がることによる都市基盤維持費用の増大,エネルギーのロス,時間のロスは,政策で減らしていくのが効果的だと考えます。

 Eisenbahnさん,こんばんは。
 養老鉄道は,沿線の町の規模を考えると,公的支援無しには維持できない路線だと,私も思います。
 ただ,鹿島鉄道や京福電鉄〜えちぜん鉄道の事例を見るに,通勤通学ラッシュ時の鉄道の輸送力はバカにならないものがあり,簡単に代替バスに転換できるものではないと思っています。

投稿: 三日画師 | 2011年2月19日 03時46分

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