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2010年12月27日

雪に埋もれる会津若松駅が話題に

 12月25日夜からの福島県会津地方の大雪は会津若松で110cmを越える積雪深となるなど,記録に残るものになった。国道49号線で約三百十台の車が立ち往生(先頭でチェーンも付けていないトラックが車線にまたがって立ち往生したのが発端らしいね)するなど,あわや大惨事という事態も引き起こした。

 そんな中,ネットで話題を集めたのが,NTT福島がライブ配信しているJR会津若松駅のライブ画像だった。
 http://www.nttfukushima.com/live/jr_aizu/Default.html

 そして,25日夜の映像がこれ。

20101225

 会津若松駅の積雪がホームの高さぐらいまでになっていて,三本の線路や電車が完全に埋もれている(ように見える)。なぜ583系が会津若松駅のホームに停まっているのかはわからないが,そんなこまかな話とは別に,同様の画像はTumblrやTwitterに流れて話題になった。

 確かにすごいことはすごい積雪なのだが,冷静に事情を考えると,駅に停まっている電車が雪に埋もれて動けなくなっているわけではないことがわかる。

 ライブカメラの位置に注目である。普通に手前まで線路が延びているとすると,真ん中の線路を走ってきた電車はライブカメラにモロにぶつかることになる。それはあり得ない。

 種明かしをすれば,磐越西線会津若松駅はスイッチバック構造になっていて,電車はすべて会津若松駅で折り返しになるのだ。つまり,電車が雪に埋もれて停まっている位置から,雪が積もっている手前側に走ることはない。線路が画面の手前側で終わっているから,ライブカメラ側には走ってこないのである。

 というわけで,27日の朝,始発列車が発車していったあとの会津若松駅の映像は……

20101227609

 そうこうしているうちに,次の電車がホームに入ってきた……

20101227638

 27日なって,磐越西線の電車は,順調に動き出しているようである。
 もちろん,手前側に雪は積もったままである。線路がそこで終わっているのだから,除雪する意味もないわけだ。

 言葉の説明だけではわかりにくいかもしれないので,地図を追加してみた。

Photo
 会津若松と書かれているのが駅舎で,ライブカメラの右側のホームの建物があるのが,会津若松駅の駅舎である。地図に乗っている跨線橋の位置と,ライブカメラの電車の位置,三本の線路を合わせて見れば,ライブカメラの背後で三本ともレールが途切れているのがよくわかる。

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