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2010年12月 4日

突風被害ニュースで〝新湊大橋〟を知る

 朝から強風と大雨で,首都圏の交通機関も大変な被害をもたらした,発達した温帯低気圧と前線の被害を伝えるニュースの中で,富山県の射水市で建設中の橋から作業中の人を乗せたゴンドラが落ちた(お亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします)という映像から目が離せなくなった。

 テレビに映った橋梁がもの凄く大きかったのである。想像を超える大きさだった。

(リンク切れ)  作業員2人とともに地面に崩れ落ちた足場(3日、富山県射水市で):2010年12月3日 読売新聞

 射水市に巨大な橋梁……ということで,もしやと思って調べてみたら,予想通りだった。
 富山新港の海に開いた部分の上を,一気に乗り越える巨大な斜張橋(なんでも日本海側では最大規模とか)〝新湊大橋〟である。

 いや,しばらく越ノ潟に行かないうちに,こんなに凄いものの工事が始まっていたとは……。

 歴史的なことはWikipediaあたりで調べた方が詳しいので,そちらを一読することをお薦めする。
 富山新港は,放生津潟を利用した人口の港で,港を作る前は,現在大きく海に開いている開口部の砂州の上を,道路や富山地方鉄道射水線が通っていたのだ。それを分断して,富山新港の開口部を作ったことで,道路や線路は分断され,西側は加越能鉄道としてのこり,東側は富山鉄道射水線(その後廃止)となった。

 そして,この区間を分断する代償として,加越能鉄道の越ノ潟駅横の越ノ潟発着場と,富山側の堀岡発着場の間に富山県営の渡船が運航されることになったのだ。この渡船は運賃無料で,しかも24時間体制で,夜中の丑三つ時でも約30分に1本の運行が確保されるという,非常に珍しいものだった。
 残念ながら,利用者の減少で,深夜の利用者の少ない時間帯はタクシーによる代替運転になっているそうだ。

氷雨の越ノ潟発着場で出港を待つ射水丸
 越ノ潟発着場で出向を待つ県営渡船(2000年1月)

堀岡発着場(新港東口)の時刻表
 堀岡発着場(新港東口)の時刻表。夜中まで頻発しているのに驚く(2000年1月)

富山県営渡船の越ノ潟発着場の待合室
 富山県営渡船,越ノ潟発着場待合室の暖かいストーブ(2000年1月)

 新湊大橋(臨港道路富山新港東西線)は2012年以降に開通を予定しているそうだが,当然のことながら,橋が完成すれば富山県営渡船は廃止になってしまうだろう。
 何とも良い雰囲気の無料の県営渡船……。もう一度乗りに行ってみたいな。

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