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2010年11月 8日

大井川鉄道の新金谷駅に転車台設置計画!

 「お尻」が前のSLでは…転車台設置で解消へ(2010年11月7日 読売新聞)

 静岡県島田市は来秋をメドに、大井川鉄道のSL(蒸気機関車)の向きを回転させるための「転車台」を、新金谷駅近くに整備する方針を固めた。

 1976年のSL復活以来、金谷行きの列車の運行で強いられてきた、機関車の「お尻」を前に向けた状態が解消される。市は、設計費用などを盛り込んだ関連議案を、11月定例会に提出する。

 大井川鉄道は、JR東海道線と接続する金谷駅(同市)を始発に、終着の千頭駅(川根本町)まで約40キロでSL列車を運行し、利用客は年約28万人と県内有数の集客力を誇る。ただ、転車台は千頭駅にしかなく、千頭駅で方向転換すると同じ列車が次に金谷駅側を出発する際、機関車のお尻が先頭に来てしまう。

 このため千頭発の列車は、機関車の向きはそのままで側線を利用して先頭位置に移動させており、SLのお尻が前方を向いた不格好な運転を強いられてきた。結果的に、千頭駅の転車台も通常運行では出番がなく、イベントなどで活用されるだけの状態となっている。

 転車台を金谷駅側にも整備して千頭駅の転車台と合わせて活用すれば、上下線とも、機関車を前向きにして客車の進行方向先頭に付けることが出来るという。

 これは良いニュースだ。島田市が大井川鐵道の蒸気機関車を観光資源として位置づけ,転車台設置費用を捻出するようだ。
 記事にもあるように,大井川鐵道内の転車台は千頭駅にしかなく,どのように運用しても,全部の列車の蒸気機関車を正面向きにすることはできなかったからだ。

 C10やC11のようなタンク式機関車は,バック運転にも十分対応できるように,後方の視界も確保されているものの,蒸気機関車を見る方の立場としては,やっぱりボイラーを正面に向けたカッコ良いかたちで見たいと思うのは当然のことである。

 大井川鐵道の蒸気機関車と旧客を使った列車は,他の地方のSL復活運転のように土日休日の運行ではなく,基本的には毎日運行しており,関係者の苦労には頭の下がる思いである。新しくできる転車台を使って,カッコ良い列車を長く長く運行し続けて欲しいものである。

大井川鉄道新金谷駅に転車台計画
 抜里駅付近で大井川を渡るSL列車。千頭から金谷に向かう列車なので,蒸気機関車は「お尻」が前になっている。(2005年8月)

大井川鉄道新金谷駅に転車台計画
 上の写真と同じ日のSL列車。これもやはり金谷行きなので,「尻」が前に向いている。(2005年8月)

大井川鉄道新金谷駅に転車台計画
 大井川鐵道は蒸気機関車以外にも,各地の鉄道で走っていた電車が当時の塗装そのままに走っているので,やってくる電車がどれも楽しいという特徴がある。(2005年8月)

大井川鉄道新金谷駅に転車台計画
 大井川鐵道の写真ではないが,バック運転は,やっぱり寂しいという写真を……。
 これは富山県の氷見線を蒸気機関車C56の「SLシーサイド号」が走ったときの写真(2002年9月)。

大井川鉄道新金谷駅に転車台計画
 全国でSLの復活運転イベントが行われているが,起点と終点に転車台が揃っているところは全国でも珍しいことになってしまったので,こうやって半分の列車はバック運転になってしまう。珍しいと言えば珍しいと言えないこともないが,やっぱりカッコ悪い感じがする。

大井川鉄道新金谷駅に転車台計画
 氷見線の雨晴付近を走る「SLシーサイド号」。やっぱりバック運転は絵にならない。(2002年9月)

大井川鉄道新金谷駅に転車台計画
 氷見線の雨晴付近を走る「SLシーサイド号」。(2002年9月)

大井川鉄道新金谷駅に転車台計画
 同じ蒸気機関車C56が正面を向いて走ると,何の変哲もない場所を走っても,やっぱり絵になる。(2002年9月)

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コメント

記事 に、
「千頭駅構内 の【転車台】の場所」と、
「新金谷駅  の【市有地】の場所」、ありませんね~。

「千頭駅 の 特殊な構造=
 大井川本線 と、転車台の場所 が、
 駅に入るポイントにて、分かれている」には、
          殆ど 触れられていない し、

「新金谷駅の 何処に設置 するか」にも、
            殆ど触れられていない し...

投稿: | 2010年11月30日 15時46分

千頭駅構内 の場合、
「大井川本線ホームの方向 に、
       【転車台】が、ない」んですよ。

だから、「3&4番線=ホーム増設 時」に、
2番線&3番線 に
「シーサスクロッシング(=渡り)」を設置 し、
そこで、切り離し→先頭or後方での連結 が、
         出来るように しています。

つまり、お客さんが降りたあと に、
ホームでの「SLの入れ替え」が 見られる わけです。
お客さん自身も、
逆のホームから、「入れ替え」を見ることが出来ます。

これが、
【千頭駅】での「SL入れ替え」の日常 なんですわ~。                                 
【転車台】も、ダイヤグラムの構成上、
「新金谷と千頭 で、同じ条件」 に しなければ、さ。

投稿: | 2010年11月30日 16時12分

 コメントありがとうございます。
 新金谷駅に転車台ができると,イベントのときにしか使われていなかった千頭の転車台も使われるようになり,大井川鉄道の楽しみが増えますね。今から楽しみです。

投稿: 三日画師 | 2010年11月30日 18時43分

実際、千頭駅構内の「転車台」 が、
「大井川本線」側 ではなく、
「井川線」側に所在している ので、
「現在よりも複雑な動き」に なりますよね。。

金谷からのSLが、
「千頭駅ホームに『前向き』で到着→
 →「お客さんを降ろす」→
 → SLを「切り離し」→
 → 渡り線を『バック』にて、
  「駅構内のポイント」を超えて「崎平側」に→
 →『前向き』で、井川線側にある「転車台」へ。→
 →「転車台」で、方向転換→『前向き」に。
 →一旦「構内のポイント」を過ぎ→
 →「崎平側」に一旦停止 し、
 →そこから『バック』で「本線側」に入り→
 →ホームに停車中の客車 に「連結」する。→
 →客扱いをし、『前向き』で 出発 する。


今「島田市の 上のお方」 は、
実際、自分の目で見て、
「千頭駅の構造 を 先に考える」に すれば、
「SLフェスタ=電動転車台」に、間に合うと思うに。

投稿: | 2011年1月21日 15時05分

先日、
新金谷駅前の「プラザロコ」にて、
2011年4月19日現在の「時刻表」を、
  窓口にて、いただきました。

其処(時刻表) には、
裏面(=中)に、
「平成23年度 SL列車運転カレンダー」があり、
・上期=7月1日 ~9月30日
・下期=10月31日~3月31日 で、
「10月1日より ダイヤ改正」と、あります。
(=SL列車の運転区間 の変更が、ある ようです。)

「10月1日からの ダイヤ等 は、
ご自分で、鉄道会社さんに、問い合わせる事」ですよん。

投稿: | 2011年5月22日 17時19分

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