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2010年10月18日

世界最長の「ゴッタルド基底トンネル」貫通

 「青函」抜かれた…世界最長の鉄道トンネル貫通(2010年10月15日 読売新聞)

 スイス南部のアルプス山脈を南北に貫く全長約57キロの「ゴッタルドトンネル」が15日、貫通した。
 青函トンネル(53・85キロ)を上回り、世界最長の鉄道トンネルとなる。

世界最長の鉄道トンネル「ゴッタルド基底トンネル」=ロイター

 とうとう青函トンネルが「世界最長」の座を奪われる。

 調べてみると,このゴッタルドの山を貫く全長15kmの現ゴッタルドトンネルは,既に100年以上も前に複線で作られていて,今回貫通した「ゴッタルド基底トンネル(ゴッタルドベーストンネル)」は,現ゴッタルドトンネルよりも標高の低い部分に,勾配が最小限にしたかたちで設けられるらしい。
 現トンネルへのアプローチは渓谷沿いの急勾配(途中にはループ線もある)で,貨物列車の編成にも制限があるため,新トンネルでその障壁を取り払い,高速走行も可能にするそうだ。

 温室効果ガスを大量に排出するトラック輸送から,平坦なトンネルを走る鉄道輸送に物流の手段を切り替えることにより地球温暖化防止を図るという目的を,1993年の工事開始時(京都議定書より早い)から考えているということは,さすがに環境問題の先進国だ……と思った。

 ロイターの写真を見ると,トンネルの幅は単線分しかないように見える。ということは,トンネルの穴は2本掘られていることになり,青函トンネルに北海道新幹線を走らせるときのような列車同士のすれ違いの問題は生じない。ゴッタルドトンネルにはトレイン・オン・トレインも必要ないのだ。
 2017年にはドイツ〜イタリア間を250km/hの高速列車が走ることができるようになるそうで,青函トンネルは列車の速度でも追い抜かれてしまうようだ。

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