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2010年9月17日

古い駅舎の保存機運が高まる?

 携帯CMにも登場、レトロな駅舎の保存機運(2010年9月12日 読売新聞)

 木枠の窓ガラス、古びた木製のベンチ、むき出しの蛍光灯――。

 80年以上前に建てられ、大正時代そのままの姿を残している木造建築の駅舎がある。福井県越前市中心部にある福井鉄道・北府駅。今年1~2月、携帯電話会社のテレビコマーシャルに登場、レトロな雰囲気が注目を集めた。

 その駅舎を保存しようという機運も高まっていると聞き、ある朝、駅ホームに降りてみた。

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 ソフトバンクのテレビCM(白い犬のやつ)に使われた西武生(現北府)駅のホームと駅舎(2003年10月)

 戦後日本の近代化,高度経済成長を支えてきた近代化遺産に注目する機運は,多少盛り上がっているようではあるが,残念ながら世間一般的にそれが認知されているようには思えない。

 各地に残る古い駅舎は,そこに鉄道が敷設された時代の雰囲気や街の賑わいを感じさせてくれる貴重な存在である。たとえ,それが日本の歴史上の文化遺産(鉄道遺産)ではなくても,その地方の大工がその地方に受け継がれている作り方で作った,どこにでもあったはずの普通の駅舎も立派な文化財なのだ。

 この読売新聞の記事を見つけたときに,ひょっとしたらそういう古い駅舎を保存する気運が高まっているというニュースだと思い,心が躍る感じになったが,何のことはない,テレビCMでのロケ地が人気になっているという,あまりにありきたりのニュースでがっかり。

 全国でCMが放映された後は,観光客まで訪れるようになるとは,テレビCMおそるべしである。

 とはいえ,解体の予定があったはずの北府駅(旧西武生駅)に,「北府駅を愛する会」のようなものができて,駅舎を保存しようという運動が行われるのは,古い駅舎好きの人間としては嬉しいことだ。

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