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2010年7月20日

草軽電鉄デキ12形電気機関車の木製実物大模型

 草軽電鉄「かぶとむし」、木目姿で復活 長野原に模型(2010年7月16日 朝日新聞)
 半世紀前まで草津温泉と長野県・軽井沢を結んだ「草軽(くさかる)電鉄」の電気機関車が木製の実物大模型として復元され、15日、長野原町の旧北軽井沢駅にお目見えした。地元で工務店を経営する新井光さん(54)が3カ月かけて製作した。

 草軽電鉄北軽井沢駅のL字型のデキ12形といえば,映画『カルメン故郷に帰る』のシーンを思い出す。

草軽電鉄デキ12形機関車(旧軽井沢駅舎記念館)
 かつて草軽電鉄を走っていたL字型のデキ12形電気機関車は,軽井沢駅の横にある旧軽井沢駅舎記念館の前にひっそりと保存されている。旧軽井沢駅舎は国鉄軽井沢駅の駅舎であり,草軽電鉄とは直接関係ないのだが,まあ,古い軽井沢の象徴ということだろうか。ひっそりと置かれているが故に,ほとんど注目されていない感じなのがもったいないと感じた。

 北軽井沢「北軽」の活性化のシンボルとしてデキ12形機関車に注目した際,この軽井沢駅近くに放置(ちゃんと屋根は付いているが)されている実機を活用することはできなかったのだろうか。軽井沢は長野県,北軽井沢は群馬県……という垣根は高すぎたかな。

 「かぶとむし」の愛称で親しまれたという機関車に目をつけたのは、地元自治体や商工会、NPO、群馬大などからなる北軽井沢コンソーシアム協議会。「北軽」の名で知られる浅間高原の別荘地を今後、観光地として活性化するシンボルにしようと、新井さんに製作を依頼し、350万円かけて復元した。

 記憶違いでなければ,最初にこの朝日新聞の記事がアップされたときには,この部分がずいぶん違った表現だったはず。同じ朝日新聞の別記事では「産学官でつくる協議会」となっているが,それとも違っていて,お金の出所にちょっと首をかしげるたくなるような感じだった。まあ,どうでもいいや。

# 7月11日付の読売新聞の記述が,

惜しまれながら廃線となった電鉄を記憶にとどめてもらおうと、地元の産官学組織が約350万円をかけて企画。15日には同駅でお披露目式が行われる。

となっている。これと勘違いしていたかもしれない。

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コメント

草軽電鉄って、ウィキぺディア等にも書かれてますが、東急系の電鉄会社だったんですよね。

西武vs東急のリゾート戦争とも言われた開発競争を経て、今や西武グループの独壇場となった北軽井沢では、いかに観光資源になるとはいえ、やっぱりどこかで遠慮なり、敬遠するなり、という空気があったのかもしれません。

投稿: もりあき | 2010年7月21日 17時38分

 なるほど,長野(軽井沢)vs 群馬(北軽井沢)の対立だけじゃなくて,西武 vs 東急の争いもあるわけですね。
 北軽井沢という駅名を付けた草軽電鉄が,結構罪作りだったかも。

投稿: 三日画師 | 2010年7月21日 23時25分

旧草軽電鉄の沿線には、浅間山、草津白根山といった、現在の日本の活火山を代表する山々が連なっています。

北軽井沢地域には、浅間山の北麓に拡がる鬼押出しや、天明噴火で火砕流に呑まれた悲劇の村・鎌原村跡など、火山噴火のスケールの大きさと、その被害の恐ろしさをビジュアル体験できるスポットが豊富に存在します。草津温泉の近くにも、五寸釘を数日でボロボロにしてしまう程の強酸性の温泉水が流れる河川を、石灰を用いて中和する珍しい水質管理施設(品木ダム水質管理所)が在ったりします。
[参照http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%81%E6%9C%A8%E3%83%80%E3%83%A0

また、草津温泉は言うに及ばず、万座や鹿沢、尻焼などの温泉が点在しており、火山のもたらす豊かな自然の恩恵を満喫できるスポットでもあります(嬬恋村の広大なキャベツ・レタス畑の土壌も火山噴火の恩恵と言えます)。

火山国・日本に生きる人間として、人と火山との関わりをこれだけ濃密に体験学習できる土地も、そうザラには無いと思われます。

関西や中四国、九州方面を中心に、中高生の修学旅行のモデルコースにでも仕立てれば、いい観光産業に成長する様な気がするのですが、どうなんでしょうかね?草軽電鉄の遺産(残された車両や駅舎など)も、そうした中で活用できれば、後世にもより長く残せるのでは?

投稿: もりあき | 2010年7月22日 12時26分

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