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2010年6月27日

山手線恵比寿駅にJR在来線初のホームドアが

 恵比寿駅にホームドア 山手線、JR在来線で初(朝日新聞 2010年6月26日10時30分)

  JR山手線恵比寿駅(東京都渋谷区)で26日、線路転落防止用のホームドア(可動式ホーム柵〈さく〉)の使用が始まった。東京メトロや新幹線の一部などには設置されているが、JRの在来線では全国初。山手線では2017年度をめどに全29駅に設置される。

 「JR山手線恵比寿駅で使用が始まったホームドア=26日午前、東京都渋谷区、橋本弦撮影」という写真が付いている。ホームの前に立っている女性を,ホーム上に置いたカメラからあおって撮った写真だ。
 駅などでの女性の盗撮がこれだけ問題になっているときに,この写真はこの記事を報じるために必要だったのだろうか。一般人なら(掴まる覚悟をしないと)絶対に撮れない写真なだけに,嫌な感じがする。

 JR東日本によると,駅のホームでの事故は,昨年,列車との接触事故が62件,自殺が132件あったという。非常ボタンで対策を進めたが,結果として事故は増加しており,ホームドアの導入を決めたそうだ。

 ここで以前から気になっていたのが,ホームの端を携帯電話を見ながら歩いていて電車に接触してしまうような事故が増えているのは,入っている電車の車体幅が広がっていることも一因になっているのではないだろうか。

 山手線を走っていた(走っている)電車は以下の通り。

 1980年代:    103系……車体幅2m83cm
 1990年〜2005年: 205系……車体幅2m87cm
 2005年〜     E231系……車体幅2m95cm

 5年ぐらい前から走っているE231系は,ホームにぶつからないように車体の裾を絞り,人が詰め込まれる部分は約10cmも幅が広くなっているのだ。片側では5cmの増加。つまり,今までホームに入ってきた電車よりも,5cmだけホームに出っ張っているのである。

 わずか5cm,電車がホームに近くなるということは,ホームの端を歩く癖のある人には驚異である。

 遅れ馳せながらホームドアを設けることで,そういううっかりした人間にも安全が確保されることは,良いことだと思う。中央快速線にも早急にホームドアを付けてほしいものである。

山手線恵比寿駅にJR在来線初のホームドアが
 ホームでは「黄色い線の内側にお下がりください」と連呼される。しかし,黄色い線の前に乗車待ちの行列ができたりしていて,黄色い線の外側に安易に出てしまう人が多い。まったく気にしない人も多い。[2005年10月撮影]

 某JR岡山駅で,黄色い線の上を歩いているお母さんが,駅員に注意されていたのを見て,ちょっと気になって注意していた駅員さんに尋ねたことがある。それによると「黄色い線の内側」とは「黄色い線のオンラインはアウトであり,黄色い線に触れない範囲の内側をあるく。これはJR共通の認識だ」という。

 でも,この「黄色い線の内側(黄色い線の上はアウト)」は共通認識にはなってないよね。

山手線恵比寿駅にJR在来線初のホームドアが
 この車両は山手線ではないが,1980年代には山手線の中心車両だった103系電車。電車の側面は上から下まで平面になっているので,電車の側面がホーム側にはみ出してくることはない。「2000年11月撮影」

山手線恵比寿駅にJR在来線初のホームドアが
 代々木駅に停車している103系電車。ホームからはみ出ない限り,電車と接触することはないと思われる(風圧に巻き込まれることは十分考えられるが)。[2000年2月撮影]

山手線恵比寿駅にJR在来線初のホームドアが
 新宿駅の山手線ホームに入ってきた205系電車。103系電車より新しい車両だが,車体の側面真っ直ぐなので,車体がホームにはみ出ていないことがわかる。[2002年5月撮影]

山手線恵比寿駅にJR在来線初のホームドアが
 田町駅の山手線ホーム。おまけの写真。[2002年2月撮影]

山手線恵比寿駅にJR在来線初のホームドアが
 新しいE231電車である。輸送量を増やすために(車内の混雑を少しでも緩和するように),車体は約10cmも広げられている。当然,今までの103系電車,205系電車に較べて,電車のボディはホームに5cm近いところを通ることになる。[2004年11月撮影]

山手線恵比寿駅にJR在来線初のホームドアが
 2004年に走っていた「iPodラッピング電車」。ドアの断面カーブを見ると,車体がホーム側に5cm出っ張っているのがわかりやすい。[2004年11月撮影]

山手線恵比寿駅にJR在来線初のホームドアが
 山手線大塚駅のホームの様子。ホーム屋根の柱の間を(ホーム側)を歩いたときには,電車とのすき間は5cm縮まったことで,結構感じる風圧が大きくなったような気がする。

山手線恵比寿駅にJR在来線初のホームドアが
 TXつくばエクスプレスの筑波駅のホーム。当初からホームドアが設けられている。

山手線恵比寿駅にJR在来線初のホームドアが
 横浜市営地下鉄の上永谷駅のホームドア。

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コメント

本日(6/30)、久し振りに京浜東北線に乗りながら、都心部で並走する山手線を眺めていたら、まだ6ドアの車両を組み込んだ編成が、けっこうな数走っていたのでびっくり!

あれ、恵比寿駅でホームドアの使用を開始したんじゃなかったっけ?じゃあ、恵比寿駅のホームドアはどうなっちゃってるのだろう…気になります。

おそらく、6ドア車両の停止位置だけはホームドアと壁を準備工事に留めた状態で暫定稼動させていると思われますが、これってホームドアの意味が無いじゃん!と思ってしまうのは、私だけでしょうかね。

投稿: もりあき | 2010年6月30日 19時25分

 6ドア車両の交換って,ずいぶん前からやってるというか,さほど時間がかからずに,あっという間に置き換わるのかと思ってましたが,まだ残ってるんですね。置き換えの完了と恵比寿駅のホームドア使用開始ぐらいは,合わせてほしいもんですね。

 山手線全駅でのホームドア設置完了が2017年ってのも,やけに時間がかかる印象です。あまり熱心じゃない感じですね。

投稿: 三日画師 | 2010年6月30日 21時45分

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