地下鉄東西線でワイドドア運行。効果はいかに?
地下鉄東西線に新型車両、混雑緩和へドア幅50cm拡大(朝日新聞)東京メトロは5日、東西線で5月中旬にデビューする新型車両「15000系」を同社深川車両基地(東京都江東区)で公開した。同線は混雑率が全国の私鉄でワースト1で遅れが目立つ。新型車両はドアの幅を従来より50センチ広げ、乗降のスピードアップを狙う。
ということで,従来のドアの幅が1300mmだったところを1800mmに広げ,混雑率が全国私鉄ワースト1で,遅れが目立つ状況を解決できるかどうかが楽しみだ。
ただ,このニュースを呼んで思い出すのは,小田急線のワイドドア1700形(or 1500形?)の2000mm幅の超ワイドドア車のその後である。
結局,小田急ではワイドドアは利用客に受け入れられず,2000mm幅ワイドドア車の寿命は非常に短いものだった。
2003年9月6日撮影。小田急自慢の2000mm幅の超ワイドドアは改造されて,他の車両に合わせて1600mm幅に改造されている。
外から見ると扉が途中で止まっているように見えるが,車内から見ると,完全に扉が閉まっているように,案外上手く改造が施されている。
乗り換え時間を大幅に短縮する予定だった小田急の2000mm幅のワイドドアが,結局挫折してしまった正式な理由は(たぶんどこかにはまとめられているのだと思うが),まだよくわかっていない。
・ドアが広いので,ドアの開け閉めに時間がかかり,無理に乗り込む人がいると,既存のドアより開け閉めが遅くなる。……ホントか?
・ドアが広がった分,着席シートの数が減少した。ラッシュ時などにどうしても座りたい人からのクレームが多かった。
正直,真相はわからない。ぜんぜん違うところに理由があるような気もする。
東京メトロのワイドドア車両。1300mmを1800mmに広げて小田急の二の舞になってしまうことがないか,注意深く見守っていきたい。
| 固定リンク
「鉄道」カテゴリの記事
- (このブログは「控え」であり,メインのブログではありません)(2018.02.17)
- JR東日本651系が普通列車として常磐線に復活(2017.06.23)
- JR九州が長崎駅西側移転のイメージを公表(2016.09.04)
- 北海道の台風被害甚大 石北線復旧に1か月以上(2016.08.25)
- 青春18きっぷと途中下車はどっちが得か?(2016.08.11)
コメント