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2010年3月29日

熊本駅前広場整備計画について

 熊本駅舎 石垣イメージ (asahi.com)

 来年3月の九州新幹線全線開業に合わせたJR熊本駅の新駅舎と東口駅前広場の整備について、県は27日、駅舎と広場の完成予想図を公開した。熊本城の石垣をイメージした駅舎と空に浮かぶ雲のように屋根を配置した広場が調和するようにデザインされた。最終的に完成するのは2018年度になる。

(リンク切れ)
(JR熊本駅(奥)と東口駅前広場の完成予想図:asahi.comより)

 横断歩道の屋根の端には丸みがない……という細かなことは置いといて,面白いデザインだと思った。ただ,設計者の西沢立衛氏は神奈川生まれの神奈川育ち,この丸みを強調したデザインが「(曲がったことを好まない)肥後もっこす」という県民性に合っているのかどうかが気になるところではある。

 まぁ,今の時代,「純粋で正義感が強く、一度決めたら梃子でも動かないほど頑固で妥協しない男性的な性質を指す。それと相俟って、曲がったことを好まず駆け引きは苦手で、他者を説得する粘り強さに欠け、プライドや反骨精神も強いため、組織で活躍することは向いていないと言われる(Wikipedia“肥後もっこす”より)」のような典型的な肥後もっこすを探すほうが難しいかもしれない。

 完成予想図を見て,熊本市電が少しだけ駅に近づくようにカーブしているのはなかなか良いと感じた。元々熊本駅前では車の動線を市電が横切る形になっているので,熊本駅前の電停は思い切ってJRの駅舎に近づけるべきだと思っている(2010年2月19日の記事「熊本の将来像……なんとなく不安」でも書いた)。
 高架化工事によって現在の駅ビルが無くなり,新しい駅は現在の駅ビルよりも市街地から遠ざかる感じになるので,駅前電停が熊本駅に近づいても,熊本駅との距離が近づくわけではないのが残念だ。

 熊本市のWebサイト,熊本駅周辺地域整備基本計画のページから,3.3-2 (1) 東口駅前広場計計画gai03_02_01.pdf (1,050KB) というファイルがダウンロードできる。新幹線開業時の暫定計画と完成形が描かれている。
 これを見て思ったことを列挙してみる。

 まず,公共交通である路線バスや市電の電停よりも,一般車乗降場や一般車整理場(送迎待ち&駐車場)が駅に近いのは(世間一般的にそういうところが多いのが現実ではあるが)やっぱりおかしい。配置を逆にして,少しでも公共交通機関を利用する方向へ誘導すべきだと考える。

 熊本駅の南側(地図の左側:二本木口・田崎橋側)で,市電が道路の歩道側を走るようにしたのは(いわゆるサイドリザベーション),車の動線と市電が交叉する回数を減らす意味でも,路上駐車を減らす意味でも,正しい選択だと思う。

 贅沢を言えば,熊本駅の北側で道路のセンターに戻ってゆく市電(センターリザベーション)を,そのまま歩道側を走らせるようにはできなかっただろうか,と思う。春日一丁目の交差点,もしくは古桶屋町で呉服町方向に曲がっていくところまでは,サイドリザベーションにしたほうが車の流れがスムーズになるんじゃないかと思う。

 熊本駅の南北で市電が歩道側を走ることになれば,駅前広場に入ってから熊本駅方向へ線路を曲げることは容易になる(無理に道路のセンターまで戻る必要がないのだから)。新しいJR熊本駅は高架駅だから,1F部分にはショッピングモールなどが入るものと推測されるが,何なら市電を高架下のショッピングモール内まで入れてしまうことだって可能だ。

 などという夢想を連ねてみた。もう計画ができちゃってるから,いまさらこんなところで愚痴ってみたところでどうにもならないけどね。

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