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2010年3月 7日

刺激的な見出し《「撮り鉄」に警戒せよ!》

 「撮り鉄」に警戒せよ 「北陸」「能登」12日最終運転(朝日新聞)

 半世紀以上にわたって東京・上野と金沢を結んできた寝台特急「北陸」と急行「能登」が、12日夜発の列車で運転を終える。「撮(と)り鉄」と呼ばれる撮影目的の鉄道ファンの一部によるトラブルが相次いでいることから、JR側は「厳戒態勢」で臨む。
 (中略)
 鉄道ブームで、旅行を楽しむ「乗り鉄」、走行音や発車音を録音する「録(と)り鉄」、最終運転に駆けつける「葬式鉄」などがメディアに登場する機会が増えた。鉄道会社や古くからの鉄道ファンは「趣味として公言できるようになった」とブームは歓迎しつつも、暴走する撮り鉄については「問題を起こしているのはマナー知らずの一匹おおかみで、腹立たしい」と憤る。

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昨年3月に廃止された寝台特急「富士・はやぶさ」の最終列車出発の際には東京駅に約3千人のファンが詰めかけた(朝日新聞)

image1 500系新幹線の東海道区間ラストランでは東京駅だけで約1500人が詰めかけた。転倒したり柵(さく)から身を乗り出したりする人もいた=2月28日、東京駅(朝日新聞)

 というわけで,「乗って撮っての酸化第二鉄(純粋な鉄じゃない)」の私としても,カメラを持って駅のホームを歩くようなときには警戒されないように注意しようっと。あくまで「酸化第二鉄」なので,トラブルが起きそうなイベントへは加わらないつもり(参加は二の次)だが。

 記事をよく見ると,後半部分は「乗り鉄,録り鉄,葬式鉄について,鉄道会社や鉄道ファンはブームを歓迎しているが,暴走する撮り鉄については腹立たしい」とまとめることができる。つまり,上に2枚の写真を引用したようなホームでの混乱は,何となく認めてしまっているようにも読めてしまうのだ。まぁ,お金を払ってラッチ内に入ってくれるお客さんであり,沿線を車で走り回り,駅を使うのはトイレだけというような「撮り鉄」とは別だという考え方であれば,それはそれで納得だが。

 しかし,利用者からすれば混雑したホームは非常にジャマくさいし,鉄道会社もその状態を認めているとは思えない。むしろ,そのような状況の記事を書いたり写真を撮っているマスメディア側が,それを否定できない(共犯)状況にあることが問題だ。過去には,テレビカメラの設置場所が線路に近すぎて,列車を止めてしまった前科だってある。マスコミは当然ながら決して報道しないが,マスコミのカメラは結構無茶苦茶な撮り方をしていることがある(#1)。
 そんなこんなで,このような珍妙な記事になってしまったのだろう。


 某ローカル線に30数年ぶりにSLが走ったときのこと。とあるカーブの手前で鉄道ファンや地元の方々,子供達がSLが走ってくるのを待った。
 ボーッと汽笛が聞こえSLが近づいてくる。
「来た!」
 カーブを曲がってやってきたのは,SLとその横を超低空で飛ぶヘリコプター(横には○○放送という会社名)だった。
 SLが蒸気を吐き出す「シュッシュッ」という音も「ゴトンゴトン」というレールの音も,ヘリコプターの「バタバタバタバタ」という音にかき消されながら通り過ぎてゆきましたとさ。本格的なビデオ録画をしようとしていたオジサンは泣いているように見えた。
 なにしろ30年ぶりのイベントだった。(#1)

 まぁ,今度廃止される「北陸」と「能登」は珍しい列車だから,いろいろな「鉄」が沿線に集まることだろう。線路内に立ち入るとか,明かな私有地に無断ではいるとか,ホームで三脚や脚立を立てるような無茶なことをする「撮り鉄」は,この際だからどんどん取り締まることに期待したい(常時取り締まるには費用が掛かりすぎるので,良い機会だと思う)。

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[2004年4月29日:上野駅ホームで発車を待つ寝台特急「北陸」]

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[2004年4月30日:金沢駅に到着した寝台特急「北陸」]

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[2004年4月30日:金沢駅に「北陸」に続いて到着した夜行急行「能登」]

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