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2010年3月14日

マスコミの「撮り鉄」報道とマスコミの撮り方・煽り方

 ありがとう「キハ52」糸魚川の別れ(朝日新聞)

 JR大糸線糸魚川—南小谷間に最後に残ったディーゼル気動車「キハ52」が12日、引退した。13日のダイヤ改定に伴うもので、最後の1往復は特別に全3両を連結して運行、糸魚川駅などで大勢の鉄道ファンが見送った。

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林原克己駅長の合図で走り出すキハ52=JR糸魚川駅(朝日新聞)

 というわけで,春のダイヤ改正に伴う一連の列車引退騒動が終わった。

 今回は,2月当初の「暴走する鉄道ファン」で話題をさらった後,2月半ばの「鉄道ファンの暴走止まらず」では,線路際に三脚を立てて列車を止めてしまった馬鹿者がニュースとなり,とうとう『撮り鉄』という言葉がマスコミで普通に話されるようになるというオマケまで付いた引退騒動だった。

 全然話は逸れるが,各局のニュースが寝台特急「北陸」&ボンネット型夜行急行「能登」の最終便について報道する中で,NHKで月曜〜金曜23:30に放送される「きょうのニュース&スポーツ(藤井彩子さんのやつ)」では,大糸線のキハ52にスポットを当てていたのが興味深かった。

 で,話を「撮り鉄」に戻すと,最終列車が停まるホームに集まる集まる溢れんばかりの人々について,私はちょっとした間違いでも大事故に繋がる危険な状況だと考えているが,各マスコミから否定的なコメントはなかった。駅員の警備も数を増やしたりして大変だったそうだが,ホームにはたくさんの三脚や脚立が立てられていた。テレビ局の映像を見る限りでは,テレビ局も脚立もしくはそれに類するものを使っていたように見受けられる。

 列車がいつもよりもゆっくりゆっくり走り出したのは,ホームにたくさんの人が溢れかえっており,危険防止のためにスピードが出せなかっただけではないか。テレビ報道でのコメントのように,名残を惜しむようにスピードを落としていたのではないはず。
 結局,迷惑な「撮り鉄」さんと同じことをマスコミがやっているから,迷惑な行為を否定できなかったに違いない。

 たとえば,先頭に引用した朝日新聞の記事『ありがとう「キハ52」糸魚川の別れ』の写真……。駅長が発車の合図をした状態,まさに発車間際で,運転士はパネルの計器類や信号機をしっかり確認しなければならない状態である。で,何とこの朝日新聞の写真は強力なフラッシュもしくはライトを使って撮影されている。

 運転士に強力なフラッシュを浴びせる行為は誰が考えても危険なものであり,報道の腕章を付けているからといって許される行為ではない。列車が動き出したときに「フラッシュの光が当たって車体が綺麗だ(こちらはテレビ朝日)」などとコメントするなんて,(心の中でそう感じたとしても)常識としてあり得ないものだ。

 以前の記事で,確か私は無法者の「撮り鉄」とマスコミカメラマンを同列に批判した記憶がある。今回の報道も,ああやっぱり,としか思えないものだった。

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