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2010年3月13日

ねえCyber-shot DSC-HX5Vはエントリー機って知ってた?

 発売早々に購入した SONY Cyber-shot DSC-HX5V をあれこれ使ってみた。撮った写真は別ブログの《写真撮っけど,さすけねがい?「京急弘明寺の弘明寺じゃないほう」》にまとめた。

 とりあえずここには,Cyber-shot DSC-HX5V の印象を書き連ねてみたい。
(あくまで私個人の意見なので,気に障る方がいらっしゃったら申し訳ない)

 ちなみに購入価格は約3.7万円。昨年2月に買ったRICOH GR DIGITAL II(約3.6万円)とほとんど同じ。発売されて間もないコンパクトデジタルカメラなので,ちょっと高めなのは仕方がない。

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■ 外観
 私はミーハーなので,カッコ悪い(と自分が思う)カメラは持ち歩きたくない。また,デザインが奇抜なことで目立ちたくもない。DSC-HX5Vはコンパクトデジタルカメラの平均的な形状だし,まとまった良いデザインだと思う。
 細かいことを言えば,正面の「Cyber-shot」と「G」の文字は不要だし,「10x Optical Zoom」が2カ所にも必要だとは思わない。でも,まぁこういうのは営業さんが許してくれないんだよね,たぶん。

 外観で気になるのは「安っぽさ」だ。電子コンパス・GPS測位・TransferJet機能のように,ボディの内外で電波のやり取りが必要なので,プラスティック部品が多用されている。表面仕上げで一見高級感を持たせているが,どうにもこうにも「携帯電話風の安っぽさ」が感じられるのは残念。

■ 画質・機能
 画質は,望遠端側で若干塗り絵っぽくなるような感じはあるが,広角端で周辺が流れるようなこともなく,10倍ズームレンズと言うことを考えれば十分頑張っていると思う。何より広角側が25mm相当と,広めの画角なのが嬉しい。
 ただ,コンパクトデジタルカメラ全般に言えることだが(画質が自慢のGR DIGITAL IIにしても),輪郭強調が強く,コントラストも高めになっている。

 輪郭強調は控えめに,コントラストもちょっと低く抑えたい……(私の好み)。
 というわけで,Cyber-shot DSC-HX5Vをいじってみて,初めて知った驚愕の事実。このカメラには,シャープネス(輪郭補正)やコントラスト,彩度を調整する機能が付いていないのだ。本当に腰が抜けるほど驚いた。

 今までコンパクトデジタルカメラのエントリー機に近い機種は使ったことがなかった。強いて言えば,SONY Cyber-shot DSC-W200は最上位機種ではなかったかもしれない。それでもDSC-W200のメニューには,カラーモード(ナチュラル・ビビッド・セピア……),コントラスト(弱い・強い・ダイナミックレンジ補正),シャープネス等があり,個人の好みに合わせて調整できるようになっていた。DSC-HX5Vにはそういう機能は一切無く,ホワイトバランス以外は基本的には全部カメラにまかせてしまうことになる。これに慣れるのは大変そうだ。
 DSC-WX1で議論になった画面中央部に生じるフレアも,まったく同じとは言えないものの,画面中央部がフレアっぽくなりやすい感じは見受けられた。

 さらに言えば,画像サイズに「3:2モード」が無いのはガッカリだ。
 私はもうひとつのブログに大量の写真をアップしているが,写真は縦横とも最大サイズが480ドットになるように画像縮小している。ブログの写真は縦にずらっと並ぶので,横位置の写真であれば画像が4:3でも3:2でも横幅は480ドットで同じだが,縦位置の写真は360ドットと320ドットが混在してカッコ悪いのだ。
 まあ,これも個人的な問題に違いない。

 というわけで,根本的な問題は,私がDSC-HX5Vが上位機種だと勘違いしていたことにあると思われる。型番等からそれがわかる人にはわかるのかもしれない。ソニーの製品紹介のページを見ても,オートオンリーのエントリー機だという雰囲気はどこにも無いんだよなぁ……と愚痴りついでに,ソニーの製品紹介ページへのリンクを以下に掲載。

Sony_cybershot_lineup
 サーバーショットラインアップ&機能比較表(PDFファイルへリンク)

Sony_cybershot_lineup2
 商品ラインアップ

■ その他
(1) 動作がキビキビして良い。まったりとした動作の GR DIGITAL II 比べると別次元。
(2) DSC-W200とバッテリーが共通なのが素晴らしい。
(3) 充電器は小型軽量で,折り畳みのプラグが付いたタイプなのが良い。
(4) 三脚穴は,有史以来おそらく人類が経験したことがなかった場所に付いている。

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 このように,三脚穴は底面の端に付いている。おそらく設計上ここしか場所が残らなかったんだろうけど,まぁ,三脚に付けたままメディアやバッテリの交換が可能だ,と良い方向に考えておくしかない。

(5) やっとSDカードが使えるようになったのはGOOD(メモリースティックと兼用)。
(6) アフタービュー無しに設定できない。
 続けて撮りたいときは,一度シャッターボタン半押ししてアフタービューをキャンセルする必要がある。シャッターボタンを押して撮影し,そのままボタンを半押ししたままでは続けて撮影できず,一旦シャッターボタンを戻す必要がある。これは結構ストレスになる。
(7) 最初(その日一日,屋外で最初に電源を入れたとき)のGPS電波受信までの時間が長い。
(8) 動画のファイル構成が異常に複雑。
 AVCHD形式は扱うのが面倒そうなので,MPEG-4でちょっとした動画を撮ってみたが,出来上がったファイル構成がすごいことになっている。
 *.MP4のムービーファイル以外に,AVF_INFOというフォルダに*.BNP,*.INP,*.INTなどという大きなサイズのファイルができている。MPEG-4とは言え,記録にMPEG-4 AVC/H.264のMain Profileを採用しているようだ。
 SDカードに記録した動画を再生できるテレビやら何やらが増えているが,互換性は大丈夫なんだろうか。たとえばこのCyber-shot DSC-HX5Vで撮った動画はPanasonicの「VIERA」で再生できるのだろうか。取扱説明書の「他機での動画再生に際してのご注意」欄を読むと,たぶんこれで苦労する人がいっぱい出るんだろうな……という予感がする。

Files
 MPEG-4で動画を3本撮影したときのファイル構成。

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コメント

おおー、HX5V買われましたかー。
私も買いましたー。

未だに電源ボタンと連写ボタンを押し間違えて、キーっとなってますが、やはりスイングパノラマが想像通り楽しくて満足しています。

あと、肝心のGPS、速いとはいえ、ついつい測位が完了する前に撮っちゃうんですよね(^_^ゞ

仰せの通り、動画のファイル構成はAVCHDよりはマシとはいえ、なんかややこしいですよねぇ。

投稿: waka | 2010年3月19日 06時27分

 おっ,DSC-HX5V仲間ですね。

 スイングパノラマは本当に面白い機能ですね。縦位置でも撮れるので,面白い写真が撮れそうです(撮れてませんが……)。

 電源ボタンは,右手人差し指から微妙に遠いんですよねぇ。
 GPSに関しては,補助バッテリーのようなものが必要になってもいいから,常時測位しっぱなしのモードがあっても良かった感じがします。

 まぁ,一台のカメラに何でもかんでもと贅沢を言っても仕方ないですけどね。とにかく,とても面白いカメラであることだけは確かですね。

投稿: 三日画師 | 2010年3月19日 21時02分

>>三脚穴は,有史以来おそらく人類が経験したことがなかった場所に付いている。

ワロタw

投稿: | 2011年6月15日 09時01分

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