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2010年2月25日

ホントに走るのか? トレイン・オン・トレイン

 貨物車積んで走る新幹線、実験車両を初公開(読売新聞)

 2015年度に開業予定の北海道新幹線・新青森―新函館間の青函トンネル内で、新幹線の貨車に普通貨物列車をそのまま積み込んで運ぶ構想「トレイン・オン・トレイン」が検討されており、JR北海道は21日、札幌市東区の同社苗穂工場で実験用の専用貨車を報道関係者に初公開した。

 JR北海道によると、トレイン・オン・トレインは、トンネルの手前で、在来線の貨物列車を専用貨車(最大20両)にそのまま搭載し、新幹線と同型の機関車でトンネル内を時速200キロで輸送する構想。


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 実は凄い技術(強引な技術)なのだが,ほとんど報道がなされていない「トレイン・オン・トレイン」技術。2月21日に苗穂工場での実験用専用貨車を報道機関に初公開したようだ。今年の新春番組(tvkだったかな)で,JR北海道の社長さんか会長さんが,北海道新幹線については詳しい資料画像とともに「トレイン・オン・トレイン」の技術も含めて熱心に語っていたことを思い出す(録画しておけば良かった……)。

 現在工事が行われている北海道新幹線は,既存の青函トンネルを走ることになっている。現在の青函トンネルは在来線が走っているため,線路幅は在来線と同じ狭軌だ。トンネル自体は新幹線を想定した断面サイズがあるため,線路を三線軌条化して,新幹線も在来線も走れるようにすれば一件落着かというと,そうはいかない。

 本州と北海道を結ぶ物流の大動脈なのだ。そのため,青函トンネルを通っている列車の多くは,最高速度110km/hに抑えられた高速貨物列車である。青函トンネル内に貨物列車の待避設備がないため,高速な新幹線は簡単に貨物列車に追いついてしまうし,すれ違い時には貨物に多大な風圧が掛かってしまうし,ダイヤ上のネックになるし,列車本数が増やせないという問題もある。

 そこで登場するのがトレイン・オン・トレイン技術だ。

 単純に言えば,貨物列車を丸ごと専用の新幹線規格貨物列車の中に入れて運びましょうということだ。現在の計画では,20両編成の新幹線規格貨物列車の前後にプッシュプル方式で機関車を付けて,200km/hで青函トンネル内を爆走するという。

 20両編成(1両25m?)では貨物列車として短すぎると思うし,北海道新幹線の開業が2015年と,期限もあとわずかに迫っている。もうそろそろ20両編成の試験車両を東北新幹線等で高速走行させて,走行時の安定性やトンネル内でのすれ違い時の挙動に関するデータを大量に取り始めなければならない時期のはず。
 なんだか技術開発が遅れているように思えて心配である。

# 今年の正月,tvkかMXテレビでトレイン・オン・トレイン技術を詳しく説明したビデオ(たぶんJR北海道が作成)が放映されたのだが,YouTubeを探したけど見つからなかった。残念。

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コメント

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/video/?c=special&v=75929401001
北海道新聞の動画サイトにトレインオントレインのCG動画がアップされています。かなり精巧です。ご参考にしてください。

投稿: | 2010年4月 6日 01時08分

 コメントありがとうございます。
 北海道新聞のサイトの動画見てみました。そうそう,これですこれです。私が新春番組で見たのは。JR北海道のお偉いさんが説明もしてました。
 再度CGを見て,CGと現実の実験車両のギャップが大きすぎて,2015年にトレイン・オン・トレインが北海道新幹線と一緒に疾走するとは思えない感が強くなりました。

投稿: 三日画師 | 2010年4月 6日 09時27分

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