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2010年2月 4日

北海道函館本線「スーパーカムイ」の踏切衝突事故

 ダンプと衝突 特急脱線 41人けが 北海道深川の踏切(朝日新聞)

 29日午後0時25分ごろ、北海道深川市深川町のJR函館線深川—妹背牛(もせうし)駅間の踏切で、旭川発札幌行き特急スーパーカムイ24号(5両編成)とダンプカーが衝突し、特急の1両目が脱線した。この事故で、乗客・乗員40人とダンプカーの運転手の計41人が頭部打撲などの軽傷を負った。

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 北海道・深川市で特急列車とダンプカーが衝突 
 40人以上がけが ダンプカーは真っ二つに(FNN)

 大雪の北海道で29日、特急列車とダンプカーが衝突し列車が脱線、40人以上がけがをした。特急列車の先頭部分は、激しい衝撃で大破し、車両の窓には大きな亀裂が入っていた。
 また、列車とぶつかったダンプカーは、真っ二つになり、原形をとどめず、ひっくり返っていた。乗客は、「すごい衝撃でした。おしりが浮き上がるような感じでした」、「お財布が飛んでたり、靴が飛んでる人がいました」などと話した。
 29日午後0時半ごろ、北海道・深川市の踏切で、旭川発札幌行きの特急「スーパーカムイ24号」とダンプカーが衝突、特急列車の一部が脱線し、41人がけがをした。

 事故に遭った車両は前面がほとんど原形をとどめないほどに潰れていて,軽傷者しかいなかったのが奇跡的に思える。本当に不幸中の幸いだった。

 この事故で思い出したのは,1992年に発生した成田線の踏切事故だ。砂を大量に積んだ過積載のダンプカーが止まりきれずに踏切に入り込み,113系電車の普通列車と衝突した事故だった。やはり先頭車両が大破し,不幸にも運転士が亡くなった(乗客のけが人も多数。この運転士は事故を覚悟した後も,ブレーキを掛けながらパンタグラフを下ろすなどの安全措置をとっていたことが後で判明し,涙を誘った)。

 そして,この成田線の不幸な事故をきっかけにして,旧型車両の前面が鉄板で補強され,さらには新しく設計する車両はクラッシャブルゾーンを設け,運転室を大きくすることになったのである。

 今回の深川の踏切事故では,車両が大破したにもかかわらず運転士も乗客も軽傷ですんだのは,多分に新しい車両設計の効果が大きかったのだろうと思う。

 また,JR北海道の特急列車は,最前面に展望窓が付いていることが多いのだが,そこに誰もいなかったようなのも不幸中の幸いだったかな。

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[2004年8月1日:新札幌駅]283系気動車「スーパーおおぞら」(事故った車両とは無関係)

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[2004年8月4日:苫小牧駅]281系気動車「スーパー北斗」(事故った車両とは無関係)

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[2004年8月4日:札幌駅]札幌−旭川間には781系電車の「ライラック」が走っていた。この「ライラック」が「スーパーカムイ」の元になった列車である。

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