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2010年1月24日

予想通り強風での羽越線運休が増加……困るのは誰なの?

 羽越線止まり過ぎ?強風で年末年始大混乱(読売新聞)

 強風対策は重要だが、あまりに頻繁では利用者減を招きかねない――。年末年始にかけて強風による遅れ、運休などが相次いだJR羽越線について、19日の山形県議会建設常任委員会で、バスなど代替輸送機関の充実を求める声が上がった。

 羽越線が通過する酒田市・飽海郡区選出の佐藤藤弥県議が発言した。県交通政策課によると、昨年12月21日~1月8日にかけて、羽越線の運休は特急48本、寝台列車10本、普通列車128本。遅延は、特急33本、寝台列車4本、普通列車77本で、計2万4000人が影響を受けたという。1月1日は、特急「いなほ」の臨時増便含む16本すべてが全面運休するなど、観光客、帰省客らを中心に混乱した。


 これはもう昨年から予想できたことだ(拙ブログ2009年12月22日の記事『JR羽越線特急「いなほ」脱線事故の運行責任者が書類送検された』参照)。

 羽越本線の特急「いなほ」脱線事故では,国交相の事故調査委員会で「原因は瞬間風速40メートルほどの局地的な突風で,運転方法に問題はなかった」という調査報告書が出ているにもかかわらず,暴風雪警報が出ているのに列車を運行させたとして,運行管理責任者が書類送検されてしまったのだ。JRが運行基準を安全側に振れば,運休が増えるのは当然のことである。

 バスなど代替輸送機関の充実を求める声が上がったとのことだが,列車を止めざるを得ないほどの強風で,バスが安全に運転できるとは思えない。強風での横転事故やもらい事故の確率を考えれば,むしろ鉄道のほうが安全性は高いのではないだろうか(根拠となる数値はない)。

 特急「いなほ」脱線事故の運行責任者が書類送検されたときに,それを批判する声はほとんど聞かれなかった。事故の原因を特定個人の過失に押しつけてしまうことによって,事故の本質が見えなくなってしまったり,再発防止策が疎かになってしまうのではないかと思われ,返す返すも残念である。

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コメント

おはようございます。

庄内地方に住んでおりますが、冬場の羽越本線は定時運行の信用が無いので利用しません。鉄道での上京は新庄から山形新幹線を利用しております。実際、山形新幹線は車両も新型で揺れが少なくて走行中にも関わらず、社内で字が書けました、いなほでは無理な芸当でしょう。

その他にも庄内空港もありますので、基本的に羽越本線の特急は全廃されても何の問題もありません、新潟になど用事は有りませんし、普段、ちょいとした買い物は仙台で充分ですので新潟の必要性はありません。

ただ、日本海沿岸道の整備は必要かと思われます。

投稿: 田舎太郎 | 2011年2月20日 04時37分

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