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2009年12月24日

町田市小野路町の小野路宿の拡幅工事始まる?

 町田市小野路町を通る東京都道156号町田日野線の,旧小野路宿部分(中宿バス停の前後区間)の拡幅工事が始まっているという情報を耳にしたが,Webを検索してもニュースが見つからない。
 工事計画は以前から存在するし,小野路バス停から北側と小野神社前交差点から南側は既に拡幅されているので,工事が始まったこと自体には驚かないが,ニュースになっていないことに驚く。

 東京都議会 会議録「町田市内の道路整備について」より抜粋
  @平成20年環境・建設委員会 2008.10.30

◯小磯委員
 [前略]都道町田日野線の小野路町地内、地元では宿通りと呼ばれている道路でございますが、幅員が狭く、対向車が来るとすれ違いが困難であり、拡幅整備を進めております。一部地権者の理解が得られていないとも聞いておりますが、地域の多くの方々が早期完成を待ち望んでいる事業でございます。現在の進捗状況と今後の取り組みについてお伺いをいたします。

◯山口道路建設部長三環状道路整備推進担当部長兼務
 都道町田日野線の小野神社前交差点から多摩市に向かう四百八十メーターの区間は、現況の道路幅員が四メーター程度と狭隘でありまして、歩行者の安全と円滑な交通を確保するため、拡幅整備を進めているところでございます。[後略]

 旧小野路宿の家並みや周辺の里山がすごく良いところで,以前は何度も訪問した場所だ。小野路宿の名残が無くなってしまうのは残念ではあるが,地域の多くの人が早期完成を望んでいると言うことだから仕方がない。

 小野路町の宿通りは対向車とのすれ違いが困難な道路だが,南側の入口である小野神社前の交差点から北側には信号機も無く,途中の数カ所がすれ違い可能なように少し広くなっているだけだった。

 それでも,(私が最後に訪問したのは2005年なので,5年も前の印象になるが)通行するドライバーの譲り合いによって,うまくやり繰りができているように見えた。遠くにバスが来ているのが見えれば,狭い宿通りに入らずに,入口で待つということも当然のように行われていた。

 北の多摩市多摩ニュータウンと,南の町田市野津田町の都市化が急速に進んだ地区に挟まれて,近年交通量が大幅に増加したのだろう。21世紀の世知辛い世の中に,このように譲り合いの気持ちがなければ成立しない幹線道路が残っていたことが奇跡に近いのかもしれない。

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[2005年4月24日]南の野津田町側から多摩センター行きのバスが旧小野路宿に入ってきた。このあたりは昔の宿場町の雰囲気が残っている。

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[2005年4月24日]小野路の街並みをバスの中から見る。

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[2005年4月24日]小野路町の周辺には里山の風景が残っている。

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[2005年4月24日]鬱蒼とした木々の間を縫うような小道が続いている。

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コメント

こちらにもお邪魔させていただきます。

かつて、バイクで鶴川駅方面から多摩丘陵越えをしようとして、偶然迷い込んだのがこの小野路宿でした。

都心から程近い場所とは思えないほどの鄙びた光景に感動したのを覚えております。

小野路といえば、幕末の新撰組(正しくは天然理心流試衛館道場)ゆかりの土地とも記憶しております。

出稽古等を通じて、近藤勇以下の面々と親交の深かった小島家の屋敷が、「小島資料館」という施設になっているそうで、ここもいずれ訪ねてみたいと思っております。

近郊の丘陵地帯には、中世の鎌倉古道跡や鶴見川源流地の公園なども点在し、谷戸の谷筋に養蚕農家や田畑が広がる、多摩地方の原風景が広がっています。

交通不便な地域ですが、その不便をおして訪ねる価値のある所です。

開発と環境保全とのバランスをうまく取っていただきたい、とは思うのですが、宅地化や道路の拡張が急激に進んでしまっている様ですね。以前からもそうですが、なかなかに難しく、もどかしい問題です。

投稿: もりあき | 2009年12月31日 11時36分

 偶然迷い込んだというのが,よくわかるような気がします。小野路宿は,それほど唐突に残ってますよね。

 一枚目の写真の左側の板塀(二枚目の写真の右側)が小島資料館ですね。資料館自体は問題ないはずですが,残念ながら道路拡幅工事の影響で長い板塀や庭の一部は無くなってしまうようです。

 不便だから21世紀までこのようなかたちで残ったのか,古いままの風景が残っているから不便なのか,よくわかりませんが,どうしようもない無力感を感じます。

投稿: 三日画師 | 2010年1月 5日 20時49分

私も偶然迷い込んで感動した口です。
今日久しぶりに通って見るとすっかり道幅も広くなり以前の風情は全く無くなっていました。

拡張の際に少しでも雰囲気を残そうと頑張った形跡は見られますが、自然に生まれた風情を第三者が再現する事は不可能なようです。絶滅した遺伝子は二度と蘇らないのと同じですね。

利便性との天秤ではありますが非常に残念です。

投稿: ハマ | 2020年5月 4日 18時47分

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