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2009年11月 5日

初の本格的な新規設置として期待された堺市のLRTは白紙に

『次世代型の路面電車、堺市が中止申し入れ(読売新聞)』

 堺市が、南海電鉄と阪堺電気軌道に対し、両社による市中心部での運行を計画していたLRT(次世代型路面電車)整備の中止を申し入れたことがわかった。

 中止を公約に掲げて初当選した竹山修身市長が10月に就任して以後、市が関係機関に中止を表明したのは初めて。LRTが本格導入されれば、全国の自治体で富山市に次ぐ2番目、大都市では初の先進的な施策だったが、白紙に戻ったかたち。

 富山のLRTは既存の富山港線を改良したものだし,広電は見事なLRTを従来から作り上げている。しかし,既存の路面電車がない区間(南海高野線堺東駅−南海本線堺駅)にLRTが導入されるとしたら,それは画期的なことだ。今までずっとマイナスだったことが,初めて本格的にプラスになるからだ。

 しかし,堺東駅−堺駅の区間では線路のために道路が一車線に減ることなどから,沿線住民の反発は大きかったようだ。9月の市長選で当選したのはLRT新設事業反対派の候補者だった。
 都心部が空洞化し,人口も減りつつある政令指定都市堺市の将来を考えると,自家用車依存の社会からの脱却を考える必要があり,LRTは低コストで大きな効果もたらすことが期待できたはずだ。

 さらに心配なのは現阪堺線の今後である。LRT新設事業については選挙公約でもあり中止になる可能性が高いが,堺市から大阪までを結んでいる阪堺電車は,LRT化計画と一体になって基盤を整備する予定だったのだ。赤字運営が続いているという阪堺電車は,LRT化による経営改善を目論んでいただけに,今後の存続策の議論に注目したい。

 10月29日に3者が会談し、市側が中止を伝えた。赤字が続き、LRT化での経営改善を目指していた阪堺線の今後の存続策については、市と阪堺側で検討を続ける。

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写真撮っけど,さすけねがい?『阪堺電車で浜寺公園へ』から

070502134023
[2007年5月2日 (水)]神明町電停(大阪府堺市堺区)付近。綾ノ町駅を過ぎ,堺市の中心部では紀州街道の広い道路の中心部分の専用軌道を走る。

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