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2009年6月29日

待ちに待った PENTAX K-7 が間違いなくやってきた

 待望の新型デジタル一眼レフ,PENTAX K-7 を手にした。スペックについては他のサイトでもたくさん言及されているので軽く流すことにして,ちょっと使ってみた感想をまとめておくことにする。

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 早速,K-7に smc PENTAX-DA21mm F3.2 AL Limited レンズを付けてみた。くぅ,カッコいい。ミーハーなのでカッコは重要なのだ!

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■ 手にしたときの印象
 まず,カメラを手にしたときの感覚……ホールディング性は非常によい。今まで使ったほとんどのカメラと一緒で縦位置グリップを付けっぱなしで使うつもりだが,この縦位置グリップのほうもなかなか持ちやすい。個人的に大好きな PENTAX MZ-S の縦位置グリップの次ぐらいに使いやすく感じた。

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 《縦位置グリップのAFボタン》

 PENTAX自慢のマグネシウム合金製のボディ外装だが,K10DのSUSシャシ+プラスチック外装が意外にしっかりしたものだったことから,K-7を初めて手に持ってみたときにも「ほとんど変わり映えしないじゃん」と感じた。まぁ,手に触れる部分のほとんどには,滑り止めのラバーが貼り付けられているわけだし,そんなもんだろう。

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 《Nikon D3とPENTAX K-7 を並べてみたところ》

 大きさについても,「小さい」というほど小さい感じはしなかった。印象としては,PENTAX 最初のデジタル一眼レフ *ist D と同じぐらいに感じた。最近の他社のエントリー機並の小型さではなく,ちょうど使いやすい大きさだと思う。視野率100%のファインダー,5コマ/秒程度の連写性能(私は連写を使わないが),手ぶれ補正を応用した自動水平補正,構図微調整機能を入れて,この大きさにまとめた技術は評価したい。

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 《シャッターボタン周りの造形》

 シャッターボタンの前後ダイヤルは回しやすいが,ちょっと安っぽい感触だ。頻繁に使用する部分だけに,もう少ししっとりとした動きだと嬉しいのだが,まぁ贅沢は言えない。
 ハイパーマニュアル露出時に多用するグリーンボタンの位置は,カメラごとにあっちへ行ったりこっちへ来たりと,相変わらず一貫していない。撮影していて何度かAFボタンと間違えてしまった。K10Dの時にも書いたが,PENTAX の技術者は,このグリーンボタンの重要性を認識して,早く定位置を決めるべきだと思う。

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 《モードダイヤル》

 モードダイヤルにロックが付いた。こういうところにロックを付けるのは,他社のカメラも含めて,昔からの悪習だ(最悪だったのは,Nikon F5 のシャッター周囲の電源スイッチ)。K-7のモードダイヤルはそれほど頻繁に回すものではないので,良しとするか……。

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 縦位置グリップに単三電池用のフォルダも付いてきた。使うかどうかは微妙だが,こういう小さな配慮は結構嬉しい。
 K-7のバッテリーチャージャーは小さくて旅行にも簡単に持って行けるから,単三電池用のフォルダが必要になる機会は少ないだろう。NikonのD3のチャージャーのように小型一眼レフカメラの大きさほどもあるバッテリーチャージャーは旅行に持っていくのは大変なので,D3にこそ単三電池フォルダがあれば,長期間の旅行時に安心できるのだが……。

■ 撮影してみて
 とりあえず K-7 を使って撮ってみたのが,「2009年6月27日 (土曜日):ぷらむろーど杉田商店街 - 再訪」である。他の人の写真ブログやカメラブログのように,細かい部分が解像しているかどうかとか,ノイズの出具合がどうだとか,ボケの形状がどうこう説明するような写真ではないので,たぶんほとんど参考にはならない(悪しからず)。

 使用したレンズは,smc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8 ED SDM 一本のみ。レンズキットを買ったので,付属の smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 WR とか,Limited レンズを使ってみたい気もしたのだが,とりあえずはスターレンズ一本勝負とした。

 まず,撮影に使用したとりあえずのパラメータは以下の通り。今後,不満を感じたところから,徐々に変えていくつもり。

・フォーカシングスクリーンは方眼マットタイプに変更
・バッテリーグリップ(縦位置グリップ)使用
・記録形式/サイズ:JPEG/14M (=RAWは面倒なので)
・露出モード:プログラムAE (=とりあえず楽なので)
・JPEG画質:☆☆☆☆ (=最高画質で撮っておけば後悔は少ない)
・感度ISO:オート(上限6400/感度アップポイント:SLOW)
・D-Range設定:ハイライト補正 − ON / シャドー補正 − 強め
・レンズ補正:ディストーション補正 − ON / 倍率色収差補正 − ON
・プログラムライン:Normal
・デジタルプレビュー:ON(=露出が難しいところでは,デジタルプレビュー使用)
・クイックビュー:OFF
・電子水準器:OFF(=構図やタイミングを気にすると水準器を見ているヒマがない)
・自動水平補正:ON(もちろんON)
・色空間:sRGB
・RAWファイル形式:DNG
・RAWボタン:DNG(撮影毎に解除)
・Shake Reduction:ON
・露出設定ステップ:1/3 EV ステップ
・ISO感度ステップ:露出ステップに従う
・拡張感度:ON(6400まで拡張)
・AFロック時のAE-L:OFF
・測距点と露出の関係付:OFF
・ワンプッシュブラケット:ON
・AFボタンの機能:AF作動(親指AF派なのである)
・シャッター半押しのAF:OFF(シャッター押してAF動いたら鬱陶しい)
・スーパーインポーズ:ON
・長秒時NR:ON
・高感度NR:弱
・高感度NR開始感度:ISO1600
・Pの電子ダイヤル(前:露出補正/後:プログラムシフト)
 (=ハイパープログラムの設定(前:Tv/後:Av)にしたいところだが,Nikon D3,D2Xとの併用を考慮して,K10Dのときから泣く泣くハイパープログラムをあきらめている。D3とD2Xでは,+/−の方向を逆向きにして,PENTAX機の動作に合わせている。こうすると,どの機種をいじるときでもダイヤルの回転方向に戸惑わなくなる)

・Pの電子ダイヤル(前:シャッター速度/後:絞り)
 (=やっぱりハイパープログラムのほうが便利なので元に戻した)
・Tvの電子ダイヤル(前:シャッター速度/後:露出補正)
・Avの電子ダイヤル(前:露出補正/後:絞り)
・TAv,Mの電子ダイヤル(前:シャッター速度/後:絞り)
・TAv,Mのグリーンボタン(Avシフト) (=このグリーンボタンの設定込みで,ハイパーマニュアル [M] の使いやすさは別格である)
・AF補助投光:OFF (=暗いところでピカピカ光ってほしくないので)
・絞りリングの使用:許可
・画質パラメータ:雅(MIYABI) & ファインシャープネス & コントラスト弱め

 (良かった点):
◎ 自動水平補正機能があり得ないぐらい最高!
 (厳密にはほんの少し傾いている気がするので,点検に行くつもり)
◎ シャッター音がソフトで静かである
◎ フォーカシングスクリーンのざらつきが絶妙で,ピントの山が見やすい
◎ 倍率は低いが,ファインダー視野率約100%の安心感
○ PENTAXのカメラの欠点だったブラックアウト時間の長さは改善されている
○ K-7の機能じゃないが,SDM によるフルタイム・マニュアル・フォーカスは快適
 (もちろん,親指AF+シャッターボタンでのAF動作OFFでの話)
○ やっと縦位置グリップにAFボタンが付いた
○ 安定した露出。AWBも,PENTAXらしさを残しながら改良されている
○ 気にならない程度のレリーズタイムラグ
○ 縦位置グリップを付けても,そこそこ小型軽量
○ 縦位置グリップに単三電池用のフォルダも付いてきた

 (気になった点):
× SDカードの取り出し時に,若干引っかかり感がある
× 測距点の移動がダイレクトに出来なくなった
× 若干ざらつき気味に見える画質(気になる人は気になるかもしれないレベル)
× 撮影後の画像処理を多く設定すると,ファイル保存に時間がかかる
× 新しいPENTAXの縦長ロゴがカッコ悪い
× リチウムイオンバッテリがK10D等と同じタイプじゃなくなってしまった
 (Minolta DiMAGE A2等とも共用だったので,使い回しが出来たのだが……)

・ バッテリーを完全に充電できない状態で持ち出したが,かなりの枚数の撮影が出来た。まだバッテリーには余裕が残っていたが,試しにライブビューを使ってみようとしたら,急にバッテリー残量不足になってしまった。ライブビューモードはバッテリー食いなのかもしれない。

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