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2008年11月の5件の記事

2008年11月16日

外付DVDドライブ+たこソフト

 しばらく前からDVDレコーダーのハードディスクが満杯で,自動録画されている番組を見るより,まず不要な録画番組を消すことが日課になってしまっていた。
 後で見ようと思う録画内容は消さずに残していたが,とうとう残り容量がなくなってしまったため,DVD-Rメディアを買ってきて録画内容を片っ端からダビング(正確にはムーブ)した。

 問題なのは,DVD-Rに記録した番組の再生方法である。

 昨年購入したVAIO type T VGN-TZ90SにはDVDドライブが付いていない(BTOで付けなかった)し,古いVAIO PCG-TR2/PのDVDドライブはCPRM非対応なので,コピーワンスのコピー制御信号が入ったDVDの再生ができない。VAIO type Tと同じく昨年購入したMacBook Proや古いPowerMac G5にもDVDドライブは付いているが,日本独自のガラパゴス的CPRM仕様に亜米利加Apple製のMacintoshが対応するはずもない。
 このままでは,DVD-Rに待避した番組はリビングのDVDレコーダーで見るしかない。未視聴のDVD-Rが溜まっていく一方である。

 というわけで,不本意ながらポータブルタイプのDVDドライブを買ってきた。

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 買ったのは,BUFFALOのUSB接続ポータブルDVDドライブ「DVSM-PL58U2/S」。約1万円だった。
 いろいろ苦労した末に,やっとDVD-Rに録画した番組が再生できるようになった。

 とりあえず映画『フラガール』を再生。DVDドライブに付属している「Roxio CinePlayer」という再生ソフトがまったくの「たこソフト」で,使いにくくて仕方がない上に,再生された画像のアスペクト比が狂っていて完全に縦長になってしまっている。

 アプリケーションの設定にアスペクト比をいじるところはないため,表示を外部ディスプレイ(ワイド画面のEIZO FlexScan S2431Wや,縦長表示に近い1280x1024のiiyama ProLite E431S)にしてみたが,再生される画像は縦長になったままだった。これはちょっとひどい。

 そもそものところ,このポータブルDVDドライブに付属しているソフトは,インストーラの時点からひどい出来なのだ。私はパソコンのデータをDVDに保存(バックアップ)する予定も趣味もなく,ただCPRM対応のDVD再生ソフトが必要なだけなのだが,付属のインストーラはDVD再生ソフトのみのインストールには対応せず,DVD書き込みソフト一式をインストールしなければならない仕様になっている。
 しかも,インストール先はCドライブ決め打ちになっていて,Dドライブにインストールしたくてもそれはできない。
 さらには,DVD再生前に自動的にWebブラウザを呼び出してWebサイトにアクセスするのだが,デフォルト・ブラウザはInternet Explorerであるとインストーラが勝手に決め込んでいるため,デフォルト・ブラウザにFireFoxを設定しているとインストール途中で止まってしまうというお粗末さ……。ちょっと呆れてしまった。

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 まばゆいほどの電源ランプ。ここまで明るくする意味がわからない。後でシールを貼って,目立たなくした。

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 もちろんスロットインタイプだ。普段からMacintoshを使っていると,スロットインタイプ以外のドライブは使う気がしない。

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2008年11月 9日

COOLPIX P5100にフードを付ける

 たまたま見たブログ(うっかりBookmarkに保存するのを忘れてしまった)で,Yahoo!オークションの八仙堂のステップアップリングの品揃えが凄いということを知った。さっそく「八仙堂」で検索してみると,これが本当に凄い(なんと120種類!)。

 COOLPIX P5100に付けているRICOHのCaplio GX用WIDE CONVERSION LENS DW-4のアダプタの径はΦ37mm。今までは,中古カメラ屋でΦ37mmの広角レンズ用ねじ込み式フードを探して,カッコいいフードが見つからずに挫折していたのだが,八仙堂のΦ37mmからのステップアップリングにはΦ40.5mmからΦ58mmまで7種類もあり,かなり自由度の高いフードの選択ができそうである。

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 フードを付けたCOOLPIX P5100。ちょっとやり過ぎの感もある。

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 Φ37mm−Φ40.5mmのステップアップリングを噛まして,Φ40.5mmの標準レンズ用フードを付けた。このΦ40.5mmのフードも八仙堂で入手。
 P5100は広角側で(135フィルムカメラの)35mm相当の画角を持つため,標準レンズ用フードだと周辺が一部蹴られそうな予感もあったが,ステップアップリングを噛ましている分だけ余裕があると判断した。

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2008年11月 6日

SIIの電子辞書を買っちゃった

 先日,家電量販店で電子辞書を物色したときには,愛用していたSONYのDD-IC2050の代わりになる製品が無く,電子辞書は買わない方向で決心が付いたつもりだったが,一日経つと「電子辞書が欲しい」病が再発し,夜中にネットで注文してしまった。

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 購入したのは,SII(セイコーインスツル)のSR-G6000M。この製品だけが,唯一許容できるサイズだった。DD-IC2050では複数辞書の一括検索ができないのが不満だったが,SR-G6000Mではそれも可能だ。
 表示フォントが明朝体なのは私の好みだ。Macintosh標準のヒラギノ明朝のような美しいフォントではなく,線の太さにムラが多いのは残念。アンチエイリアス処理でもしてあればもう少し見やすくなったろうに。とは言え,DD-IC2050のコンピュータ然としたフォントよりは格段に見やすい。

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 サイズはDD-IC2050よりもひとまわり大きい。こうやって写真で見るよりも,手にしたときに大きさの差を感じる。
 ディスプレイが4インチのVGA液晶なので,表示できる情報量は格段に増えている。でも,本体の横幅が15mm以上も広くなっているにもかかわらず,液晶ディスプレイの横幅がDD-IC2050より狭いというのは寂しい。両脇の額縁の広さは,かなり格好悪い。

 また,DD-IC2050には付いていたバックライトがSR-G6000Mには付いていない。SR-G6000Mの液晶ディスプレイはコントラストが高いので,多少暗い程度の場所では問題なさそうだが,使っているうちに不満を感じるようになるかもしれない。

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 【SR-G6000M】
 幅 [mm]:116.2
 奥行[mm]: 78.2
 厚さ[mm]: 18.5
 重量(バッテリ含む)[g]:145
 連続動作時間:約30時間(リチウムイオン充電池)
 収録辞書:ジーニアス英和大辞典,ナノテクノロジー用語英和辞典,プログレッシブ和英中辞典,Oxford Advanced Learner's Dictionary,デジタル大辞泉,新漢語林,ブリタニカ国際大百科事典,キーワードで引く英文ビジネスレター辞典,日経パソコン用語辞典2008,日経エレクトロニクス最新略語小辞典2007……他多数

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 【参考:DD-IC2050】
 ●「広辞苑」「マイペディア」「新英和・和英中辞典」「学研監修 漢字字典」
  など、学習・ビジネス・実用に幅広く対応できる辞書を収録。
 ●名刺ケースサイズのコンパクトボディ。
 ●全角180文字表示、バックライト付きワイド画面。
 ●高性能16ビットCPU搭載により、高速検索を実現。

 幅 [mm]:100.0
 奥行[mm]: 70.3
 厚さ[mm]: 19.6
 重量(バッテリ含む)[g]:126
 連続動作時間:約160時間(単4形アルカリ電池2本)
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2008年11月 4日

電子辞書:予期せぬ進化とソニーの撤退

 愛用していた電子辞書が壊れてから約2週間。簡単な本を読むときにも電子辞書を引く癖が付いているため,辞書がないと不便に感じる。辞書オタクなので,パソコンの中にはあれもこれもとたくさんの辞書(EBXAやEPWING規格の電子ブックにはお世話になった)が入っているが,パソコンのないところで辞書を使いたくなることもあるのだ。

 というわけで,新しい電子辞書を探すべく,家電量販店をハシゴしてみた。

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 まず,選択の基準になるのは,今まで使っていた電子辞書,SONYのDD-IC2050である。
 SONYのWebサイトに今も残る売り文句は以下の通り。
 まぁ,大きさがDD-IC2050より大きくなく,「広辞苑」程度の国語辞書と,小さな町や村の特徴や由来が載っている「マイペディア」のような百科事典が付いていれば満足である。

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 【DD-IC2050】
 ●「広辞苑」「マイペディア」「新英和・和英中辞典」「学研監修 漢字字典」
  など、学習・ビジネス・実用に幅広く対応できる辞書を収録。
 ●名刺ケースサイズのコンパクトボディ。
 ●全角180文字表示、バックライト付きワイド画面。
 ●高性能16ビットCPU搭載により、高速検索を実現。

 幅 [mm]:100.0
 奥行[mm]: 70.3
 厚さ[mm]: 19.6
 重量(バッテリ含む)[g]:126
 連続動作時間:約160時間(単4形アルカリ電池2本)
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 さて,DD-IC2050を買った7〜8年前に比べると,電子技術は大きく進歩しているはずだから,希望する程度の辞書がたくさんあるだろうと思っていたのだが,売り場に行くと状況はぜんぜん違っていた。
 電子辞書売り場に並んでいるのは,ノートパソコンかと見紛うばかりの大きなディスプレイや,タッチパッド入力装置を備えた,巨大な電子辞書ばかりなのである。そろいも揃って,見やすい大きな文字や,カラー表示の美しさ,綺麗な発音の音声出力,30冊,40冊という大量の辞書搭載を謳っている。リュックサックの小さなポケットにいつも入れておくような使い方は想定されていないようだ。

 コンパクトタイプの電子辞書もあるにはあるのだが,メーカーの気合いがまったく感じられない製品ばかりである。入っている辞書は英和・和英辞典と海外旅行時の簡単な英会話集ぐらいで,デザイン的にも額縁の広い小さなディスプレイが申し訳程度に付いているだけ。

 SONY DD-IC2050の後継機……後継機は?……っと,どこにもない。店員さんに聞いたところ,SONYは「採算が取れない」という理由で数年前に電子辞書市場から撤退したそうだ。DD-IC2050の「マイペディア」だけが新しいバージョンになってくれれば,後はそっくりそのままでも良い,というささやかな望みすら絶たれてしまったようだ。

 百科事典を搭載しながら常時持ち歩きができそうな製品は,売れ筋商品であるシャープ「電子辞書パピルス」やカシオ「エクスワード」には見あたらず,唯一SII(セイコーインスツル)のSR-G6000Mぐらいだった。
 SR-G6000Mの仕様は以下の通り。数値で見るとDD-IC2050と大差ないように見えるのだが,実際に手にしてみると二回りぐらい大きい。内蔵している百科事典はブリタニカ国際大百科事典で,マイペディアよりも内容が充実しているのだが,ボディの大きさにはゲンナリする。

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 【SR-G6000M】
 幅 [mm]:116.2
 奥行[mm]: 78.2
 厚さ[mm]: 18.5
 重量(バッテリ含む)[g]:145
 連続動作時間:約30時間(リチウムイオン充電池)
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 結局,新しい電子辞書は買わなかった。7〜8年前よりも小型軽量化が進んでいるだろうという期待は,完全に裏切られたようだ。そもそも,旅行で訪れる場所の情報をリアルタイム(その土地に着いてから)に調べようとするのが無茶なのかもしれない。
 iPhoneのブラウザを使えば,ROMを使った電子辞書よりも新鮮で詳細な情報を得られる。電子辞書はあきらめて,iPhoneとWikipedia情報等に一本化する決心が付いたかもしれない。

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2008年11月 1日

『カルメン故郷に帰る』に感動す

 以前から見てみたいと思っていた古い映画がDVDで発売されていることを知り,さっそく買い求めた。

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 買ったのは木下恵介監督の『カルメン故郷に帰る』,国産初の総天然色映画として知られている。
 パッケージの説明書きは……

 ちょっぴり
 おつむの弱い女性が
 帰郷した
 信州浅間山のふもと
 職業は
 なんとストリッパー
 純朴な村人との
 てんやわんやを
 見つめる
 世相風俗批判の目

とある。喜劇・コメディに分類されてている映画だが,主役の「おつむの弱いストリッパー」が天下の大女優高峰秀子(映画に詳しくない私でも知っている)だったりして,いまいち内容が想像できない。
 そのうちテレビで放映されるんじゃないかと思って,ビデオレコーダーの自動録画キーワードに「カルメン」を入れて放置してきたが,一向に放映される気配はなかった。

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 北軽井沢の駅(軽井沢のある長野県ではなく,群馬県長野原町にあった)に,ストリッパーのリリー・カルメン役の高峰秀子が下車したシーン。古い客車と鮮やかな衣装のコントラストと,「北軽井沢の駅,北軽井沢の駅」という駅員の声が印象に残る。
 実は,映画そのものに興味があったわけではなく,映画の中に出てくるという草軽電鉄に興味があったのだ。草軽電鉄は,その名の通り,草津温泉と軽井沢(新軽井沢)を結んでいた鉄道である。旧軽井沢駅舎の前に保存されているL字型の電気機関車デキ12の,実際に動く姿がカラーで見られるのである。

 三日画師の「さすけね」:【軽井沢から上田へ】の10枚目にデキ12の写真がある

 というわけで,草軽電鉄のシーンを目的に買ったDVDだったが,映画を見ているうちに,すっかり映画の魅力に嵌り込んでしまった。

 まず,冒頭のタイトルバックのヘタウマ漫画風の絵と,似つかわしくない暗いテーマ曲『そばの花咲く(作詞・作曲:木下忠司)』の合唱に驚く。唄は渡辺はま子とビクター児童合唱団とクレジットされているが,渡辺はま子というのは誤記?で,児童合唱団と大人の混声合唱の歌声が入っている。
 このテーマ曲は,映画の中では,出征して視力を失って帰ってきた田口先生が最近作曲した「ああ,我がふるさと」として,田口先生がオルガンで演奏する場面などで印象的に繰り返される。

 火の山の
 ふもとの村よ
 なつかしの
 ふるさと
 ……
(作詞:木下忠司)

 高峰秀子と小林トシ子が扮する天真爛漫で能天気なストリッパー(まだ戦後占領下の1951年の話であり,ヘソと太ももを露わにする程度で,村人達は高峰秀子のヘソを露出した写真を見て衝撃を受けるのである)と,不幸を一手に引き受けるかのような田口先生のコントラストが描かれる。

 この映画の劇場公開は1951年8月24日。映画の中の浅間山は,いつも白い噴煙を上げている。まさに「火の山」である。
 この時期,浅間山の火山活動は活発だった。関東地方が降灰で日中も夜のように暗くなったという1783年の大噴火(死者約1500人)の後も,1960年頃までは毎年のように噴火していたことが,気象庁の火山活動の記録からも見てとれる。劇場公開の前年の1950年には噴火で登山者1名死亡,6名負傷,1947年には登山者11名が死亡している。

 白樺に囲まれた浅間山麓の牧場や草原,校庭の真ん中に置かれたオルガンを囲んで踊る裸足の子供達(子供達はほとんどが裸足で駆け回っている),その背後には白煙を上げる浅間山と真っ青な空。総天然色を強調する映像と,富士写真フイルムの外式リバーサルフィルムの独特の発色が美しい。

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