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2008年10月の21件の記事

2008年10月30日

昔話:初めて買ったAFカメラ PENTAX MZ-3

 1990年代に入り,世の中はAFカメラが主流となっていた。ショップの店頭で各社のカメラをいじって,AFは便利そうだとは思っていたが,どのカメラもズングリ・ムックリした曲線的なデザインで,「欲しいっ!」と感じさせるカッコいいカメラは無かった。特にPENTAXのSFシリーズ,Zシリーズは好きになれなかった(Zシリーズの露出制御方法であるハイパーマニュアル,ハイパープログラムは凄いと思っていたが,デザインが……)。

 そんな中,突然PENTAXからMZ-5というカメラが発表された。特に斬新なデザインというわけではなく,自分が持っている古いMFカメラと同系統のデザイン(悪く言えば古くさい感じ)で,手持ちのMFレンズを付けてもまったく違和感がなかった。ミノルタとキヤノンはAFカメラを実現するためにレンズ・マウントを変更したが,PENTAXとニコンは従来のマウントを引き継いだため,デザイン重視の私にとっては,AFカメラとはいえMFレンズとのデザインの統一感も重要なのだ。

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 PENTAX MZ-3。正確には,初めて買ったのはMZ-5だったが,買ってすぐに改良版のMZ-3が出たので買い換えた。

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 シャッターボタンの横にシャッター速度ダイヤル,左側に露出補正ダイヤル。昔ながらの配置になっている。
 残念ながら,ハイパーマニュアル,ハイパープログラム機能は搭載されなかったが,こういう昔ながらのインタフェースと共存するのは難しいだろう。

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 シャッター速度ダイヤルとレンズの絞りリングで露出の調整を行う。シャッター速度ダイヤルを「A (Automatic)」にして絞りリングをいじれば絞り優先オート,絞りリングを「A」にしてシャッター速度ダイヤルをいじればシャッター速度優先オート,どちらも「A」にすればプログラム・オートとなる。また,両方ともいじればマニュアル露出となる。

 この方式だと,現在のカメラでも一般的になっている「絞り優先モード」「シャッター速度優先モード」「プログラム露出モード」「マニュアル露出モード」のモード切替が必要ない。実に合理的で単純明快である。『Don't mode me in !』なのである。

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 単三バッテリーパックFGを付けても小型軽量だった。
 シャッターの切れがマッタリしているとか,シャッターボタンの半押し状態から連続してシャッターが切れないとか,いろいろ不満はあったが,全国あちこちを旅して歩くのに小型軽量なのはありがたかった。

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2008年10月28日

昔話:NIKKORレンズの増殖とNikon FG

 独身貴族も板に付いてきた1995年頃にNikon F3HPを入手してからは,ちょこちょこと単焦点レンズを中心にNIKKORレンズが増えていった。好きな画角はマウントが代わっても同じ。とりあえず24mm,35mm,85mmの3本から揃える(人によっては,揃えるレンズが28mm,50mm,135mmからだったりして,好みに違いがあって面白い)。

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 となると,PENTAXのレンズ・ラインナップにはないNIKKORの明るい35mm F1.4レンズが欲しい(PENTAXの35mm F1.4は「出るぞ」と噂され続けた末に結局出なかった)。どうしても欲しい。
 幸いなことに,既にAFカメラが中心の時代となり,少し使い込まれた感じの中古MFレンズのAi35mm F1.4に格安な値札が付いて,カメラ屋に並んでいた。

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 Ai NIKKOR 35mm F1.4。かなり遣れた外観で,ピントリングも少し軽めな感じだが,光学的にはまったく問題なし(新宿や中野で中古レンズを買ったときには,必ず新宿のニコンプラザで点検してもらっていた)。デジカメの時代となった現在でも愛用しているレンズである。

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 単焦点の広角寄りのレンズを付けて歩くようになると,F3HPではちょっと大げさな感じがして,気楽に使えるカメラが欲しくなる。

 F3と同じジョルジェット・ジウジアーロがデザインを担当した「リトル・ニコン」こと,Nikon EMあたりが適当だと思っていたのだが,なぜか当時は妙に中古価格が高かったので断念。EMより上のFEやFE2,FAも,PENTAXのカメラに比べると,不思議なことに中古価格が異常に高くて断念(中古品に限っての印象だが,ニコンはボディが高くてレンズが安く,PENTAXはボディが安くてレンズが高いのはなぜだろうか)。

 結局,購入したのはNikon FG。

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 Nikon FGは,中古市場では人気がないのか激安価格だった。
 Nikon EMに比べるとデザイン的にイマイチな感はあるが,FEやFAとなら見た目はどっこいどっこい。いや,見慣れたからかもしれないが,FEやFAの縁取り風デザインのペンタ部よりはカッコいい気がする。

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 ニコンのカメラでは初めてプログラムAEを搭載している。とは言え,それまでのAi NIKKORレンズは絞り連動レバーと絞り段数が比例した動きをしないため,ミラーアップ寸前に絞り込み測光を行うようになっていて,シャッターを押したときのマッタリとした感覚が実に微妙(びみょー)だ。

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Windows Updateで躓く

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 持ち歩き用PCとして昨年の夏から使用しているSONY VAIO type T (VGN-TZ90S) が,Windows Updateで躓いた。

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 Windows Updateでトラブったという話や,Windows Updateの自動アップデートは怖いという話はあちこちで目にしたりするものの,自分ではWindows XPの時代から自動アップデートで困ったことになった経験はなかった。

 今回のトラブルも,Windows Update自体の問題ではなく(今年の春頃には自動更新していたはずの『Windows Vista Service Pack 1』が,なぜ今頃になって実行されたのかは置いといて),単純なディスク容量不足が原因だった。

 私の VAIO type T の仕様は,昨年8月11日のエントリ『新しいVAIO type Tが届いた』にも書いたが,以下の通りである。

■VAIO type T (VGN-TZ90S)/VAIO OWNER MADEの仕様:
 色:ボルドー
 キーボード:英字配列キーボード
 プロセッサ:Core 2 Duo 1.2GHz
 メモリ:2GB
 SSD:32GB
 HDD:160GB
 DVDドライブ:無し(旅先でDVDを見たりしないので)
 ワンセグチューナー:無し(PCでテレビを見たりしないので)

 問題は,システムが入っているSSD (Solid State Drive) の空き容量が1.5GB程度しかなく,9月分(?)のWindows Updateが実行できないことにあった。
 当初から32GBという容量は少なすぎるとわかっていたので,文書類はもちろん,(テキストエディタ等は除いて)アプリケーションもDドライブのHDDにインストールするようにしていたが,早くも来るときが来たか,という感じだった。

#余談だが,Windows VISTAになっても「Cドライブ」「Dドライブ」というレガシーな表現が残ることになるとは思わなかった……。

 Cドライブ (SSD) のディスククリーニングを行い,不要なアプリケーションも削除,削除,削除……。でも,Cドライブには元々ファイルを入れないようにしているのだから,削除するにも限界がある。何度も何度も「ファイル削除→Windows Update実行→空き容量不足エラー」を繰り返しているうちに,なんだか空しくなってしまった。

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 どうせこのVAIO type T (VGN-TZ90S) は,ACアダプタ差し込み口周辺異常発熱問題のリコール対象品なので,いずれSONYのサービスセンターに送り返す必要があるのだ(Webサイトで申し込めるようになったそうだが,混み合っているようなのでまだ申し込んでいない)。

 サービスセンターに送り返すなら,同時にVAIOカスタマイズサービスのSSD容量アップグレードサービスを利用して,SSDを大容量のものに交換してもらえば,問題は簡単に解決しそうだ。マニアックな人なら,格安な市販SSDを購入して,OSをインストールして……ということを考えたりするのだろうが,そういう時間があるなら,好きな音楽を一曲でも多く聴いたり,一冊でも多く本を読みたいところだ。

 ということで,SONYのVAIOカスタマイズサービスのページから,SSDアップグレードサービスの内容を確認した。が,しかし,購入時約64GB→アップグレード後約128GBというサービスはあるものの,32GB SSDからの容量アップの設定が見あたらない。
 対象機種の欄を見ると,「対象モデル:type T = VGN-TT90US、VGN-TT90NS、VGN-TT90S」となっていて,対象になっているのは新しい機種ばかりで,わずか1年前のVGN-TZ90Sはアップグレードサービスすら対象外になってしまっているのだった。これはショックだった。

 結局,時間は掛かったがCドライブのファイルに大鉈を振るい,何とかWindows Updateが実行できるだけの空き容量を確保することができた。それ以降は今のところエラー等は発生していない。

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 個人的には,付いていて何のメリットもない「FeliCaポート」対応リーダー/ライター。
 宣伝文句では,「FeliCaポート」が使えると「インターネットショッピングはスピーディー&スマート決済ができて便利」と謳われているが,対応しているサイトのリストの中で私が利用しているのは「amazon.co.jp」しかないし,その「amazon.co.jp」にしても支払い方法のページにはクレジットカードの設定しか見つけることができない(探し方が悪いのかもしれないが)。

 普段使用している「Suica」をかざせば,定期外で利用した駅の履歴やチャージ金額のチェックができる,『かざそうFeliCa』というようなソフトも付いてくるが,履歴を管理する機能は付いていないし,CSVやテキストファイルとしてデータを書き出す機能もなく,単に「こんなこともできます」というデモ用ソフトの域を出ていない。

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 ノートパソコンでDVDを見たり音楽を聴いたりする習慣がないため,買ってから一度も押したことのないボタン類。そもそもVGN-TZ90SはDVDドライブが付いていないモデルなので,ただ無駄に付いているだけのボタンになっている。
 Cドライブの空き容量を増やすために,ビデオ再生関係のファイルもごっそりと削除した。

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2008年10月26日

昔話:大いなる挫折の中 Nikon F3ユーザーとなる

 1995年頃,Nikon F3HPのユーザーになった。

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 ずっとメインカメラとして使っているPENTAX LXは,Nikon F3と比較しても決して見劣りしないカメラだとは思っていても,ハイアマチュアや業務用のカメラメーカーとしてのPENTAXの評価は(中判カメラの645や67は別にして)キヤノンやニコンより低く,そのあたりにコンプレックスを感じていることは自分でも薄々気づいていた。
 抑圧しているモノがあるとき,それを取り除けるならば取り除いたほうがよい。実際にF3を使ってみれば,LXの良さもより理解できるだろう……と,F3を買うことにした。

 1995年頃といえば,暗い話題が多かった。阪神淡路大震災,カルト教団オウム真理教のサリン事件,バブル経済崩壊後の長期不況や雇用不安……。

 個人的には,1988年から北海道の小樽−ニセコ(倶知安)間に北海道鉄道文化協議会(略称「鉄文協」私も会員のひとりだった)が主体となって復活運転していた「C62ニセコ」の挫折……会員の寄付金(動態保存基金)を元に運行していたが,不況によるスポンサー企業の撤退等により資金難となり,復活運転を開始してからわずか8年,1995年11月の運転がとうとう最後になってしまったのがショックだった。

 鉄文協の運営が蒸気機関車C62現役時代の姿の復活運転に拘泥しすぎていて,営業(商業)運転を成立させるための一般乗客向けの工夫や努力を怠ったという批判が多かった記憶がある。現役時代のC62+旧客(旧型客車)の姿に拘れば拘るほど,乗車券を買って乗ってくださるお客さんより,沿線に詰めかけた大勢の「撮るだけ」の鉄道ファンを喜ばせるという自己矛盾。沿線でC62運行を支えた鉄文協会員のボランティアと,撮影する鉄道ファンとのトラブルも多かったと聞く。
 結局,大きな挫折ではあったが,それでも,資金・労力・技術力が必要な産業遺産の保存のあり方に,一石を投じることはできたと思っている。

 余計な話が長くなってしまった。

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 F3を買ったのは新宿駅東口前の中古カメラ屋だった。最初に買ったのはボディとレンズ1本だけだったが,さすがは業務用カメラ,中古屋に格安のモータードライブ(MD-4)がたくさん並んでいるので,すぐに買い求めた。
 モードラMD-4の連続撮影速度は,最高約6コマ/秒。PENTAX LXで使っているのはモードラではなくワインダーだが,その約2コマ/秒のマッタリした速度とは次元が違った(もちろん,LXのほうもモードラならば約5コマ/秒で遜色ない)。

# 高速連写は,フィルムを入れていないときにしか行ったことはない。

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 Nikonという文字は,現在のように右スラント(イタリック体)していないほうがカッコいい。

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 ボディに対して,モードラがスラントしているのが面白い。レンズを付けると重心が前掛かりになるので,底面を重心側にずらす工夫だと思われる。

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2008年10月25日

ショック! 電子辞書が壊れた…

 わずか2週間ほど前に,電子辞書が旅の必需品だという話を書いたばかりなのに,なんとその電子辞書が壊れていることに気づいた。

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 田町から帰る途中の電車の中,ふと疑問に思った言葉の意味を調べようとバッグの中から電子辞書を取り出した。電子辞書のディスプレイを開いたら何やら綺麗なグラフィックが……というのは勘違いで,それは無惨にもひび割れた液晶ディスプレイだった。

 ひび割れた液晶ディスプレイを見るのは,10数年ぶりだろうか。当時,毎日持ち歩いていたPowerBook100を,カバンごとコンクリートの上に落として以来だと思う(修理代は20万円近かったような記憶が……)。

 それにしても,壊れたのはいつだろうか。
 一カ所だけあるラッチの部分からヒビが広がっていることから推測すると,筐体の厚み方向に強い圧力が加わったためではなく,ディスプレイか本体のどちらかだけに力が加わり,ラッチの根元に大きな応力が生じたものと思われる。落としたりした記憶はない。いつもバッグ(リュックサック)の外ポケットに入れたままだったので,バッグを床などに置いた際に,運悪く電子辞書が最初に衝撃を受ける状態になってしまったのだろうか。

 先のブログのエントリにも書いたように,平成の大合併等で電子辞書の内容が現実にそぐわなくなっており,ちょうど買い換えが必要な時期ではあった。さて,どうしようか……。

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昔話:理系人間御用達 OLYMPUS OM-2

 社会人になって自分で金を稼ぐようになると,当然「消費」に対する罪悪感は薄れてくる。就職したのは電機労連の某社だから薄給だ。しかし,宵越しの金さえ持たなければ,そこそこ自由になる金はある。四畳半のボロアパートで過ごした貧乏学生時代にはとても買えなかったアンプやプレーヤーを揃え,部屋はあっという間にレコードで溢れていった。

 そして,PENTAXのKマウント一眼レフだけだったカメラにも,新しいレンズマウントのカメラが増えた。

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 買ったのはOLYMPUSのOM-2。中古品だった。OMは,最初に親に買ってもらうカメラをPENTAXのK2かOLYMPUSのOM-1かで悩んで以来,ずっと気になっていたシステムだ。

 OMファンには,マニュアルの機械式シャッターを好む奇数派と,自動調光に拘った偶数派がいると言われるが,お気楽撮影派の私はAE機能が付いた偶数のOM-2を選択した。

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 理系の人間であれば,「OLYMPUS」に悪いイメージを持っていることはないだろう。オリンパスの製品は,顕微鏡から各種分析機器まで,実験室にたくさん転がっている。小学生の頃に理科室でオリンパスの顕微鏡を使ったときから,脳みその中に「OLYMPUS」が刷り込まれていたのだ。

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 ペンタ部の絶妙な形状。惚れ惚れする。
 この当時,メインのカメラとして使用していたPENTAX LXと同じTTLダイレクト測光を採用していた。TTLダイレクト測光は,フィルム面の反射光を直接測光して露出を決めるという画期的な方式で,OM-2の他にはPENTAX LXやMINOLTA CLE等に採用されている。

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 シャッターボタンの横にある露出補正ダイヤル。なぜこんなに主要な場所に露出補正ダイヤルがあるのか……と感じることもあったが,実際に使ってみるとこれがとても合理的なことがわかる。

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2008年10月24日

昔話:頬ずりしたくなるカメラ PENTAX LX

 1985年の春,社会人になって自分で給料をもらうようになった。最初のボーナスをあてにして,Macintosh512K(初代Macのメモリ増強版)やImageWriter(純正のWYSIWYGプリンタ),そして日本語環境を含めたソフト類(革新的ソフトMicrosoft Excelは約10万円もした)を約100万円で購入し,すっからかんの金欠状態になったにもかかわらず,不調に陥ったPENTAX K2に代わる新しいカメラが欲しくなった。

 欲しくなったら買わずにいられないのは,今も昔も同じ。宵越しの金は持たないのだ。

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 買ったのはPENTAX LX。旭光学が創立60周年を記念し,満を持して発売したフラッグシップ機である。「LX」は,60を意味するローマ数字だ。PENTAX Kマウントの所有レンズも増え,前世代の最上位機K2(実質的にはK2 DMDが最上位機種だった)に代わるカメラを考えたら,LX以外の選択肢はなかった。

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 魅惑的なカメラである。2008年の現在,いろいろなカメラを弄り回した上で,あらためて触ってみても,その魅力は衰えない。NikonのF3が質実剛健一点張りなのに対して,LXには艶めかしさまで感じる(という私は変態かもしれない)。

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 ファインダーは交換式だった。この当時,各社の最上位機種ではファインダー交換式が当たり前だった。

 2000年頃だったろうか,PENTAX LXが生産終了になるというニュースが話題になったときに,絞り値読み取り窓のない廉価版のファインダーFA-2がクラシックカメラマニアの中で人気になっているという話を聞いて驚いたことがある。個人的には,長年見慣れたFA-1のほうが,デザイン的にはしっくりくる。

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 愛用していたワインダーLX。コンティニュアス・モードでは秒間約2コマの撮影が可能だった(コンティニュアス・モードは使ったことがなかったけど)。
 フィルム巻き上げ時に盛大な音がするため,ワインダーを使用すると半径10mぐらいの人が振り返った。今,町の中でこのワインダーを使ったら,その音の大きさに,交通事故が起こったと勘違いする人が出るに違いない。

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ごろ寝マウス・リターンズ

 ヨドバシカメラのネットショップで,また,くだらないものを買ってしまった。

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 ごろ寝マウス・リターンズである。

 パッケージには,『怪電波の調査に向かった「ごろ寝」。待ち構える地下暗黒帝国の脅威!』『あの「ごろ寝」マウスが帰ってきた!』『ごろね リターンズ RETURNS』『総天然色』のコピーが踊る。この胡散臭さが微妙に面白い。

 販売元は,シグマAPOシステム。光学メーカーシグマ光機の関係会社だと思われる。光学機器メーカーで「APO」と言えば泣く子も黙るアポクロマート・レンズを想像してしまうが,本当の意味は良くわからない。

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 パッケージの裏面側。『あの「ごろ寝」マウスがパワーアップして帰ってきた!』『大型化したマッシブなボディからホイール+光学式センサーを搭載し,多彩な大技を繰り出します。』『光学式センサーボール搭載滑らかセンサーボール』『400/800dpi切替方式を採用』『置いても使える3点倒立デザイン』『つぼ押し機能搭載』と実に多彩である。

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 じゃーん! これがごろ寝マウス・リターンズである。
 自慢の3点倒立状態で撮影しようとも思ったが,ごろ寝マウスだけにごろ寝している状態で撮影してみた。

 ちなみに,旧バージョンのごろ寝マウス(ずぼらマウス)を購入したときの記事が,2004年7月30日「かすかだり」のエントリ『週末からの夏休みを前に、なんと痛風の発作が...』にある。
 ベッドに転がって,天井に写ったTVやPCの画面を操作するのに便利だった
のだが,スクロール・ホイールが付いていないのが最大の悩みだった。その悩みが,新しいごろ寝マウス・リターンズで解決である。

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 ごろ寝マウス・リターンズ付属の説明書。旧バージョンから引き続き,こだわりの「つぼ押しポイント」は健在である。

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2008年10月23日

昔話:2台目の一眼レフ PENTAX MX

 ろくにバイトもせず,親からの仕送りで貧乏生活を送っていた学生時代。高校〜大学と,親に買ってもらったPENTAX K2を使い続けていた。電子制御式カメラの欠点というか,K2のバッテリー周りにときどき不具合が生じるようになったこともあって(何度か修理に出したが,症状が再現しなかったりして完全に直らなかった),サブ機が欲しくなった。

 これ以上親のスネをかじるわけにも行かず(と言っても,学費や生活費は親からの仕送りに頼っていたわけだが),新橋の汐留貨物駅での荷物の積み卸し(夜中と早朝に到着する貨物列車の荷物を積み卸しする)や,ゼンリンの地図調査で歩き回るなど,体力勝負系のアルバイトをやって溜め込んだ金で初めて中古カメラを購入した。

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 買った中古カメラは,ASAHI PENTAX MX。K2と同じレンズが使えるPENTAX以外の選択肢はなかった。確か新橋の中古カメラ屋で買ったと記憶している。大庭だったろうか,新橋カメラだったろうか。
 このMXは,当時世界最小最軽量をウリにしていたOLYMPUSのOMシリーズに対抗して,PENTAXの技術の粋を集めて小型化した一眼レフである。

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 セイコーと共同開発した電子制御式金属縦走りシャッターを採用するなど,PENTAX K2が電子化による高性能化を図っているのに対して,MXにはAE機能が無く,シャッターも布幕横走り式の機械式シャッターで,ちょっと古くさい仕様になっている。K2にも無かったファインダー内での絞り値読み取り窓が付いているかと思いきや,ファインダー内の露出計表示はK2等のようにわかりやすいアナログ針の追針式ではなく,簡易的なLED方式になっていたり,仕様には奇妙なところもある。

 しかし,その後,時代が平成にかわり,古い電子式カメラが故障すると部品払拭のため修理ができずに,次々に動かなくなっていったのに対して,機械式シャッターのカメラがその古い仕様ゆえに生き残ることも多くなり,中古カメラ屋では,元フラッグシップのK2よりも機能限定廉価版カメラMXのほうが人気機種になっているのも皮肉である。

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 カメラが高価な贅沢品だった時代の名残りか,PENTAXの古いレンズには角型の金属製フードが付いていた。光学的な遮光効果は角型が一番。バヨネット式のフードが一般的になった現在,プラスチック製でも良いから,単焦点広角レンズに角型フードを付けてくれるメーカーは出てこないものだろうか。

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昔話:私の原点 ASAHI PENTAX K2

 昨日に引き続き,段ボールの中から出てきたカメラの紹介。
 今日は,ASAHI PENTAX K2 である。

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 PENTAX K2は,旭光学(その後のPENTAX〜HOYA)が満を持してバヨネット式のKマウントを採用した最初のカメラ,Kシリーズ(K2,KX,KM)の中の最上位機種である。
 そして,当時中学三年生だった私が,親にねだって買ってもらった最初のカメラでもある。それまではオヤジが昔使っていたというカメラ(マミヤのハーフサイズ・レンジファインダーカメラだった)を借りて,ちょこちょこと撮影していたが,どうしても自分のカメラが欲しくなって親にねだったのだった。

 なぜPENTAXだったのか。それほど裕福ではなかったのに,なぜフラッグシップ機を買ってもらえたのか……。今となってはほとんど記憶に残っていないのだが,各社のカタログを見比べてPENTAX K2が一番「カッコいい」と思っていたことだけは確かである。当時から,見た目重視のミーハーだったのだ。

 当時の他社の一眼レフカメラといえば……

 NikonのF2フォトミックはとても高価だったし,フォトミックファインダーが安っぽくて不格好すぎる割には,AEもできないという印象だった。
 かといって,ニコマートFTやELのデザインにはまったく魅力を感じなかった。

 Canon EFはシャッター速度優先AEが可能だったが,Canonというメーカー自体にAE化に乗り遅れたという印象があったし(今では考えられないことだけど),やはりデザインがいまいちだった。
 Canon F-1は頑丈なイメージが格好良く思っていたが,フラッグシップだけあってとても高価だったし,Canon自身が「10年間は不変」と主張した通り,AE化などは夢のまた夢だった。

 非常に悩んだ記憶があるのは,OLYMPUSのOM-1。当時,世界最小最軽量の一眼レフだった。細くとんがったペンタ部も格好良かった。これでAEができたらなぁ……。
 TTLダイレクト測光AEができるOM-2が発売されたのは,PENTAX K2を買ってすぐ後だった。

 MINOLTAのフラッグシップ機X-1は,デザインが受け入れられずに最初からパス。XEもペンタ部の形が気に入らず,検討対象外だった。

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 今見ても,非常にバランスの取れた良いデザインだと思う。もちろん贔屓目に見ているからだが。

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 社名が旭光学工業だった時代の名残,「AOCO」マーク。

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 Kシリーズの最上位機種がいきなり「K2」なのは,M42マウント時代の高級機にPENTAX Kがあったためである(ちなみに,「K」は「King」のK)。

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2008年10月22日

昔話:クラシック・デジカメ FinePix700

 2年半前に引っ越した後,一度も開けていなかった段ボールのひとつを整理していたところ,昔使っていた古いデジカメが出てきた。中古カメラ屋巡りをして入手したジャンク部品等を付けて,あれこれ手を入れたことを懐かしく思い出したので,ちょっと紹介してみようと思う。

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 富士フイルムのFinePix700(1998年の春に購入)である。
 当時としては破格の150万画素(1.5M ピクセル)だった。それまで使っていたリコーのDC-1が41万画素で,発売から約3年経っても画質的にそれほど他機種に見劣りしない状況が続いていたが,FinePix700の登場でコンシューマ向けデジカメの画質は一気に飛躍したように感じた(FinePix700が2台目のデジカメだったので,そう思い込んでいただけかもしれない)。

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 現在では見かけなくなってしまった縦型の形状が斬新だった。

 その形状には賛否両論あったが,銀塩フィルム一眼レフカメラにはほとんどバッテリーグリップ(やモードラやワインダ)を付けていた私は,カメラを握ったときに小指が余らず,それでいて小型軽量を可能にする縦型タイプは,フィルムの構造に左右されないデジカメならではの形状だと高く評価していた。

 その後,コンパクトタイプのデジカメには手ぶれ補正機能が当たり前になり,しっかりグリップして撮影するという文化は見事になくなった。背面には巨大な液晶モニタが付くのも当たり前になり,今後縦型のデジカメが復活する可能性は,限りなく透明に近いゼロである。

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 FinePix700のレンズは,135フィルムで35mm相当の単焦点レンズである。レンズバリアが無く,常時レンズが剥き出しになっていた。
 レンズ第1面はボディよりも若干窪んだ位置にあるため,レンズバリアが無くても大した問題ではないのだが,しばらく使っているうちにレンズフードを付けてみたくなり,中古カメラ屋で見つけたのがこのかぶせ式フード。桜の花びらの中に数字の「六」は,古い写真ファンには懐かしい「小西六」のマークである。
 4枚増えて値段は同じ……のさくらカラー,ピッカリコニカ,ジャズピンコニカ,ヘキサー……,写真ファンならずとも記憶に残っているはず……かも,たぶん,きっと。

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 そのままフードを接着するわけにはいかないので,25.5mm径のWalzフィルターの枠のみをボディに付けてある。厚みのあるWalzのフィルター枠だが,そのままだとかぶせ式フードが外れやすいので,同じ25.5mm径のオリンパスのUVフィルターをねじ込んでいる。

 その他には,東急ハンズか何かで買ってきた粘着材付きの皮革シートを,ボディの下半分に貼り付けたりしている。やや間延びした感もある元々のデザインが,この皮革シートでかなり引き締まったんじゃないかと思い込んでいた。

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2008年10月16日

Unbelievable! 新MacBookの製造方法が…

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 10月15日水曜日,AppleのノートパソコンMacBookラインナップがモデルチェンジした。約5年ぶりの大幅な変更と言える。NVIDIAのGPU (GeForce 9400M) チップセットや LEDバックライトディスプレイなどを新たに採用しているものの,プロセッサの動作クロックやサイズ/重量にはあまり変化はなく(だいぶ薄くはなったが),むしろノングレア・ディスプレイが選べないとか,FireWire 400ポートの消滅とかネガティブなイメージもつきまとい,いまいち話題になっていないような気がする。

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 個人的には,昨年4月にMacBook Pro昨年8月にVAIO type Tを買ったばかりなので,新しいノートパソコンを買えるような状況ではないし,新しいMacBookを見ていると欲しくなってしまいそうなので,あまり関心を持たないようにしている。

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 興味のスイッチが入ってしまうと,うっかり衝動買いしてしまいそうで怖い。

 ただ,Appleが「ユニボディ」と呼んでいる新しいMacBookの筐体の製造方法(10月15日の発表前にリークされていた「Brick」のことだろうと推測される)にだけは,どうしても無関心ではいられない。

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 (AppleがWebサイトで公開しているムービーから)

 ユニボディは,アルミ合金のブロック材をマシニングセンタで削り,表面に酸化皮膜処理を施している。従来の筐体がアルミ・ダイキャストのフレームとアルミ板金のプレス材を組み合わせて作られているのに対して,筐体を一体加工することで軽量化と高剛性化を図っているという。

 AppleはWebサイトで次のように説明している。

 このレベルの精密さを達成する唯一の方法が、航空宇宙産業で
ミッションクリティカルな宇宙船部品の製造にも使われている
CNC(コンピュータ数値制御)装置を使って、一枚のアルミニウム
からユニボディを削り出す技法だったのです。

 私が現在飯を食っているのがこの分野で,確かにほとんどの機器の筐体はアルミ合金の削り出しで作っている。軽量化と高剛性を両立するのに適した方法ではあると思う(積層したCFRP [Carbon Fiber Reinforced Plastics: 炭素繊維強化プラスチック]の一体成形で作るという考え方もあって,実はSONYのVAIO type Tなどでそれが使われているのも面白い)。

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 (AppleがWebサイトで公開しているムービーから)

Cnc2
 (AppleがWebサイトで公開しているムービーから)

 問題は製造コストだ。フレームを1個作るのにどれだけの時間が掛かるというのだろう。それほど高い補強リブは見あたらないが,ネジ固定用の背の高いボス(突起)は結構数多く立っている。側面のI/Fコネクタ部分などはアンダーカットになっていて,放電加工のようなコスト高になる加工を行わざるを得ないはず。

 ほぼ「個産(同じものをたくさん作らない)」と言える人工衛星用の機器ならこのような製造方法でも成り立つが(本当に成り立っているのか? もっと安価な製造方法があるのでは? という疑問は残るが),数十万台,数百万台という規模の「量産」機器で成立するとは思えない。
 金型を使って同じものをたくさん作る方法とは違って,生産個数に寄らず,同じようにマシニングセンタや放電加工機を使い,同じ加工速度で作るのだから,基本的にはフレームを1個作るのも百万個作るのも(1個あたり)同じコストが掛かるはずなのだ。こんなことは,考えられない。信じられない……。

 しかし,わずか10万円そこそこのノートパソコンという民生品において,Appleはそれを実現してしまっている。衝撃的事実だ。まさにイノベーション,革新である。どうやら,頭にこびり付いた今までの考え方が正しいかどうかを考え直さなければならないようだ。うーむ……その秘密を探るために,職場でMacBookを買ってくれないだろうか……。

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2008年10月14日

ちょっと残念な写り

 最近使わなくなっていたレンズをNikon D3に付けて,大井町の飲食店街を歩いてみた。

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 NikonのAF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G。F5のサブ機として使用していたF80や,最初に買ったFマウントのデジカメFinePix S2Proで愛用していたレンズである。

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 初期のAF-S Gタイプのレンズで,絞りリングを省略しているため使用ボディに制限がある。ピントリングとズームリングの位置も従来のZOOM NIKKORとは逆になっていて,賛否両論いろいろだった。

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 逆光になるとフレアでコントラストが大幅に低下してしまった。銀塩フィルムカメラで使っているときには気になったことはなかったのだが……。

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 こちらは「さすけね」にアップしたほうの写真。ほんの少しレンズを下に向けた程度の違いだが,多少マシな写りになっている。その他の「さすけね」の写真でも,極端な逆光でなければそれほど悪い写りにはなっていない(と思う)。レンズ保護フィルタを付けているわけではないし,カビが生えていることもない。デジタルカメラとは何か相性が悪いのかもしれない。

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 銀塩フィルムカメラF80D(データパックなし)。Nikonのカメラとしては小型軽量で,なかなか良くできたカメラだった。富士フイルムのFinePix S2Proのベースとなったことでも知られる。
 AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5GもF80Dもほとんど使わないので,売り払ってしまっても良いのだが,根が貧乏性なので,このレンズやカメラを持って歩いた旅の記憶や二束三文にもならない売却価格を考えてしまい,いまだに手元に置いている。

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2008年10月11日

根強い人気の MINOLTA CLE

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 こういうMマウントのデジタルカメラがあったらいいなぁ,ということで,なんとなく銀塩フィルムカメラ MINOLTA CLE の写真を撮ってみた。

 ミノルタがライツ(かの有名なライカを作っている会社である)と共同開発したCLの後継機種(CLE発売時にはライツとの提携は解消していた)で,CLや当時のライカには無いAE(自動露出)が付いているのが特徴だ。

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 マニュアル露出で使おうとすると露出計が動かなくなってしまうとか,露出補正が異常にやりにくいとか,外装がプラスチックだとか,電源スイッチなどが異常に安っぽいとか,壊れたら部品がないので修理かきかないとか,いろいろ問題のあるカメラではあるが,Mマウントが使える小型軽量廉価版のライカとして(何しろ本家ライカは高い),中古市場でも意外なほど人気が衰えていないようだ。

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 異常に安っぽい電源スイッチ。

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 フィルム巻き戻しクランクがボディ底面に付いている。その右側の電池蓋もまた,妙に安っぽい感じではある。

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PowerMacG5のメモリ増設

 所有する唯一のデスクトップ・パソコン,PowerMacG5を購入してから約4年になる。Apple社のハイエンド・デスクトップ・パソコンは,プロセッサがPowerPCからIntel Xeonになり,名称もMac Proとなったが,その美しいデザインは基本的に変わっていないため,ずっと新しいハイエンド・パソコンを使っているような気分だった。

 しかし,ノートパソコンとしてCore 2 Duo搭載のMacBook Proを使うようになると,プロセッサの動作クロックやメモリ容量がほぼ同じでも(PowerMacG5: PowerPC Dual 2GHz, メモリ2GB,MacBook Pro: Core 2 Duo 2.16GHz, メモリ2GB),微妙なレスポンスでメインマシンのPowerMacG5のほうが見劣りするようになってしまった。

 あくまで想像ではあるが,2次キャッシュの大きさの違い(PowerPCは高速だが512KB,Core 2 Duoは4MB)や,メモリの周波数の違い(PowerMacG5がDDR SDRAM 400MHzなのに対して,MacBook ProはDDR2 SDRAM 667)が効いているのではないかと思われる。

 PowerMacG5を買ったときから気になっているのがメモリ容量である。買ってすぐにでも4GBに増設したかったのだが,PowerMacG5に対応したDDR SDRAMモジュールが異常に高価だったのだ。すぐに安くなるだろうと思っているうちに,主流は高速動作・低消費電力のDDR2 SDRAMへと移り変わり,さらにはDDR3 SDRAMの時代になりつつある。激安のDDR2 SDRAMモジュールを尻目に,PowerMacG5対応のDDR SDRAMは高値状態で安定していた。

 そうこうしているうちに,WebでDDR SDRAMの価格をチェックすると,高値安定のまま「品切れ」が目立つようになってきた。

 これはまずい。
 このままでは入手が困難になるかもしれない。

 思い立ったが吉日,というわけで,PowerMacG5での動作保証があるDDR SDRAM400 (PC3200)モジュール4枚を購入して,メモリ増設を行った。4GB分で2万円を少しオーバーしてしまったが,これを我慢していると新しいMac Proでも買ってしまいそうなので仕方あるまい。

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 取り外した2GB分のメモリモジュール。

 大昔の話だが,私が某富士通でハードウェアの開発をしていた大型汎用機M-1800やスーパーコンピュータVP2000の最大構成での主記憶が確か2GBだった(その1世代前のM-780シリーズは最大256MB)。
 当時のパソコンといえば,Macintosh512Kのメモリを4MBに増やすのに約15万円掛かったり,20MBのハードディスクが25万円もしたのだった。数億円だか数十億円(ハードウェアの値段はよくわからない)もする巨大なコンピュータ(最大構成では体育館のような部屋が必要)と同じ記憶容量が,個人で扱えてしまう時代になったのだから驚いてしまう。

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2008年10月10日

今すぐわたしを見て/火取ゆき

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今すぐわたしを見て/火取ゆき

 火取ゆきという歌い手を知ったのは,まったくの偶然だった。友川カズキ(かずき)のライブ情報を調べようと渋谷アピアのWebサイトを見ていたところ,友川カズキの歌をカバーする女性の歌い手がいるということに驚いたのがきっかけだった。

 友川カズキといえば,強烈な秋田訛りで魂の叫びを絞り出す,フォークソング嫌いな私をも虜にした One and Only の歌い手である。彼の作る歌は彼自身の中から湧き出た感情を表現したものだから,友川カズキの元を離れて他の歌い手が歌うことなど想像だにしなかった。しかも,女性歌手には歌えるものではないと,勝手に思い込んでいた。

 火取ゆきというのは,どんな人なのだろう。とても気になった。彼女のプロファイルを見て,腰を抜かしそうになった。福島県三春町出身。オレと同郷じゃないか……。

 すぐに火取ゆきのCDを入手した。『今すぐわたしを見て』『真昼の星空』の2枚。

 初めて彼女の歌を聴いて,そのうまさに感動した。もちろん,音程が正しいかどうかという些細なレベルの話ではない。歌詞がしっかりと咀嚼され,聴き手の皮膚を突き破って心臓に突き刺さるのだ。
 友川カズキのように声を絞り出すように絶叫することもなく,素直に淡々と,ややハスキーな低い声で歌う。妙なひねりや癖のない,旨く歌ってやろうというケレン味もない,正直すぎるほどの歌い方なのに確かな存在感がある。余分なものがそぎ落とされた中から,歌で表現された世界が沸き上がってくる。凄いものを聴いてしまった……という印象だった。
 それからずっと火取ゆきを聴き続けている。

 さらすのは恥しかない
 ありのままあらんかぎり
 血肉とていつかは
 皮膚を出て不明になるのだや

(友川かずき 作詞・作曲『ワルツ』より)
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1. 夜の教室
2. 海みたいな空だ
3. ワルツ
4. グッド フェローズ
5. 空
6. 私の花
7. 柿の実なっても誰もいない家
8. ダンス
9. 水には映らない
10. 地球がおかしい
11. 弟
12. 花火

Musician:
 火取ゆき  Vocal, Acoustic guiter
 石塚俊明  Percussion
 永畑雅人  Piano, Accordion, Synthesizer
 松井亜由美 Biolin
 金井太郎  Acoustic Guiter
       ── 特別参加 ──
 友川かずき Voice, Acoustic Guiter

Recorded Studio: 渋谷アピア '96.6 Studio Live

【参考】
 火取ゆきの 2nd Album...
Mahiruno_
 真昼の星空/火取ゆき

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2008年10月 9日

旅の必需品(電子辞書)

 最低限のお金とカメラと折り畳み傘さえあれば,どこにでも気楽に旅に出られる(……かな)。バッグは両手が使えるリュックサック。できるだけ小さいのがいい。

 7〜8年前からリュックサックのポケットに欠かせないのが,これ……
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 電子辞書である(サイズ比較のため,隣にiPhoneを置いた)。

 古いタイプの電子辞書なので,広辞苑とマイペディア(百科事典)と英和/和英辞典ぐらいしか入っていない。その中で重宝しているのが,マイペディアである。
 マイペディアには大きな都市だけでなく,小さな町の情報まで入っているので,急に下車した駅の周辺がどのような町なのかを調べることができるのだ。

 7〜8年前に買った電子辞書なので,平成の大合併には対応していないが,たとえば,私は横浜市港南区在住なので「こうなん」で検索すると,次のような日本の地名が引っかかる。

 甲南[町] 滋賀県南端,甲賀(こうか)郡の町。
 江南[市] 愛知県北西部,木曽川左岸の濃尾平野にある市。
 江南[町] 埼玉県北部,大里(おおさと)郡の町。
 香南[町] 香川県中部,高松市の南に接する香川郡の町。
 港南[区] 神奈川県横浜市南部の一区。

 甲南[町]の項目は次のように続く。「野洲(やす)川の支流杣(そま)川に沿って中心集落があり草津線が通じる。米作と酪農を中心とした農業を行ってきたが,近年は宅地開発が進み,工場も立地している。49.65km^2。2万0027人(1999年)。」
 最近では携帯電話で情報を検索することもできるが,なかなかこのレベルの情報を得るのは難しい。

 iPhoneを使うようになって,Wikipedia等を簡単に検索できるようにはなった。これだけ市町村合併が頻繁に行われる時代になると,ROM搭載の辞書は内容の新鮮度においてちょっと苦しい。実際に甲南町は,周辺の町と合併して甲賀市となり消滅した。新しい電子辞書に買い換えるか,iPhoneのWeb辞書に頼るか,悩みどころである。

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2008年10月 8日

七宝焼きの誘惑

 PENTAXのカメラやレンズには,カタログスペックでは表現できない小さな工夫がそこかしこにあって,そこに魅力を感じるとPENTAXを見放せなくなってしまう。

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 小さい工夫のひとつ,フィンガーポイント。半球状の突起がそれである。
 フィンガーポイントを親指で押さえるようにレンズを持ち,カメラボディ側のレンズ着脱ボタンを親指で押さえるようにすると,ちょうど親指同士を合わせた位置でレンズの着脱ができる。暗闇でレンズ交換……する機会は少ないが,ゴミが入らないようにレンズマウントを下に向けてレンズ交換するのは簡単である。

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 造りに妥協の無いLimitedシリーズのレンズ,smc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limitedのフィンガーポイントは七宝焼きである。はっきり言ってやり過ぎだとは思うが,実際に手にしてみるとなんとなく嬉しい気分になる。

 現在,Limitedシリーズ以外の一般的なAFレンズでは,このフィンガーポイントは省略されてしまっている。プラスチックのフィンガーポイントであれば,1個の値段は取るに足りないほど小さいだろうが,接着作業や硬化時間も含めたコストは,価格競争が激しい時代においては馬鹿にならない。PENTAXの現状を考えれば,残念だが仕方のない判断だと思う。

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2008年10月 7日

痺れる問題に対する痺れる対応

 先日問題が発覚したiPhone付属の超小型「Apple USB 電源アダプタ」の件で,Webで交換手続きをした同等製品が届いた。Apple Store直営店での交換は10月10日からということなので,もう少し時間が掛かると思っていたが,なかなか迅速な対応だ。

 宅配便のニイちゃんから「改良版Apple USB 電源アダプタ」が入っている箱を受け取り,その場で箱を開けて,既存の「Apple USB 電源アダプタ」をその箱に入れて宅配便のニイちゃんに渡すという回収方法になっている。不要な箱やビニル袋が発生せず,確実に不良品を回収できる良い方法だと思った。

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 緑色のマークが改良版であることを示すらしい。よく見ると,端子の先端部分が斜めにカットされている。周辺にあるACプラグの形状を調べてみたが,このような形は珍しい。

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2008年10月 6日

大口径単焦点主義

 という本があったような,なかったような……。それはともかく,大口径の単焦点レンズをのぞき込むと,吸い込まれるような美しさに惹き込まれる。ガラスの部分が多ければ多いほど,深い湖を覗き込んだときのような感動がある。

 デジタル一眼レフを使うようになってからは,昔のように重い三脚を持って歩くこともなくなり,ズームレンズの便利さに頼り切った安易な写真ばかり撮っている。昔購入した大口径単焦点レンズを使う機会は少なくなってしまったが,たまにカメラに付けてみると幸せな気分になれる。

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 NikonのAi NIKKOR 85mm F1.4S。D3に付けても全然貫禄負けしない。

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 NIKKOR Autoレンズからの特徴,ガチャガチャ用のカニ爪。

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 PENTAXのsmc PENTAX-A☆85mm F1.4。PENTAXらしく,Ai NIKKOR 85mm F1.4Sよりもひとまわり小さい。正面から見ると,極細ベゼルのディスプレイのように枠の部分が限りなく細く,その美しさに惚れ惚れする。
 このレンズ,中古市場で10万円以上の価格が付いていたりするので,将来会社をクビになって無収入になったときにはメシのタネにしようかと思っている。

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 使い古してボロボロなので,さすがに10万円にはならないだろうなぁ……。

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 フードを付けた姿。レンズ本体はAi NIKKOR 85mm F1.4Sよりもひとまわり小さいが,フードの大きさはNikon用よりもふたまわりぐらい大きい。

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 スペック的に85mm F1.4に近いsmc PENTAX-FA77mm F1.8と比べると,大きさの違いが見てとれる。

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 smc PENTAX K200mm F2.5。F2.8よりも微妙に明るいF2.5というのがウリ。APSサイズ素子のデジタル一眼レフでつかうとサンニッパより明るい300mm F2.5相当になる。格安の中古品を買ったものだが,たまに中古屋で見かけると驚くような高値が付いていることがあったりして,売ろうかどうか悩んでしまうレンズである。

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 smc PENTAX K200mm F2.5の内蔵式フード(外側に付いているから外装式?)を引き出したところ。フードが付いているのは持ち歩き時に便利だが,フードとしての効果はいまいち。

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 最後に,大口径レンズではないが,300mm F4のレンズとしては驚異的に小さな smc PENTAX A☆300/F4。前玉の大きさはK200mm F2.5とほぼ同じだが,鏡胴は300mmレンズとは思えないほど細い。取り外し式の三脚座が付いていたら満点なのだが,それよりもコンパクトさを優先したのだろう。

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2008年10月 5日

電動式髭剃り機を買った

 面倒くさいので,普段はヒゲを剃らず,無精ヒゲを伸ばしている。ヒゲを剃るのは1〜2ヶ月に1回ぐらい。口のまわりの無精ヒゲが伸びて口の中に入るようになると,さすがに鬱陶しくてヒゲを剃りたくなる。

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 いままでブラウンのアルコール洗浄機付きのシェーバーを使っていたが,洗浄機からアルコールが漏れて使えなくなっていたばかりか,一昨日には使っているときにボディの一部がぱっくり広がり,キワ刈り用の歯が動かなくなってしまった。

 ドイツ製というと質実剛健,8m95cmから落としても壊れないほど頑丈にできているという印象だったが,すっかり印象が覆ってしまった……。

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 というわけで,買ってきたのはパナソニックのシェーバー。以前使っていたナショナルの回転式の安物シェーバーは,学生時代から20年使い続けても壊れなかったという印象が強く残っていて,それが決め手となった。
 1〜2ヶ月に1回程度しか使わないから,もっと安いシェーバーで良いような気もしたが,リニア駆動式だとそれなりの精度で組み上がっていないとそり味に影響しそうだと思い込むことにした。

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