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2008年10月23日

昔話:2台目の一眼レフ PENTAX MX

 ろくにバイトもせず,親からの仕送りで貧乏生活を送っていた学生時代。高校〜大学と,親に買ってもらったPENTAX K2を使い続けていた。電子制御式カメラの欠点というか,K2のバッテリー周りにときどき不具合が生じるようになったこともあって(何度か修理に出したが,症状が再現しなかったりして完全に直らなかった),サブ機が欲しくなった。

 これ以上親のスネをかじるわけにも行かず(と言っても,学費や生活費は親からの仕送りに頼っていたわけだが),新橋の汐留貨物駅での荷物の積み卸し(夜中と早朝に到着する貨物列車の荷物を積み卸しする)や,ゼンリンの地図調査で歩き回るなど,体力勝負系のアルバイトをやって溜め込んだ金で初めて中古カメラを購入した。

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 買った中古カメラは,ASAHI PENTAX MX。K2と同じレンズが使えるPENTAX以外の選択肢はなかった。確か新橋の中古カメラ屋で買ったと記憶している。大庭だったろうか,新橋カメラだったろうか。
 このMXは,当時世界最小最軽量をウリにしていたOLYMPUSのOMシリーズに対抗して,PENTAXの技術の粋を集めて小型化した一眼レフである。

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 セイコーと共同開発した電子制御式金属縦走りシャッターを採用するなど,PENTAX K2が電子化による高性能化を図っているのに対して,MXにはAE機能が無く,シャッターも布幕横走り式の機械式シャッターで,ちょっと古くさい仕様になっている。K2にも無かったファインダー内での絞り値読み取り窓が付いているかと思いきや,ファインダー内の露出計表示はK2等のようにわかりやすいアナログ針の追針式ではなく,簡易的なLED方式になっていたり,仕様には奇妙なところもある。

 しかし,その後,時代が平成にかわり,古い電子式カメラが故障すると部品払拭のため修理ができずに,次々に動かなくなっていったのに対して,機械式シャッターのカメラがその古い仕様ゆえに生き残ることも多くなり,中古カメラ屋では,元フラッグシップのK2よりも機能限定廉価版カメラMXのほうが人気機種になっているのも皮肉である。

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 カメラが高価な贅沢品だった時代の名残りか,PENTAXの古いレンズには角型の金属製フードが付いていた。光学的な遮光効果は角型が一番。バヨネット式のフードが一般的になった現在,プラスチック製でも良いから,単焦点広角レンズに角型フードを付けてくれるメーカーは出てこないものだろうか。

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