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2006年12月の5件の記事

2006年12月25日

PENTAXのモーター内蔵レンズ

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 K10Dのマウントは,PENTAXのデジタル一眼レフとしては初めてKAF2マウントになった。KAF2マウントはZ-1時代に登場し,MZ-Sにも採用されていたもので,マウントの内側にパワーズームレンズ(一眼レフのレンズとしては珍しく,電動ズームが可能なレンズ)用の電力供給接点が付いているのが特徴である。

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 自慢の大口径標準ズームレンズFA☆28-70mm F2.8の電力供給接点。K10DでKAF2マウントが復活したことで,K10Dでもパワーズームを使うことができるようになった。個人的には,電動ズームではなく手動ズームが好みなので,今まで電動ズーム機能を使ったことはほとんど無いが,今後登場予定の超音波モーター内蔵レンズでこの接点が使われるらしく,非常に楽しみである。

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PENTAX-DA40mm F2.8のレンズキャップ

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 PENTAXのDA40mm F2.8は,他社カメラユーザーも羨むパンケーキレンズである。PENTAXのレンズラインナップは,ズームレンズに関しては他社と比較して現時点ではかなり見劣りしているが,こういう素晴らしい(面白い)単焦点レンズがあるから,PENTAXユーザーをやめられない人も多いんじゃないだろうか。
 DA40mm F2.8は非常に凝ったレンズで,鏡胴やレンズフードがアルミの削り出し加工で作られている。さらには,レンズキャップまでもがアルミ削り出しだ。

 しかし,この凝りに凝ったねじ込み式のレンズキャップは,実際に使ってみると非常に使いにくい。ねじ込み式なので,サッと簡単には外せないのである。そのため,ユーザーの中には,フードを付けずにレンズを使い,ごく普通のφ49mmのレンズキャップを付けている人も多いようだ。

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 せっかく良くできたフードなのに,使わないのはもったいない。
 よく見ると,このフジツボ状のフードの先端にはネジが切られている。直径はφ37mmぐらい。そこでDVビデオカム用のφ37mm用のレンズキャップをはめ込んだところ,これがまたジャストフィット。格好にこだわらないDA40mmユーザーにはお勧めのTipsである。

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ニコンの1.2倍拡大アイピース

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 Fマウントレンズ用の2台目のデジカメとして,Nikonのデジタル一眼レフカメラD2Xを使っている。1台目は富士フイルムのFinePix S2Proだったため,D2Xのファインダーの見え具合には満足しているのだが,それはあくまで約1.2倍のマグニファイアアイピース「DK-17M」を付けた上での話だ。DK-17M無しのD2Xのファインダー倍率は0.86倍であり,私が併用しているPENTAX *ist DやK10Dの0.95倍に比べると相当に見劣りするのである。実際にファインダーを覗いて比較してみれば,D2Xのファインダーはさすがに良くできていて,ピントの山は非常に掴みやすいのだが,ファインダー倍率の低さはいかんともしがたい。D2Xを気持ちよく使うためには,DK-17Mが必須なのである(もちろん個人差はある)。

 ただ,このDK-17Mは,D2Xに標準装備されているアイピースよりも厚みが大きく,D2Xに取り付けると大きく出っ張ってしまうという欠点がある。フィルムカメラのF5と違って,D2Xにはアイピースの脱落防止機能が付いているので,多少出っ張っていてもいつの間にかどこかに落としてしまうことは無いのだが(F5を使っていて,高価なアンチフォグアイピースを何度か紛失したことがある),ファインダーに目を押しつけるとアイピースの角が眉毛付近に当たって痛いし(押しつけ過ぎかな?),DK-17Mの周囲のラバーが外れてしまうこともあって不便だ。

 そこで登場するのが,Nikon純正パーツの接眼目当て「DK-19」。DK-17M付属のラバーを外し(ここがミソだったりするのだが),DK-19を付けるとぴったりフィットする。接眼目当てを使わないときには,ぴったり畳んでおくこともできる(DK-17M付属のラバーを外さないと,DK-19を畳んだときにラバーの分だけ出っ張ることになる)。

 D2Xユーザーの方にはお奨めのTipsである。

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2006年12月 3日

PENTAX K10Dを使ってみて

 このブログが利用しているココログのアクセス解析機能には,訪問者がどの検索サイトでどのような言葉を検索してこのブログに訪れたのかを表示する機能があって,たまに検索ワードを頻度順にリストアップしてみると興味深い結果が得られる。
 過去4ヶ月分の結果をリストアップすると,ベスト10には「DA21mm」「PENTAX」「DA40mm」「FA43mm」「Limited」とPENTAXのカメラ関連の言葉が並ぶ。私は「かすかだり」と「さすけね」の二つのブログ(いずれも更新頻度が低いので,大きな声で「ブログ」とは言いにくいところがあるけど)を書いているが,どちらかというとメインになっている「さすけね」よりも,この「かすかだり」の内容のほうが頻繁に検索されているというのが面白い。ごく普通の商店街や旅の写真がだらだらと大量に表示されるだけのブログよりは,デジカメや(マイナーなジャズの話題ばかりとはいえ)音楽のブログのほうが一般的なのだろう。さらに,検索ワードとしてリストアップされている上記のPENTAXのパンケーキ・レンズ群に興味を持っている人が意外に多いということも言えるだろう。

 というわけで,検索サイト経由で三日画師のブログに訪問してくださる方のためというわけではないが,ここ数日で回数がうなぎ登りに増えているPENTAXの新しい一眼レフデジカメ“K10D”について書いてみたいと思う。

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 バッテリーグリップD-BG2を付けたK10Dの外観。
 無駄なハイライトラインも無く,スッキリした良いデザインだと思う。多少バランスの悪さを感じるようなところもあるが,まだ目に馴染んでいないからに違いない。バッテリーグリップとの一体感は*ist Dよりもずいぶん改善されている。剛性感も高く,極端な比較ではあるが,銀塩フィルムカメラ最上位機のLXにワインダーを付けたものよりガッチリしている。
 個人的には銀塩フィルムカメラMZ-Sのバッテリーグリップの形状が最も優れていると思っているので,その形状をそのまま採用してくれると嬉しいのだが,それは次世代のカメラに期待することとしよう。

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 ボディ背面のAFボタン周辺。
 私はいわゆる親指AF派である。使用しているAF一眼レフは,ほとんどすべて親指AFで使用している。親指AFにもメーカーや好みによって多少違いはあるが,基本的には「人差し指で押すシャッターボタンではAF動作をしないように設定し,親指でAFボタンを押したときだけAF動作させる」ことを言う。

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 K10Dを使っていて最も不満を感じたのは,バッテリーグリップにAFボタンが無いことである。*ist Dはカメラのボディが小さかったため,K10Dとほぼ同じ位置にAFボタンがあっても縦位置で親指を伸ばせば何とかぎりぎりでAFボタンに指が届いた。しかし,ボディサイズが少し大きくなったK10Dで同様の操作をするのはちょっと難しいのである。ファームウエアのバージョンアップでどこまでの変更が可能なのかはわからないが,たとえばFn(ファンクション)ボタンをAFボタンに,(メニュー等非表示状態での)OKボタンをFnボタンに変更することができると最高に嬉しいのだが……。
 バッテリーグリップにもグリーンボタンが付いたことは,悪いわけがない。付いていなかった*ist Dのバッテリーグリップが異常だったのだ。*ist Dのときには,ハイパーマニュアルやハイパープログラムの良し悪しにPENTAXの開発者自身が今ひとつ確信が持てなかったのかもしれない。

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 ボディ左肩のモードダイヤル。
 Sv(感度優先AE)やTAv(シャッター&絞り優先AE)は,いろいろなところで目にした評価を見る限りでは,まだまだその良さが伝わっていないような気がしないでもないが,個人的にはこの二つのモードの搭載は英断だったと思う。周囲の理解が進んで,もう少し機能がこなれれば,デジタルカメラには無くてはならない機能になるだろう。フィルム交換無しで気楽にISO感度を変えられるのは,デジタルカメラならではのアドバンテージなのだ。

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 ちなみにこれは*ist Dのモードダイヤル。B(バルブ)のところにヒケ(金型を使った樹脂射出成形において,冷却時に表面に生じる凹み)が生じている。さすがにK10Dではこのようなヒケは見られない。

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 シャッターボタン周辺。シャッターボタンの周りに電源レバーがあるのは,PENTAXとNikonの一眼レフカメラに共通した仕様であり,片手で電源の操作をしやすく,しかも間違って電源ON/OFF操作をしてしまうことが無いという意味で,実に正しいレイアウトだと思う。キヤノンやミノルタ(現ソニー)のカメラの電源は片手で簡単に押せない位置にあったり,逆にうっかり間違って押してしまいそうな位置にあることが多く,私にはちょっと理解できない。Nikonの銀塩フィルムのハイエンド一眼レフF5の電源レバーも同じ位置にあったが,なぜか横にあるロック解除ボタンを押しながらでないと電源レバーが動かない仕組みが付いていて,これまた首をひねる仕様だったが,さすがに今どきのD2X等にはそのような奇妙なロック解除ボタンは設けられていない。
 シャッターボタンの横にある小さなボタンがPENTAX独自の“グリーンボタン”である。このボタンを押すことで,プログラムモードでは一瞬でプログラムライン上に復帰し,マニュアル露出モードでは(カメラが判断した)適正露出に一瞬で戻ることができる。他社のカメラにもぜひ付けてほしい機能である。

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 この写真は*ist Dのシャッターボタン周辺である。K10Dとグリーンボタンの位置が異なっている。ハイパーマニュアルやハイパープログラムを目当てにPENTAXの一眼レフを愛用しているユーザーが,このグリーンボタンの位置が変わることでどれだけの戸惑いを感じるか,PENTAXの担当技術者がわからないはずがない。

 にもかかわらず,このようにグリーンボタンの位置をコロコロと変更するのは,“ハイパーマニュアル”,“ハイパープログラム”という技術にメーカーとして自信が持てていないからではないかと邪推する。
 確かにカメラ雑誌等でもかなり高く評価され続けているし,熱狂的な愛好者(私もその一人)も多いのだが,他社カメラユーザーにまでその良さが伝わっているわけではない。また,“ハイパーマニュアル”,“ハイパープログラム”を搭載したカメラの売り上げは,非搭載カメラ(K100Dや*ist D以外の*ist,MZ-3,MZ-5,MZ-Lなど)よりも少なく,評判が売り上げに直結しないというZ-1Pからの歴史もある。カタログスペックには,“ハイパーマニュアル”,“ハイパープログラム”の良さが見えてこないのだから,根の深い問題かもしれない。

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 Nikon D2Xの電源レバーも*ist DやK10Dと同じシャッターボタン周りにある。

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 個人的に位置が間違っていると考えるKONICA MINOLTA DiMAGE A2の電源スイッチ。カメラをグリップしたときの親指の位置という押しやすい位置であり,押し間違いやすい位置でもある。露出補正ボタンの位置も近く,ヘタするとファインダーを覗きながら露出補正しようとして電源を切ってしまいかねない。もちろん,メーカーもその点には気付いていて,電源スイッチを長押ししないと電源が切れないようにはなっている。DiMAGE A2だけを使っている人なら慣れれば問題ないかもしれないが,他機種と使い分けるユーザーにとっては頭痛の種である。

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2006年12月 2日

Canon IXY DIGITALモードダイヤル再不調

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 今年7月に修理したばかりのCanon IXY DIGITAL 800 ISだが,修理箇所だったモードダイヤルの調子が芳しくない。ダイヤルの動きが渋く,右手親指で回そうとしても思うように回らないのだ。特に親指の腹でダイヤルの面外方向に力を加えてしまうと,ダイヤルがまったく回らない状態になる。困ったものだ。
 後継機のCanon IXY DIGITAL 900 ISでまったく異なった構造のモードダイヤルが採用されているのを見ると,ひょっとしたらこのCanon IXY DIGITAL 800 ISのモードダイヤルには構造的な問題があったのではないかと勘ぐりたくなってしまう。

 ところで,私はこれまでずっと「(デジカメやPDAの)液晶保護シート」を貼りたくなる気持ちが理解できなかった。液晶保護シートを貼り付ければ,貼っていない状態より液晶保護シートの分だけ見づらくなるのは明白だし,液晶保護シートに傷が付けばなおさら見づらい。それより何より,デジカメで撮影した写真をデジカメ本体の液晶で「鑑賞」することは考えていなかったから,デジカメの液晶に多少傷が入っても気にならなかったのだ。また,私が今まで使用してきたほとんどのデジカメでは,液晶にハードコート処理がしてあるアクリル保護板が付いてたりして,ズボンのポケットに入れておいたぐらいでは,ほとんど傷が付くことはなかったこともある。

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 世の中では最も売れているコンパクトデジカメのひとつであるIXY DIGITALを初めて使ってみたが,今まで購入したデジカメと同様にポケットの中に入れて使ったところ,あっという間に液晶表面のコーティングがボロボロになってしまった。これはちょっと酷い。こういう弱々しい液晶の付いたデジカメを最初に使った人達が,デジカメを買ってきてすぐに液晶保護シートを貼りたくなってしまうのかもしれない。そう考えると,液晶保護シートを貼りたくなる気持ちもわからなくはない。

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 これはNikon D2Xの液晶保護カバー。これを付けっぱなしにしている人がいるのも不思議だったりする。

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