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2005年2月の6件の記事

2005年2月26日

DIALOGUE / Bobby Hutcherson


DIALOGUE / Bobby Hutcherson
 ヴァイブラホンのデイヴ・パイクに続いて,同じヴァイブラホン奏者ボビー・ハッチャーソンのアルバム,「ダイアログ(DIALOGUE)」についてかすかだってみっぺがな。
 ボビー・ハッチャーソンといえば,新主流派ジャズの先駆者としてブルーノートにたくさんのリーダー・アルバムを残しており,一般的にはそのブルーノートのアルバム「Happennings」が代表作とされる。

 1986年の映画「ラウンド・ミッドナイト」
──テナー奏者デクスター・ゴードンの素のままの演技が評判だった── に,とぼけたような役で出演して,飄々としたとても良い味(スープの味同様に)を出していたハッチャーソンが印象に残る。1970年以降はファンクやロックとのフュージョンに流れた後,近年はアコースティック路線に戻っており,ジャズが華やかだった頃を知るベテランとして健在である。

 「ダイアログ(DIALOGUE)」は,ボビー・ハッチャーソンのファースト・ソロ・アルバムである。
 Cattaのイントロ部分,ジョー・チェンバースのリムショットの後のボビー・ハッチャーソンのヴァイブラホンとアンドリュー・ヒルのピアノによるリフがいきなり印象的だ。哀調を帯びつつ,緊迫感がある。そして,フレディ・ハバードとサム・リバースのホーン陣によるテーマ,そしてサム・リバースのアドリブに突入する。バックではアンドリュー・ヒルが印象的なリフをずっと続けていて,それが,曲全体が哀調を帯びつつ緊迫感を持った絶妙な雰囲気を作り出している。

 2曲目のIdle Whileはサム・リバースのフルートによるテーマ(これもマイナー・キーの曲である)と,ミュートを付けたフレディ・ハバードのトランペットの絡みで始まる。ワルツ・タイムの曲だというだけで,個人的には嬉しくなってしまう。この演奏ではボビー・ハッチャーソンがささやかなバッキングを付けており,ささやかなバッキングではあるが曲の印象を形成している。

DIALOGUE / Bobby Hutcherson
Freddie Hubbard, tp; Sam Rivers, ts, ss, bcl, fl; Bobby Hutcherson, vib, marimba;
Andrew Hill, p; Richard Davis, b; Joe Chambers, ds.
1. Catta
2. Idle While
3. Les Noirs Marchent
4. Dialogue
5. Ghetto Lights
Recorded on April 3, 1965

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PIKE'S PEAK / The Dave Pike Quartet

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PIKE'S PEAK / The Dave Pike Quartet

 ヴァイブラホンのデイヴ・パイク,渾身の一作である。録音は1961年11月。CDが発売されるまでは復刻盤のレコードが発売されず,長い間幻の名盤として有名だったアルバムだ。友人の兄貴が持っているレコードを聴かせてもらって虜になっていた私は,このレコードを捜して中古レコード屋をあさりまくった時期がある ──結局バカ高いオリジナル盤以外にお目にかかることはなかったが──。そんなこともあってCDが発売されたときには大感激だった。
 人気のピアニスト,ビル・エヴァンスが加わっていることもあって,デイヴ・パイクの生涯最高──アルバム名の通り生涯のピーク──のアルバムと言われることが多い。ジャズファンにはPIKE'S PEAKのみの一発屋と思われがちだが,若い人にはジャズ・ロック系のユニット,Dave Pike Setの「Noisy Silence - Gentle Noise」のほうがなじみがあるかもしれない。
 ちなみに,PIKE'S PEAKはロッキー山脈の名峰であり,4000mを越える山頂まで登山鉄道で登ることができることで有名だ。その昔,西部開拓時代に何とかパイクという人が見つけた山ということで,PIKE'S PEAKという名前が付いたそうだが,まことに尊大でイヤな話である。

 さて,1曲目のWhy Notは急速調で緊張感のあるドラムとベースの4ビートで始まる。ウォルター・パーキンスのリムショットが印象的だ。そして,デイヴ・パイクのバイブがテーマを叩き,すぐにビル・エヴァンスがそれに絡んでくる。このピアノの絡み方がまことに見事だ。ビル・エヴァンスというピアニストは,いわゆる「甘いメロディアスな演奏」「オシャレなBGMとしてのジャズ」の象徴のような存在であり,ピアノ・トリオの演奏は大人気である。個人的にはジャズがオシャレな音楽だとは思えないこともあって,今ひとつ魅力を感じないピアニストなのだが,このアルバムやマイルス・デイヴィスの「Kind of Blue」のように,脇役として加わったアルバムでの演奏は,かなり硬派な印象があって大好きである。あらためて彼のピアノ・トリオの演奏を聴き直してみれば,単にメロディアスなピアニストでないことはわかるのだが,すでにちまたで形成された印象をぬぐい去るまでに至らないのが残念かもしれない。
 Why Notは作曲がデイヴ・パイクとクレジットされているが,ジョン・コルトレーンのImpressionsとメロディが同じことはよく知られている。また,同じWhy Notというピート・ラロッカの曲が『幻のテナー』ロッキー・ボイドの「Ease It」というアルバムに入っていて(私は未聴),これもImpressionsと同じメロディになっているらしい。いずれも録音年が1961年であり,どういう事情なのかは不明である。

 2曲目はエリントンの名曲,In A Sentimental Moodである。Why Notが急速調だったためスローなテンポに感じるが,案外ミディアムなテンポである。テーマをデイヴ・パイクが演奏し,そのままアドリブに入るパターンは1曲目と同じ。ここまで聴くと,気になる人は気になるのがデイヴ・パイクの唸り声。国内版のCDには「メロディをハミングしながらバイブを叩く」というふうに柔らかな書き方をしているが,どう聴いても唸り声である。演奏しているデイヴ・パイクの情感が伝わってくる感じがして,個人的には唸り声は大好きである。

 4曲目は,超有名なラテン・ナンバーであるBesame Mucho(ベサメ・ムーチョ)。Besame Muchoといえばアート・ペッパーの演奏があまりに有名であるが,このアルバムの演奏はそれに勝るとも劣らない名演である。哀愁のあるメロディが心に染み渡る。デイヴ・パイクの唸り声を絞り上げるようなアドリブを聴いていると,思わず涙腺が弛んでしまうので電車の中など他人の目があるところで聴くときには気をつけなければならない。それにしても,デイヴ・パイクもビル・エヴァンスも,アドリブで魅力的なフレーズが湯水のように出てくるのだから恐れ入る。

# 蛇足だが,Amazonのサイトではアルバム名が「デイヴ・パイク・カルテット with ビル・エヴァンス」となっているが,ビル・エヴァンスはカルテットの一員なので,「with」というのは変だ。ビル・エヴァンスは有名だからということで,売りたいがためにその名前を利用しようとするメーカーの嫌らしい魂胆を感じる。ま,CDショップによっては,このアルバムがビル・エヴァンスのコーナーに入っていることもあるぐらいだから,仕方ないか……


PIKE'S PEAK / The Dave Pike Quartet

Dave Pike, vibraphone; Bill Evans, piano; Herbie Lewis, bass; Walter Perkins, drums
1. Why Not
2. In A Sentimental Mood
3. Vierd Blues
4. Besame Mucho
5. Wild Is The Wind
Recorded on November, 1961, NewYork

【参考】

Noisy Silence - Gentle Noise / The Dave Pike Set

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2005年2月23日

PANGAEA / MILES DAVIS


PANGAEA / Miles Davis

 大好きな音楽についても,かすかだってみる。今日は,原因不明の腰痛で会社を休んでしまい,一日中エビのような形で寝転がっていたため,変わったことをしたくなったのかもしれない。

 まず最初はマイルス・デイヴィスの『PANGAEA(パンゲアの刻印)』。1975年に来日したマイルスの大阪でのライブ録音だ。同じ日に録音された姉妹盤の『AGHARTA(アガルタの凱歌)』は昼のステージ,『パンゲア』が夜のステージの録音である(二つ合わせて通称「アガ・パン」)。
 レコードには「聴覚が麻痺しない範囲の大音量でお聴きください」という注意書きがあって面白い。持っているCDは輸入盤だが,同じ注意書き(アガルタには「住宅事情が許す範囲の大音量でお聴きください」とある)が輸入盤にも書かれているかどうかは確認していない。

 私が最初にレコードというもの買ったのは高校時代である。買ったのはマイルスの『Cookin'』,そしてこの『パンゲア』の2枚。『パンゲア』は2枚組だから,金のない高校生にしては大金だった。さらに,レコード購入のわずか数ヶ月前までは,友人達が熱中していたフォークソングやロック,ポップス,そして歌謡曲にも興味が無く,家族で夕飯を食べるときに歌謡曲番組を見る程度で,音楽を聴くという習慣はほとんど無かった私が,いきなり『パンゲア』である。我ながらその無謀さに驚かされる。

 きっかけはラジオだった。ラジオから流れてきたボーカルのない奇妙な音楽が心に残った。誰が演奏しているのかはわからなかったが,それがジャズという音楽だということを知った。頭でっかちになりがちな若き高校生である。それから本屋でジャズの本をあれこれと立ち読みし,どうやらマイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーンという人がジャズの世界では偉い人らしいという知識を得て,その偉い二人が両方とも入っているお買い得な『Cookin'』と当時話題の新盤『パンゲア』を買ったのだった。

 予想通りのレコードだった『Cookin'』には大満足だったが,『パンゲア』の音楽は期待していたジャズとは全然違っていて,その当時は大失敗だったと感じ,毎日『Cookin'』ばかり聴いていたものだった。それから30年,「ウッドベースの4ビートじゃなければジャズじゃない」「エレクトリック・マイルスは堕落である」と突っ張って主張していた知ったかぶりの学生時代を経て,今では『パンゲア』や『アガルタ』を聴くことのほうが圧倒的に多くなっている。時の流れとは面白い。学生時代の私を知る人には「変節」「転向」と感じられるかもしれない。

 と,前書きが長くなってしまった。1曲目 ──と言っても,2枚組CDに合計2曲しか入っていないから,1枚目と言っても間違いじゃない── の「ジンバブエ(Zimbabwe)」は,アル・フォスターの突っ走るようなドラムで始まる。突っ走るというより,突っかかる感じ。マイケル・ヘンダーソンのエレキ・ベースの後,すぐに右手(右耳)側からレジー・ルーカスのカッティング・ギターが入ってきて,いかにもこの時期のマイルス・バンドの音になる。メンバーの中で最も地味に思われるレジー・ルーカスが,実はマイルス・バンドの音を特徴づけていたと言えるかもしれない。さらに左手側からピート・コージーのグジャグジャのギターが入り,機が熟したところでマイルス・デイヴィスが登場し,鋭いトランペットを吹きまくる。そこにソニー・フォーチュンのソプラノ・サックスが絡んでくる……,後は音の洪水,洪水。ムトゥーメのパーカッション,ピート・コージーの何でもあり的なギター・ソロ,そして「卵の殻の上を歩く」と言われたアコースティック時代を凌駕するマイルスの繊細なトランペット。レコードで聴いていた頃には,レコード盤や針の摩耗が気になったが,CDになり,さらにiPodで聴くようになってからは,もう何も気にならず,何度も何度も繰り返し聴いている。

 2曲目の「ゴンドワナ(Gondwana)」はソニー・フォーチュンのおどろおどろしいフルートで始まる。途中で「ワォッ」という歓声をあげたのがメンバーの誰かなのか観客なのかはわからない。フルート・ソロの後,5分過ぎから10分頃までマイルスが感動的なトランペットが続く。ムトゥーメがそれに絡む。マイルスのトランペットは,いかにもトランペット・ソロでござい,というような朗々としたストレートな演奏ではない。その対極にあるかのような,暗い音をくずしたグチャグチャな,しかしドラマチックなソロである。こういうマイルスのすごいトランペットを聴くと,他のトランペッターの演奏がクリシェを繰り返すだけの薄っぺらなものに聞こえてきてしまうから恐ろしい。

 そして最高のクライマックスは,28分過ぎ,アル・フォスターの強烈なシンバルの連打の後にやってくる。マイルスのソロである。映画『十戒』の一シーンのように荒れた海が二つに割れ,静まりかえったその中をトランペットを地面に向けたマイルスがゆっくり歩いてくるかのような演出である。マイルスといえばアコースティック時代は,たとえば『'ROUND ABOUT MIDNIGHT』でマイルスのリリカルなソロをコルトレーンの荒々しいテナーが引き継ぐという,「静→動」という構成が多かったように思うが,この時期には「動→静」という逆の構成を好んで使っているように感じられる。

 このアルバムを「ジャズとは認めない」と言って拒絶する人は多いし(私も若い頃はそうだった),はっきり言って誰にでも勧められるような大衆迎合的な音楽でない。でも,このアルバムのマイルスのソロに感動しない人がいたら,たぶん音楽的に不感症なのではないかと(今の)私には思えてしまう。


PANGAEA / Miles Davis

Miles Davis, tp, org; Sonny Fortune, ss, as, fl; Pete Cosey, g; Reggie Lucas, g; Michael Henderson, el-b; Al Foster, ds; Mtume, per.
1. Zimbabwe
2. Gondwana
Recorded on February 1, 1975, Osaka

【参考】

AGHARTA(アガルタの凱歌) / Miles Davis


Cookin' / Miles Davis

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2005年2月20日

Windowsの表示フォントはカッコ悪い

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 旅行時のメール読み書きとデジカメデータ吸い上げ用として,私はVAIOノートTR2/PというノートPCを使っている。ツルツルテカテカの液晶は見づらくて不満だが,IEEE1394ポートが付いていて,キーボードをUS配列に変えられるノートPCというと,このぐらいしか選択肢がなかったのである。デザインも,Apple並とは言えないが,Windows搭載PCの中では優れていると思う。
 メインのPCはMacintoshだが,世の中ではWindows搭載PCが一般的になっており,「そろそろメインもWindowsにしたら?」と周囲から言われることも多い。だが,Windows搭載のPCには個人的に不満なところがあり,毎日使用するメインのPCにするなんて今のところまったく考えられないのだ。何がそんなに不満か。まずは画面表示フォントの汚さである。

【Firefox / WindowsXP】
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 まずはWindowsXPが搭載されたVAIO TR2/PのFirefoxで「さすけね」を表示したところ。次は部分拡大である。「さすけね」は,表題,本文ともセリフ体のフォントを使用しており,Firefoxはそれなりに明朝体系のフォントで表示している。しかし,文字を構成しているドットがそのままわかるような,稚拙な表示である。後に掲載するPowerBookG4の液晶が1024×768ピクセルなのに対して,TR2/Pの液晶は1280×768ピクセルとかなり細密なのだが,それがまったく活かされていない。

【Internet Explorer / WindowsXP】
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 続いて,VAIO TR2/P上のInternet Explorer(以降はIE)の表示,そしてその部分拡大である。
 上にも書いたように,「さすけね」の表題や本文はセリフ体で表示されるようにしているつもりだが,IEではサンセリフ体のフォント表示になってしまっている。世界中のWebブラウザでシェアダントツトップ,業界のデファクトスタンダードのIEのHTML解釈が間違っているとは言いにくいが,このへんの互換性の無さは困りものである。MacintoshとWindowsの標準ガンマ値の違いどころの話ではない。

【Safari / Mac OS X】
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 そして最後はMac OS X搭載のPowerBookG4上のSafariというブラウザで「さすけね」を開いたところである。セリフ体で表示しようとした文字が,ちゃんとした明朝体で表示されている。1600×1200ピクセル表示にしたWindowsPCの22インチCRT表示よりも,1024×768ピクセルのPowerBookの表示のほうが印刷物の表示に近いというのはどうしたことだろう。

 私はパソコンでポリゴンがぐりぐり動くようなゲームをすることにはあまり興味がないし,パソコンでテレビを見ようとも思わない。さらに,自分で購入して使うものは,カッコ良く,使いやすいものじゃないと納得できない。となると,メインのPCをWindowsPCにするという選択は,当分は無さそうである。

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2005年2月19日

NTT DoCoMoがPHS事業撤退へ……

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 NTT DoCoMoがPHS事業から撤退する方針だという。とうとうこの時が来たか,という印象である。旅先でのVAIOでのアクセスや,毎日持ち歩くPowerBookでのアクセスにPHSカードを愛用してきたが,NTTパーソナルからDoCoMoへ事業が譲渡された後も,通信可能エリアが拡大する努力はまったくみられず,このまま事業が縮小していくのは誰の目にも明らかだった。

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 CFカードアダプタを使ってUSB接続することが多かった。PCカードスロットが無い(レガシーインタフェースは付いていないのだ)PowerBookG4でも使えるし,もちろんVAIOでもそのまま使える。
 カバンの中に手を突っ込んでUSBケーブルを捜すときに,手触りだけで簡単に見つけることが出来るように,しっぽのようなものを付けている。

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 こんな感じでPowerBookに繋ぐ。

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 PCカードスロットを使うとこんな感じ。

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2005年2月11日

美しくなけりゃパソコンじゃない

 今日は買ったばかりのPowerMac G5を自慢してみる。一緒に買ったApple Cinema HD Display 23インチも自慢したいところだが,こっちは後にとっておくことにする。

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 前面のインタフェース。電源ボタンには,電源マークがエッチング処理された凝ったパーツが使用されている。愛用しているPowerBookと同様の美しいパーツである。

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 側板を外したところ。PowerPC G5プロセッサが2個搭載されている。筐体内には気付いたところだけでも6個の冷却ファンがあり,各部に設置された温度センサからの情報により回転数が制御される。そのため,稼働中の騒音は驚くほど小さく押さえられている。

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 側面パネル開閉用のラッチ。デザインといい,質感といい,たかがパソコンの裏側のパーツにここまで凝るか,といった印象である。

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 側面パネルの裏側には,簡単なメモリ増設の手順が描かれている。

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 絶妙な形に形成された透明なアクリル製エアールーティングガイドがはめ込まれている。

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 ハードディスクドライブベイ。ハードディスクの増設は簡単,かつエレガントである。空きドライブ部に予備の電源ケーブル類がのたうち回っているようなことはない。

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 PowerPC G5プロセッサには巨大なヒートシンクが付いている。

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 2個のPowerPC G5プロセッサとメイン基板,およびメイン基板上のメモリモジュール(DDR SDRAM DIMM)の冷却を担うファン。小さなハンドルだけでファンの取り付け取り外しを行うことができる。

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 背面はこんな感じになっている。

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 驚いたことに,背面の放熱ファンの安全ガイドは安易なパンチングメタルや金網ではない。厚みが10mm近くあり,整流機能を持たせているようである。

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 電源ケーブル用のソケットである。背面の最下部に位置し,パソコンを設置した後は,もう二度と見ることはないような,いわば見てくれはどうでも良い部分である。
 しかし,Appleのデザイナーは「どうでも良い」とは思わないのだ。電源ケーブルを差し込むときれいに収まるようになっている。もう20年も前のこと,初めてApple社のパソコン,Macintosh 512Kを購入したときに,電源ケーブルにまでAppleマークが刻み込まれていて感動したが,その伝統は今も息づいているようだ。

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